孫崎享氏のTwitterより”それでも自民党に投票するのか。何故だ。福島危険で原因調査も出来ない状況”など
- 2013年 5月 14日
- 時代をみる
- 孫崎享
<5月12日>
原発・安倍首相:安倍首相の危険性は物事の一面しか見えない、見ない。危険すぎて福島原発原因すら究明できない状況でよく原発セールス出来る。原発企業の走狗。これが日本の首相です。13日読売「首相、東欧で原発セールス…4国首脳、ポーランド、チェコ、スロバキア、ハンガリーと会談へ」
沖縄独立論:中国の中に、対日カードとしてもてあそぼうとするグループがいる。沖縄独立論は現在の日本政府の政策が沖縄県民を代表するか否かの問題。沖縄県民はこの問題の討議に決して中国を関与させるべきでない。
原発・もんじゅ:13日朝日「原子力規制委員会は近く、日本原子力研究開発機構に、原子炉等規制法に基づき、高速増殖原型炉「もんじゅ」(敦賀市)の使用停止を命じる方針を固めた。内規に違反し、1万個近い機器の点検を怠っていた問題を重くみた。」。「1万個近い機器の点検を怠っていた」!
<5月11日>
原発:それでも自民党に投票するのか。何故だ。福島危険で原因調査も出来ない状況。12日朝日「自民党は参院選公約の元になる総合政策集で、原発再稼働を明記する方針を固めた。衆院選では”3年以内の結論を目指す”としていたが、原発の安全確認を前提に再稼働を容認する安倍政権の姿勢にあわせた」
TPP:又、騙されたふりをして自民党に投票するのか。11日日経「自民党、参議院選公約案、TPPは農林水産分野の重要5品目の聖域を確保する」、自民党はTPP反対すると思って投票したんでしょう。また騙されたいのですか。騙されないと仲間外れになる、それが怖いのです
<5月10日>
学問の中立性:昨日中国出身の学者と話。大学の紀要に論文提出したら、「論文に学問の中立性欠如」として掲載拒否されたと述べていた。学問に中立性。いつからこんな概念が出たのだ。創造性は常に常識に挑戦。中立性維持して創造性出るわけない。今日学界の社会貢献、御用学者除いて小。こんな基準。
原発:国民もなめられたものだ。今なら再稼働進めると言っても国民は反対する政党を探せないと思っている。そうなんだろうけど、福島原発の危険継続の中でどういう神経の人々だ。11日共同「自民党が夏の参院選で掲げる公約原案の全容が10日、判明。安全性の確認を条件に原発の再稼働方針を明記」
講演:聴衆者が「貴方の『戦後史の正体』岸信介の記述に疑問。岸はCIAに育てられた。それが何故対米自立の政策できるのか」と質問。それで「本にその問の答え書いてある。読みましたか」と聞くと、まだですという。本を読まないで、本を批判する、この神経どうなのだろう。多分ネットみてるのだろう
講演:今日「憲法九条を守る」三島の会で日米関係講演。約150名でほぼ満席。主催者朝日地方版告知の欄に依頼していたが載らず、代わりに「野良猫の命を守る会」か何か掲載。何故?(1)朝日新聞は孫崎を排除、(2)日米同盟より野良猫の命の話が重要、(3)掲載のくじで外れた、朝日読者離れるよ
<5月9日>
中国の北朝鮮締め付け:10日朝日「中国4大国有商業銀行全てが北朝鮮への送金業務を停止いずれも北朝鮮のミサイル発射や核実験を受けた制裁措置の一環で、中国政府機関からの直接の指示があったという。核実験の今年2月から3月から実施」
ダレス発言 to station as many troops in Japan as we want where we want, and for as long as we want or do we not. That is the principal question?
