テント日誌5月8日経産省前テントひろば606日目…五月晴れが爽快だった
- 2013年 5月 11日
- 交流の広場
- 経済産業省前テントひろば
外務省の屋上には例年のごとく鯉のぼりが舞っていた。今年のテントは鯉のぼりが少ない。多分、誰もが感じていたことだろうが、子供の日くらいは何かのイベントをという話もあったが、裁判を控えていてこころが動かなかったのか話は立ち消えになってしまった。いつでも心豊かにということがモットーではないが、軽やかに行動をしたいものだと思う。珍しく五月晴れになった天候のように。
テントでは時ならぬタラ鍋となった。何故、今頃、鍋ということになったのは漁師さんからの差し入れの御裾分けの美味しそうなタラがやってきたのだ。そういえば、テレビで見てのことだが、北海道は雪に見舞われていたし、前日の温かさも消えて、テントの内も結構寒かったから、ちょうど良かったのだと思う。美味しいタラの鍋に舌ずつみをうちながら、連日のように鍋でにぎわっていたころを思い出していた。テント内の写真《遺影》でほほ笑んでいる吉岡さんも鍋が好きだった。いや、彼は鍋につきものの酒のほうに目がなかったのだろうが、鍋を囲んでの話が好きだったのは確かだ。もう鍋の季節ではないが、賑やかな話はいつまでも続けて行きたいものだと思う。ここにテントがあり、不服従の抵抗の姿勢を崩さぬ面々がいる限り、テントは存続する。テント前の諸行動もやがて姿を現わす日も近いと思う。
これは我々の希望であり、明日のことなど誰もわからないのかもしれない。それでいいじゃないか。テントがここにあることだけでいいのだし、その意味などは後にならないとわからないのかも知れない。政治的行為なんておよそのところそんなものであり、テントだって同じようなものだ。明日のことが分からぬテントであればこそ、愛しく思うのは世の常だし、そういう思いを胸にいだいてテントに集まろう。まだ、タラ鍋の酒の酔いが醒めぬようだ。(M/O)
◇◆◇◆ 「脱原発テントといのちを守る闘い」今後の日程 ◇◆◇◆
5月16日(木)「明渡請求訴訟」抗弁書提出 テント前のハンガーストライキの開始日(5月22日まで)。参加希望者はテント受付まで。
5月23日(木)「明渡請求訴訟」第一回公判
◇◆◇◆「脱原発テントといのちを守る闘い」テントからのお願い ◇◆◇◆
★ 「土地明渡請求訴訟取り下げ署名」への協力・拡散のお願い>
現在、テントひろばでは、「土地明渡請求訴訟の取り下げを求めるための署名」を経産省前テントひろば受付と、インターネットでお願いしております。
「土地明渡請求訴訟」取り下げを求める請願署名
http://tentohiroba.tumblr.com/post/48968694817
署名への協力、ツイッター、フェイスブック、メーリングリスト、ブログ
などでの拡散も宜しくお願いします。
★ 「かんぱ」のお願い
裁判にかかる費用を捻出するためにカンパへの協力をお願いしています。
以下の口座まで、皆様のお気持ちをお寄せ下さい。
郵便振替口座 00160-3-267170
ゆうちょ銀行 【店名】〇〇八【店番】008(普)5289163
【口座名義】経済産業省前テントひろば
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