テント日誌4月21日 経産省前テントひろば589日目~ 「脱原発テントといのちを守る裁判」への協力のお願いを発送しました
- 2013年 4月 23日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
この日は、午後1時から、テントに来て下さった皆さんへ「脱原発テントといのちを守る裁判」への協力をお願いする書類を発送する作業を日比谷図書館の研修室で予定していた。朝の段階では、前日からの雨がまだ降りやまず、四月下旬とは思えないくらい肌寒い天気だが、午後からは雨も上がるという。大量の発送物の搬入、搬出があるので、何とかやんでもらいたい。
午後1時には、ベネズエラのメディアがテントへ取材に来るという事だったので、午前中は、自宅で、通訳をお願い出来る方を手配するために連絡をとっていたが、テントのスタッフのFさんから、「雨が降っているので、今回の取材は中止にする」と電話があったと連絡をいただいた。中南米のメディア取材は珍しかったので、いささか残念であるが、「雨が降ったから中止」というのは、さすがラテン系と言うべきか。現在、毎週金曜日の16時から放送しているあおぞら放送も、英語の字幕を付けて、You TUBEにアップされているが、海外への情報発信も重要である。これからも海外メディアへの対応を含め、積極的な情報発信を心がけたい。
昼前には、雨は小降りになっていたが、風が強く、とても寒かったので、ほぼ真冬仕様の暖かい格好をして、新橋に向かった。宅急便の業者に発送物を集荷に来てもらう時間を17時前に指定していたので、作業時間があまり無く、また、時間丁度でないと、日比谷図書館の研修室の鍵を借りられないために、短時間で段取りよく作業をする必要があったが、Eさん、Tさんと発送する物品を車に積み込む頃には、雨はほとんど上がっており、台車を使ってスムーズに運搬をする事が出来た。日比谷図書館に運び込んでいる最中に、泊まり当番だったSさんとMさんが来てくれ、皆で、部屋に物品を運び込むと、前日の会議に参加されていたTさん、Iさんもいらっしゃった。封入物と作業の段取りの確認をしてから、当初は6名で作業を始めたが、途中でメーリングリストへ流した協力の要請に応じて、お手伝いに来て下さった方も加わっていただき、最終的には12人程度で書類の封入と封緘作業を行った。約3時間の作業で、発送準備が出来たのは、2000通くらい。日曜日に発送しているので、早い方は火曜日にお手元に届いていると思います。荒天の中、手伝いに来ていただいた皆様ありがとうございました。
今回テントひろばから皆様へお送りしたものは、「脱原発テントといのちを守る裁判」への協力のお願いと、国から請求されている使用料と裁判費用を賄うためのカンパのお願いなどになります。第一回目の公判5月23日まで約1カ月となり、テントひろばでも、裁判に向け急ピッチで準備を進めていますが、4月12日(金)に行ったバリカー撤去の請願に続き、現在「明け渡し請求訴訟」の取り下げを求める署名活動を行っており、署名が集まった段階で請願として提出する予定でいます。今後の日程については、決まり次第、ブログ等で発信をして参りますので、皆様のご協力を宜しくお願い申し上げます。なお、日曜日に発送が終わらなかった分については、水曜日もしくは木曜日に発送する予定です。
発送作業が終わって自宅に一度戻り、食事を済ませてから、泊まり当番のため21時過ぎに再びテントに戻ると、ちょうど第二テントで行われていた原発関連のDVD観賞会が終わり、参加者の人達が帰るところだった。第一テントの中に入ってもらい、11時過ぎくらいまで、TPPの問題や共感を集めるデモのやり方等について、話合った。この国の政治がまともに機能しない状況では、原発だけでなく、我々の生活に関する諸問題を真面目に議論出来るテントひろばの様な場所は、貴重な存在だと思う。今のような政治が続き、まともに報道が行われない状況が継続する限り、これからもテントひろばの様な場所は、必要とされると強く思う。
(Toku-san)
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