テント日誌5月1日 経産省前テントひろば599日目~メーデーのデモとエールの交換
- 2013年 5月 3日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
気がつけばいつの間にかゴールデンウィークに入っている。この歳になるとあまりその実感はないのだがそれでも何となく都心の人出は少ないようだ。もっとも、ここは都心といっても官庁街であり、人出が多ければ不思議ということになるのだろう。いつもは昼飯時には多くの人がテント前を行きかうが、今日はあまり目立たない。そのかわりに日比谷で集会をやっていたメ―デ―の行進がテント前を通る。テント前の椅子に座りながら、過ぎ行く面々とエール交換をするが、脱原発や再稼働反対のプラカードも目につく。それにしても4月28日の「国民主権回復・国際社会復帰記念の式典」は奇妙だった。要するに目的のはっきりしないものだったからだ。沖縄からの抗議、天皇の政治利用などの声もあってか式典はすぐに終わった。
ウクレレ漫談「あ~やんなっちゃった」で楽しませてくれた牧伸ニさんがなくなった。自殺とのことだ。死因は分からないが、「やんなっちゃった」という声があちらこちらで囁かれている気がする。特に安倍政権が出来てからそれが増えたのではないか。こういうつぶやきをしている間に、憲法改定のための外堀とでもいえる第96条の改正が進んでしまうと大変である。5月3日は憲法記念日であるが、すべては政府の先手でことが進行しているようで、それこそ「やんなちゃう」というところだ。事態を逆転する契機はなかなか見いだせないし、それは難しいことには違いないが、そろそろどん底からの反転が出てきてもいいのではないか。
脱原発と憲法96条の改定に反対を二大公約にして大道団結とはいかないものか。テント前ひろばの運営の基本は脱原発の大道を行くということで、こういうことを初めから考えてきた。そして、それなりの経験も積み上げてきた。だが、党派(セクト)絡みのことはいろいろと現れる。それへの対応の難しさは実感している。テントの運営には党派の参加は認めていないし、個人参加の原則は貫かれている。党派については厳しい態度を取っているがこれについては今後も変わらないと思うし私は変える気はない。自分たちもテントの運営一つで結構苦労しているからよく分かるが、選挙のような政党が主体になれば、党派からみのことはもっと難しいのだろうと想像できる。だが、政党は今こそこのことを考え、知得を出さないといけない局面にあるのではないか。脱原発と憲法96条改定反対での統一的の動きをというのは多くの国民の望んでいることではないのか。 (M/O)
◇◆◇◆◇◆ 「脱原発テントといのちを守る闘い」今後の日程 ◇◆◇◆◇◆
5月10日(金)迄「訴訟取り下げ」署名
5月10日(金)「訴訟取り下げ」を求める抗議集会・署名提出 経産省正門前
5月16日(木)「明渡請求訴訟」抗弁書提出
5月23日(木)「明渡請求訴訟」第一回公判
◇◆◇◆◇◆ 「脱原発テントといのちを守る闘い」テントからのお願い ◇◆◇◆◇
★ 「土地明渡請求訴訟取り下げ署名」への協力・拡散のお願い>
現在、テントひろばでは、「土地明渡請求訴訟の取り下げを求めるための署名」を経産省前テントひろば受付と、インターネットでお願いしております。
「土地明渡請求訴訟」取り下げを求める請願署名
http://tentohiroba.tumblr.com/post/48968694817
署名への協力、ツイッター、フェイスブック、メーリングリスト、ブログ
などでの拡散も宜しくお願いします。今回の署名は、情報を削除の上、請願の形で、5月10日(金)経済産業省に請願の形で提出します。
署名提出とテントからの連絡以外には一切使用しない事をお約束いたします。
◆「かんぱ」のお願い
裁判にかかる費用を捻出するためにカンパへの協力をお願いしています。
以下の口座まで、皆様のお気持ちをお寄せ下さい。
郵便振替口座
00160-3-267170
ゆうちょ銀行
【店名】〇〇八【店番】008(普)5289163
【口座名義】経済産業省前テントひろば
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