「スペースたんぽぽ講座のご案内」など-地震と原発事故情報
- 2013年 4月 27日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1818】
2013年4月26日(金) 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★たんぽぽ舎の活動と日刊メルマガ発信体制へのカンパのお願い★
(たんぽぽ舎共同代表 鈴木千津子・柳田真)
★1.スペースたんぽぽ講座のご案内
「上関原発と漁業権・・・海はだれのものか・・・」
祝島(山口県)住民の粘り強い反原発運動から学ぼう
★2.新聞・雑誌から
◇東電また隠蔽発覚!汚染水を地下に極秘処理 1月、既に破綻していた
(4月26日 日刊ゲンダイより)
◇北海道電力、家庭向け料金の10.2%値上げを申請
(4月24日 朝日新聞より)
◇ヨウ素剤配布 副作用 責任明確に 規制委
(4月19日 茨城新聞より)
◇6月後半、日本にMOX燃料到着 関電発表
(4月19日 東京新聞より)
◇東北電、東電に賠償請求へ 原発事故「施設に損害」
(4月24日 朝日新聞より)
★3.明治公園での逮捕(3月9日)、私の経験について、
今後のために報告します。(連載その9-最終回-)(多辺田 政弘)
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原発問題に関心をよせている皆さん、メルマガ「地震と原発事故情報」を
日々読んで広めてくださっている皆さんへ、
たんぽぽ舎の活動と日刊メルマガ発信体制へのカンパのお願いです。
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たんぽぽ舎共同代表 鈴木千津子・柳田真
たんぽぽ舎 メルマガ編集部
メルマガ「地震と原発事故情報」は、2011年3月11日のあの東日本大震災と
福島原発事故を期に、従来の週1回発行体制を改組し、目的も新たに、激動す
る情勢と原発大惨事に関する内容で、日刊の発行(迅速な情報発信)へと形を
変えました。
たんぽぽ舎設立から24年間の活動:原発やめよう放射能汚染食品測定の努
力の歴史と蓄積は、多くの人の支持によって内容も充実し、現在約10000人の
方々へ届いています。(内訳=メルマガ配信先6000人弱+友人・知人への転送
者数百人+ブログ掲載者多数)
原発と地震の情報をはじめ、社会の動きや情勢に合わせた文章を書き、依頼
し、さまざまなデータや付加情報を見つけて日刊で発信することは、かなりの
努力と費用がかかります。また、配信内容の情報源となる新聞、週刊誌、単行
本などの定期購読費用もかなりの財政負担です。全国各地と連絡する電話代や
FAX代・・・そして、これらの活動を支える拠点としての「たんぽぽ舎」+
「スペースたんぽぽ」の家賃(30万+33万=63万/1カ月分)もかかります。
日刊メルマガを継続・発信するため、たんぽぽ舎(5階)とスペースたんぽぽ
(4階学習室)を維持運営するため、さらには、原発再稼働阻止の全力の活動の
ために、皆さまのあたたかいカンパをお願いします。
一口千円。できれば二口以上をお願いできると幸いです。
【郵便振替 00180-1-403856 たんぽぽ舎】
【直接送付/ご持参
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5Fたんぽぽ舎】
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┗■1.スペースたんぽぽ講座のご案内
│ 「上関原発と漁業権・・・海はだれのものか・・・」
│ 祝島(山口県)住民の粘り強い反原発運動から学ぼう
└────(スペたん講座スタッフ)
熊本一規さんの講座、続編決定! 参加歓迎!
「上関原発と漁業権・・・海はだれのものか・・・」
たとえ漁協総会が決めても、漁民が納得しなければ大丈夫
祝島(山口県)住民の粘り強い反原発運動から学ぼう
日時 5月22日(水)18時30分開場、19時開始
場所 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)
講師 熊本一規さん(明治学院大学教授)、「脱原発の経済学」の著者
資料代800円
学習内容(予定)
1)安倍晋三首相の地元、山口県上関原発の建設の行方は?
2)公有水面埋め立て阻止の法律的対抗理論とは!
「埋め立てには、漁民全員の同意が必要」
3)祝島住民の粘り強い反原発運動から学ぶことは!