<5月8日>
ウォルフレンとの共著『独立の思考』出版に際して(24日発売):、日本人は一刻も早く「対米追随」がもたらす繁栄の幻想から覚醒すべし。その中、ウォルフレンの言葉に耳を傾ける必要あり。「ウ」は官僚独裁に蝕まれた日本社会の本質を鋭く暴いた。処女作『日本/権力構造の謎』(一九九〇年)に深い感銘。しかし、今「ウ」聞かず。最早かつての切れ味喪失したか。逆。彼の切れ味さらに鋭く、深化。「ウ」は陳腐化した官僚批判超え、日本が抱えるタブーの本質に切り込み。例えば、「小沢一郎」。小沢一郎が、なぜメディアや検察から執拗な攻撃を受け続けたか。この答えを明確に示したのがウォルフレン。日本社会に政治や官僚機構、メディアに至るまで「対米追随」のシステム。そのシステムを小沢は根底から破壊の意図。だから彼は、検察やメディアによる「人物破壊」のターゲット。「外交」から日本の問題を読み解いてきた私と官僚論を出発点に日本社会論の「ウ」が、ともに「対米追随」という元凶に行き着いた。別々の道で山を登ってきた二人が、頂で出会う様。〝独立〟とは、決して日本の平和と繁栄を妨げるものではない。逆にこの国が将来にわたって繁栄を築くために必須の思考なのだ。
案内:日刊ゲンダイ連載、木曜日10日より。連載「日本外交と政治の正体」
①<TPPに参加すれば間違いなく国家主権は侵される>安倍首相は沖縄の反発を無視して「主権回復の日」のセレモニーを行った。そんなに大事なら、なぜ、主権を喪失するTPPに参加するのか
<5月7日>
韓国・オバマ・安倍:8日時事「朴大統領は米韓首脳会談で、オバマに”北東アジア地域の平和に、日本が正しい歴史認識持つ必要”と指摘」。オバマ・朴会談、親近感演出、米国安倍首相に韓国と仲良くしろと言ってくる。安倍氏支持に従う。これで盛り上がっていた反朝鮮の動きどうなる。ロボットか独自か
韓国は日本より中国が好き:7日WSJ「日韓世論調査結果、韓国人に韓日関係と韓中関係どちらを重視かで、中国が35.8%、日本は9.3%。親近感も、中国が36.2%で、日本13.5%。今後世界政治リード国の問で中国が71.7%に達し、米国とほぼ並んだ」
米軍内性的攻撃:7日NYT「ペンタゴンは軍内における性的攻撃件数を発表。2012年会計年度は2011年度の19、000件から26,000 件に増加。」、軍の内部ですらこれだけの数。外国駐留の際は当然多数。狂犬を番犬に使っているようなものだ。
北朝鮮:習近平、北に容赦しないとみられてたが厳しい。7日共同「中国の国有大手、中国銀行は7日、北朝鮮の貿易決済銀行である「朝鮮貿易銀行」に対し、取引の停止と口座の閉鎖を通知したと発表」
安4首相とネトウヨ:7日読売[在日韓国人らをネット中傷排斥控えよ…首相」、ネトウヨの方々はどうするのでしょう。右派の安倍首相にたしなめられた。でも主義貫くのでしょうか。ついでにお教えしますと、米国も日韓仲良くしろと言っています。安倍首相はこれに従ったので、従うのがよろしかろうと
<5月6日>
中国海軍:7日産経 野口裕之専門委員「中国軍が学習する怖さ 「質も量」整え…軍事的優越消えた自衛隊、米軍」
「揚陸艦に限らず、中国の建艦ラッシュは凄まじい。現有数2位のロシアに迫る。しかも技術の急速な進歩で「質も量」も整え、最早自衛隊や米軍が、軍事的優越を感じる戦力差ではない。」
ロシア:6日CSM「反プーチン抗議運動の主催者たちはすでに約30名逮捕されている。月曜日、釈放要求などでデモ。主催者側発表3万人、警察発表8千人。2度目のプーチン政権発足時より抗議運動低下。社会に無力感、しかし強い焦燥感が存在する」
