「麻生邸リアリティツアー国賠訴訟」6/17第15回期日にぜひご参加下さい!
- 2013年 6月 11日
- 催し物案内
6月17日(月)10時地裁前情宣 10時半傍聴券配布 11時開始
6月17日(月) 11時から、東京地裁429法廷にて、「麻生邸リアリティ
ツアー国賠裁判」があります。2008年の逮捕事件からこの秋で4年になりま
す。なんと麻生は財務大臣としてふんぞり返っているという状況。
裁判は平日昼間という時間帯で来にくいとは思うのですが、今回の法廷では、
「フリーター全般労働組合」の共同代表・山口素明さんが原告側証人として証言
に立ちますので、なにとぞ傍聴をお願いします。なお傍聴券の配布は開廷の30分
前ですので、10時30分までに東京地裁にいらしていただけると助かります。
この裁判は、「麻生邸リアリティツアー」への警視庁公安部の介入によって被害
を受けた参加者が、自らの受けた損害の賠償を求めて提起した国家賠償請求訴訟
です。
「麻生邸リアリティツアー」は、格差と貧困の社会におけるリアリティの回復を
目的に、派遣会社社長宅をまわる「ピンハネ御殿ツアー」などを企画していた
RTB(RealityTourBeaurou)が、2008年10月26日に第2回のリアリティツアーとし
て呼びかけました。
ツアーの内容は、当時の大富豪首相・麻生太郎の邸宅(渋谷区・当時62億円)を
見に行くもので、参加者は渋谷駅ハチ公前にあつまり、徒歩10分程度の邸宅前
まで歩いて行く予定でした。
警視庁は渋谷警察署の宇井警備課長(当時)が事前に主催者と打ち合わせをし、
邸宅付近までの行き方を指示ししていましたが、旅の行程半ばに差し掛かったと
ころで警視庁公安部の栢木警視、山口悟警部らが突然介入し、3名の参加者を拉
致したのです。警視庁は3名をその後12日間にわたって監禁し、自宅や事務所
に押入ってPCなどを強奪しました。
警視庁は「都条例違反、公務執行妨害」容疑を主張し、この「拉致・監禁・押し
入り・強奪」を「逮捕・勾留・捜索・押収」と言い換えています。しかし、当日
の映像記録から分かるように、公安部の介入にはまったく法的な正当性がありま
せん。事実、警視庁は本件を「都条例違反、公務執行妨害」事件として立件する
ことすらできませんでした。警視庁公安部の介入になんら正当性はないのです。
街を関心をもって歩くことも許されず、理由なく逮捕・勾留・捜索・押収を受け
るのなら、私たちはいかなる表現も取り組みもできやしません。
お時間のある方、近くを通りかかる予定の方、ぜひ傍聴にいらしてください!
★現在、東京地裁は国賠訴訟にもかかわらず「警備法廷」を採用し、原告Sさんの
証言を取り消したままです。こちらもぜひご覧頂き、地裁に抗議の声を上げて下さい。
声明:<東京地方裁判所第6民事部は、強権的な訴訟指揮をやめ、原告Sさんの
人証申請を採用せよ>。
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