4)山口県の山本繁太郎知事が、上関公有水面埋め立て免許延長判断を先送り
「詭弁」に彩られた知事答弁
山本知事は2013年3月4日の記者会見で、1年間の延長について「公有水面
埋立法に基づき、申請者(中国電力)が根拠をもって申請理由の立証をで
きるかどうかを確かめるため」と説明。記者団から2012年10月5日の記者
会見などで「不許可とする」との方針を明言していたと指摘されると、
「不許可とすると申し上げた記憶はない」などと述べた。「言ったとすれ
ば、きちんと理解しないで発言したと思う」などと弁解していた。
(2013年4月1日毎日新聞地方版)
5)中国電力が4名の個人に対して起こした4800万円の損害賠償請求訴訟、
いわゆるスラップ(恫喝)訴訟について
6)質疑、討論
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┗■2.新聞・雑誌から
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◆東電また隠蔽発覚!汚染水を地下に極秘処理 1月、既に破綻していた
(4月26日 日刊ゲンダイより)
東京電力の悪質な隠蔽工作がまた明らかになった。福島第一原発の汚染水の
量が1月には地上タンクの容量を超え、その水を水漏れ事故が起きた地下貯水
池に極秘に投入していた。にもかかわらず、東電はこの事実を隠し、地上タン
クは順調に増設され、容量に余裕があるとウソの報告をしていた。けさ(25日)
の東京新聞が報じた。
東電の汚染水処理計画は、放射性物質を除去できる新しい装置を昨年9月か
ら稼働することを前提にしていた。しかし、それが延期となり、処理計画は破
綻。年明けにタンクはいっぱいになり、地下貯水池に汚染水を入れ始めた。
計画の破綻を公表し、すぐに地上タンクの増設に着手していれば、汚染水漏
れ事故は防げていた可能性が高い。保身を優先し、危険を拡大させた東電の責
任は重い。
◆北海道電力、家庭向け料金の10.2%値上げを申請
(4月24日 朝日新聞より)
北海道電力は24日、家庭向け電気料金を9月1日から平均10.20パーセント
値上げしたいと経済産業省に申請した。政府の認可がいらない企業向けも、
平均13.46パーセント値上げする考えだ。本格的な値上げは第2次石油危機以
来、32年ぶりとなる。
電力料金の値上げ申請は東京、九州、関西などに続いて6社目。
◆ヨウ素剤配布 副作用 責任明確に 規制委
(4月19日 茨城新聞より)
原子力規制委員会は18日、原発5キロ圏内の住民に甲状腺被ばくを防ぐ安定
ヨウ素剤を事前配布する手順を盛り込んだ原子力災害対策指針の改定案につい
て、原子力施設の立地・周辺の26道府県担当者に説明した。自治体側からは、
住民がヨウ素剤の服用で起こした際の責任の所在地を明確にするよう求める意
見が出された。
改定案では、事前配布は医師が立ち会い、自治体が住民説明会を開いて服用
の目的や副作用について説明するとしている。
規制委事務局の原子力規制庁によると、道府県の担当者は、ヨウ素剤の配布
手続をより具体的に示すことや、副作用に対する責任を誰が負うのかなどの検
討の必要性を指摘したという。
改定案は意見公募を実施しており、5月中に正式に決定。その後、準備が整
った自治体から順次事前配布を始める。
◆6月後半、日本にMOX燃料到着 関電発表
(4月19日 東京新聞より)
関西電力は18日、福井県高浜町の高浜原発3号機向けのプルトニウム・ウラ
ン混合酸化物(MOX)燃料を積んだ輸送船2隻が17日(日本時間18日)、フ
ランス・シェルブール港を出発し、同国の領海外に出たと発表した。6月後半
に日本の領海に到着する予定。日本向けのMOX燃料輸送は東京電力第一原発
事故後初めて。関電によると、輸送船は南アフリカの喜望峰を経由するルート
を通るという。
高浜原発3号機は長期停止中だが、関電は今年7月の再稼働を目指すとして
いる。輸送されるMOX燃料は、関電が2008年に発注。11年中に輸送予定だっ
たが、東日本大震災の影響で延期されていた。
◆東北電、東電に賠償請求へ 原発事故「施設に損害」
(4月24日 朝日新聞より)
東北電力は24日、東京電力福島第一原発の事故に伴う損害賠償を、東電に求
める方針を明らかにした。自社施設が使えなくなったことに伴う損害の賠償を
求める。原発事故に伴う損害賠償を、やはり原発を推進してきた同業者が求め