シリア情勢:5日WP「米軍がシリアに直接軍事介入する可能性は依然低いが、イスラエルの対シリア領内空爆(4月2日ー3日)と、それに引き続いて起こるかもしれないシリアの報復によって、オバマ政権は今対シリア政策の見直しが迫られている」
日刊ゲンダイ:日刊ゲンダイで定期的にコメントを書く話が進んでいます。うまく進展すれば今週にも実現します。
<5月5日>
カルザイ(アフガニスタン大統領)とCIA:4日星条旗新聞「カルザイ大統領にCIAが多額の金額を提供したことが米国国民を怒らせている。カルザイとCIAの結びつきは1980年代から。対ソ連抵抗への支援はパキスタン経由。その例外がカルザイ。カルザイはステンガーをCIAから購入の斡旋等」
外交安全保障:5日読売「日本版NSC法案、6月提出へ…来春始動目指す」。日本に対米追随以外に、今や独自の戦略はない。ではなぜNSC型構築目指すか。簡単です。米国の圧力に最も弱いのが首相。ここに圧力をかけ全て実行できる、より隷属的統治メカニズムを作るためです。
<5月3日>
案内:糸数慶子(参議院議員)『沖縄の風よ薫れ』、Ⅰ”目覚めへの道、平和バスガイドの活動、Ⅱ夫婦対談、議員と新聞記者と、原点としての喜瀬武原闘争、Ⅲ対談孫崎享×糸数慶子、沖縄の果たす役割、オスプレイ配備と沖縄差別、米国内にいる安倍批判、尖閣棚上げは両国の合意、力になるのは女性と若者
<5月2日>
普天間:連携は沖縄自民党より酷い。二日沖縄タイムス「大阪維新の会(橋下徹代表)と、県内政党のそうぞう(下地代表)は1日、政策協定を締結。米軍普天間は「まずは日米合意の辺野古移設を進める」と明記。県内保革全8政党が辺野古移設に反対してきたが、そうぞうは辺野古推進する唯一の政党
尖閣問題・ニコニコ発信:「2日一時参議院予算委員会冒頭公述の骨子)、尖閣諸島の棚上げの日中両国間の合意はあったー栗山元外務次官、制空権を日本が奪うシナリオはない。日本としてはどう外交的に有利な条項を築か。その核は「棚上げ」。棚上げは双方主権を主張する中、軍事紛争を避ける知恵
案内:徳間書店「孫崎享の真実の戦後史!あなたは日本国憲法を読んだことがありますか?対談 保坂正康「北方領土を取り戻す」竹島・尖閣諸島の真実、完全収録、憲法全文、ポツダム宣言、ヤルタ協定、カイロ宣言、日米安全保障条約、発売は連休明け
参議院予算委員会公聴会:私が日本は対米隷属を強めているの述べたのに、片山虎之助氏、驚いてそれは何かとの問。大多数の沖縄県民の反対を押し切り、オスプレイを配備すること等と述べ、特に2の矢は来なかった
参議院予算委員会公聴会:TPPのISD条項で国会の法律の上、尖閣棚上げ合意存在、集団的自衛権は自衛隊を米国戦略に差し出す仕組みと述べたが、自民党は20分で質問なし、公明党15分もこの三点に質問なし。大西議員のように不在の場でとんでもない発言者というが面と向かうとそんなこと言わない
<5月1日>
防衛省人事:2日毎日「安全保障担当:高見沢・防衛研究所長が官房副長官補に。高見沢氏は自民党信頼が厚く、防衛大綱見直しを進める上で適任」、米国のジャパンハンドラーが防衛省で最も期待している人物。鳩山首相時代、普天間移転で首相の意向と逆に動いていたことがウィキリークで明らかになってた
2日読売社説批判・集団的自衛権:自衛隊を米国に隷属させ、海外派兵することが何故そんなに大切か。「集団的自衛権 憲法改正前に解釈を変更せよ。9条を改正するまでには相当な時間を要しよう。2回の憲法改正を待つ余裕が今の日本にあるだろうか。」集団的自衛権は日本防衛と関係なく、米戦略に奉仕
