沖縄米軍が「夜間の飲酒全面規制」を緩和するとは…
- 2013年 6月 7日
- 時代をみる
- 池田龍夫
沖縄米軍司令部は昨年12月、米兵の乱行を防ぐため、基地外での夜間飲酒全面禁止を打ち出していた。ところが同司令部が5月末、条件つきで緩和したことが明らかになった。
「レストランや居酒屋などでの飲食は午後6時~10時、ビール2杯まで」と規制しているが、全くの建前に過ぎず、実効あるまいと思っていたところ、早くも6月2日に破られてしまった。
宜野湾署は2日早朝、木材で自動車のミラーなどを叩き割っていたアマデウス空軍兵長を器物損壊容疑で逮捕。酒に酔っての犯行で、呼気から大量のアルコールが検出された。
米軍司令部の威令が徹底してない証拠であり、「夜間全面禁止」に戻すべきだが、その動きが見られない。日本政府は沖縄住民の安全確保のため厳重抗議すべきだが、その姿勢も
また見られない。政府は、「地位協定改定交渉」などを含め米側に要求しなければならない。
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