るのは極めて異例。エネルギー問題などで足並みをそろえてきた業界の一体感
よりも、自社の経営を優先する。(後略)
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┗■3.明治公園での逮捕(3月9日)、私の経験について、
│ 今後のために報告します。(連載その9-最終回-)
└────(多辺田 政弘)
~~~不起訴・釈放になってうれしかった。その陰には多くの皆さんの
支援があった。これからも私にできる「脱原発の道」を歩く。~~~
釈放されて、湾岸所の建物を出る所まで四谷署の三人が見送に出てきた。私
は「お世話様になりました」という言葉が咄嗟に口から出た。自分でも可笑し
かった。
モノレール「ゆりかもめ」の「船の科学館」駅まで迎えに来てくれた三人と
歩きながらお喋りをした。友人は(たぶんユーモアも込めて)「心配して損し
た」と言って憮然として黙って歩いた。娘などは「警察に先生なんて持ち上げ
られていい気になっていたんじゃないの」と怒っていた。三人は私が「寒い留
置場の中で辛い夜を過ごしたんじゃないか。辛い取り調べを受けたんじゃない
か」と心配していたのに、当の本人があっけらかんと笑いながら四谷署の署員
に「お世話になりました」なんてお辞儀までしていたのが不思議でしょうがな
かったようなのである。
なるほど、皆が憮然としていた気持ちは痛いほどよくわかった。しかし、私
はやはり秘かにほくそ笑んでいたのである。私は手錠を掛けられた時から、
「不起訴・釈放に持ち込むことが私の闘いだ」と決めていたからである。「こ
んな些細なことで公務執行妨害罪なんて成立させてたまるか。不起訴にするこ
とが、逮捕の正当性がなかったということを公に認めさせることになるのだか
ら。不起訴は警察の負けということになる」と。だから、四谷署の人たちも敗
北したことを理解して神妙だったのだろう。…しかし、正直言えば、私がニコ
ニコしていたのは、そういうカッコイイ図式的な見方からだけではなかった。
やっぱり解放されて嬉しかったのと、一日でも顔を付き合わせて取調室で向か
い合った四谷署の人の良さそうな刑事を単に「権力側の手先」とだけしか見れ
なかった訳ではなかったからでもあります。やっぱりどうしようもなく人間が
見えてきてしまうのです。――そんな私の割り切れない(「煮え切れない」と
言うべきか)「心の内」は、その時心配しながら迎えに来てくれた三人にはす
ぐには言えませんでした。
それから、新橋に出て駅の近くで四人でラーメンを食べながら、私には想像
だにしなかったことが外で起こっていたことを知らされました。ユーチューブ
で逮捕劇の画像が流され、四谷署と湾岸署に抗議の電話や釈放要請が沢山送ら
れたという話。弁護士さん達が東奔西走して下さった話。いやはや、ビックリ
する話ばかりだった。この間、私の娘や弟も連絡の中継役になって大変だった
ことなどを矢継ぎ早に聞かされてビックリ仰天した。
とにかく、集会の主宰者たちが心配しているから、ちょうど今夜開かれてい
るシンポジウムに行って、主催者側に経過を説明する義務がある、と娘たちに
強く言われ、私も納得し、大井町の駅の傍で開かれていたシンポジウム会場に
向かった。そこで、「3・9さよなら原発集会・デモ」の実行委員の人々に会
い、経過説明とお礼を述べて、帰宅させて頂いた。私は逮捕後、壁の中では自
分一人で「たった一人の反乱」をしていると思っていましたが、そうではなか
ったのである。ご支援いただいた方々に心より感謝申し上げます。ここでは省
略させて頂きますが、「不起訴」になったのは、多くの皆さんからの支援の賜
物であったということは、振り返ってみれば、何となく「思い当たる」場面
(四谷署、湾岸署や東京地検での対応)がいくつもありました。やっぱり皆さ
んの声が四谷署にも湾岸所にも東京地検にも届いていたのだ、と確信しました。
本当に有難うございました。
私はこれに懲りることなく、これからも私にできる「脱原発への道」とは何
かを考え、この経験の意味を深め、ささやかでも私なりに出来ることを模索し
続けることによって、皆さんへのお礼とさせて頂きたいと思っています。
(二〇一三年三月二三日 多辺田政弘)<完>
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【編集部より】
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