沖縄独立論:(反応)「沖縄の独立に反対なら沖縄県民の立場にたって一緒に行動せよ。オスプレイ反対、辺野古移転反対、沖縄の米軍基地は山口県に移転。 沖縄の心配はいらない。口先だけの同情もいらない。」
<4月30日>
アベノミックス;多くの国民にとり物価高は購買力の減少を意味し、今金利。自分の首を絞める安倍首相を新聞に踊らされて支持。何故自ら考えない。日経30日夕刊「3メガ銀、住宅金利上げ。明日から10年固定年1.4%」これからもじわじわ。でも参議院選挙で勝てば、国民気づいても、なす術なし。
沖縄・オスプレイ:沖縄県民の懸念なんか全く考慮しない、1951年のダレスの方針「好きなだけの軍隊を好きな場所に」が今も生きてる。その中、安倍首相は主権回復の日とはしゃぐ。29日星条旗新聞「ヘーゲル国防長官はオスプレイの新たな部隊、計12機を今夏に沖縄に配備予定と発表・」
原発:福島原発の事故が全く処理終わらず、危険継続の中、考えるのは金儲けだけか。30日日経「九電瓜生社長は原発電再稼働で「新安全基準施行(7月)時点で申請したい」と表明。まずは川内原発(鹿児島県)1、2号機を申請し、玄海原発(玄海町)3、4号機も速やかに申請したい」
<4月29日>
尖閣:中国外務省華報道官が定例記者会見で、尖閣諸島を「中国の核心的利益だ」と明言したことに、「ケリーは日中双方に新措置慎むよう呼びかけ、核心的利益発言はこれに反するのでないか」の質問に対して、米国国務省副報道官Ventrellは「米国の政策は従来通り」と述べるにとどまった。
TPP;嘘をつかなければならないのは、事実を知られるとよほどまずいと自覚しているのだろう。29日読売「(TPP)交渉参加について、甘利TPP相は28日、NHKの番組で”大事な部分は、ほとんどまだ決まっていないという感じだ”」『感じ』!。嘘と解って、報じる読売とNHK.罪が深い。
戦後史の正体:沖縄の篤志家が知人に配りたいのでと、20部依頼されてきました。沖縄では日本の真の独立はないことが日々実感できる。その歴史的背景は沖縄県民には痛いほどわかる。
<4月28日>
沖縄・安倍首相:安倍首相の言葉が何の誠意もなく単なる美辞麗句のつなぎ合わせだという正体は沖縄県民が最もよく理解。式典で「沖縄が経てきた辛苦に深く思いを寄せる努力をなすべきだ」。それで辺野古移転を進め、オスプレイ配備、運用を放置し、県民が「屈辱の日」としている日を祝う。よく言うよ。
29日読売社説批判・主権回復の日:「占領下閣僚人事も国の予算や法律も、連合国軍総司令部の意に反しては決められなかった。言論統制もあった。」ついでにこう付け足したらどうでしょう。「読売新聞も指示に従って書きました。この良き伝統が今日まで続いていることは皆様ご存知のとうりであります」
沖縄:今日、沖縄でのテレビ討論の前後に他の人とともに翁長自民党県連会長と話をした。迷惑かかるといけないので具体的発言内容は差し控えるが、翁長自民党県連会長の見解と私の見解の重なる所は極めて多い。よく、「一部の沖縄の人が」という言葉を使うが、沖縄の人々の日本政府への反発は極めて広範
孫崎享氏のツイットhttp://twitter.com/magosaki_ukeru
を許可を得て転載。孫崎享氏は元外交官・元防衛大学校教授。
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〔eye2262:130514〕
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