世界経済についての覚書
- 2010年 9月 30日
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交流の広場
- 成畑哲也
<成畑哲也>
中国が驚異的な成長をとげ、東南アジアからアフリカまで、かつてのレーニンの言葉でいえば「勢力圏」に取り込もうとしているように見える。また、インドも急速に発展しつつある。ブラジルも同様である。ところがヨーロッパは信用不安に陥り、アメリカも停滞から抜け出せない。資本主義は世界資本主義としてしか存立しえないから、その全貌を解明しなければ、その構成部分すら理解しえない。アメリカでは、月の第1週の金曜日に雇用統計が発表され、その動向によって各市場も動く。まずは、雇用統計を見てから診断すべきであろう。
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