死刑廃止論へのプレリュード (11)
- 2013年 7月 19日
- 交流の広場
- 山端伸英
67.(前回、この番号を抜かしたので補充する)しかしながら、現在でも「死刑」項目をどんどん増やそうとする事態が日本にはある。それは「国防軍」なる 代物を作り、しかも軍法会議まで復活させようとする「反憲法勢力」が政権をとっているからである。平和に邁進できず、国内の外国人労働者を飛行機で強制送 還するなどの人種差別的反憲法的非道を行なうこの政権は、かのヤフーたちに支えられているのかもしれない。それが、平和と共和に尽くすことのできない人た ちが何ゆえ現憲法の下で政権を取っているのかという疑問への解答なのかもしれない。普遍的理念を持った世界に冠たる日本民族は既に姿を消したのであろう か?現在のメキシコの日本国大使目賀田や領事を見ていると、はじめから日本民族とは関係のないヤフーが政府の構成員だということに気がつくのだが、ここに 恐るべき彼らの企みの動画を張っておく。http://hy1964.blog27.fc2.com/blog-entry-182.html
ここで言明されている「死刑」はこの石破茂というヤフー自身が言っているように「気をつけてものを言わないといけないのだけど」という言葉に裏づけされた「確言」であることを彼らに投票するヤフーたちは、ヤフーであるがゆえに理解できないでいる。
ヤ フーの中に、自分たちの持っている憲法を読み、自分たちのおかれた国際的立場に気がつき、自分たちが今まで平和に邁進せず、近隣国との小突きあいに明け暮 れていたことを反省し、今もまだ、自分たちのボス・ヤフーたちが今後彼らヤフー内部での軍事体制を強め、「死刑」まで増やそうとしていることについて気が つくものがいなくてはならない。自分のことばかり考えず、将来の、子供ヤフーどものために現在とは異なったスタンスを持って生きることを、人間として生き ることを選択しなければならない。尖閣に隣国の人間が着いただけで「侵略」だと騒ぎ、携帯に「死ね!」と書かれただけで殺しあっているのが日本人の日常で はいけないのだ。
石破茂自民党幹事長のこの言明については僕はここでは立ち入らない。ただ、現在の日本ヤフー社会から日本民族を救い出してくださいと神や馬に祈り続けるのみだ。
69. 「国家の殺人」とはひとつの状況を示している。憲法9条は基本的には「国際平和」と「国際紛争」について完全な非武装を宣言している。「国内平和」につい ては「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」するというスタンスに、国民の教育上の目標価値を置いているが、「武力による威嚇又は武 力の行使」を国内紛争について9条は何もいっていない。国家は民衆蜂起に対して「武力による威嚇又は武力の行使」を行いえるかもしれない。同時に、日本国 民は市民として、国際紛争に参画が可能であり、政府の圧政や国家の危急の際には、市民武装が可能かもしれない。銃刀法は日本政府側があわてて作った護身策 でしかない。ジンマーマン事件のように「自警団」が軍の関係機関であり、その聴取や取締りに対して反抗を見た場合には「正当防衛」の名によって、反抗する 相手を殺せる可能性は、現行憲法においても「反憲法的行為」つまり「違憲」ではないかもしれない。正に「平和」は強きものの「治安」へと読み替えられて存 続しているだけかもしれない。現にフィリピンなどの外人労働者への差別的強制送還が公然と行われており、それへの抵抗が教育現場や国内市民社会ではあまり 重要な展開を持たない現状からは、今後も日本国内が国際的な常識から離れていく可能性は高いだろう。
(参照:第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段として は、永久にこれを放棄する。 ○2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。)
70. 現在時点で、「死刑廃止」の動きが弱いのは、日本社会に「凶悪犯罪」の継続的は発生という現象が生じていることも背景にあるだろう。
同時に、原発問題の拡大と告訴の遅れ審議の遅れに象徴的に見られるように、政財官体制の利害および責任の混乱と司法側の歴史的事象に対する力量上の限界、および市民側からのリーダーシップの圧倒的な不足が複雑に絡んでいる。
実 際、現在の日本は「保守」「右翼」「革新」「左翼」とかなんとかの存在する余地がないほど反動化している。世界に向けて「平和」に本当に「賭けている」勢 力など存在していたら教えてほしい。「平等社会」に本当に「賭けている」運動があったら教えてほしい。亀井静香が本気なら「死刑廃止」のためのリーダー シップを取ったのか。「日本社会」というスモッグのもとで「ぽちぽち」やってますというのが実態だろうと世間の狭い僕は思う。それでもいい。だけど、そう いう動きと政治とが隔離していたら、それも「凶悪犯罪」を生み続けている「日本社会」の問題だと思う。
サンダル履きのままでいい、リーダーシップ をとってください。山本太郎よりも真っ裸の恥ずかしくてもいいリーダーシップをとってください。日大闘争の闇に消えて言った、たぶん今やハゲ頭の兄弟たち よ、いいじゃないか、50人で筵をたてて路上に仁王立ちをしろよ、どうせ、恥ずかしいことだ、だけど同じことじゃない過去の人生と。その惨めさに反発する エリートのヤフーが出てきて、どうせ裏切るリーダーシップをとり始めても、そこから何かが始まる可能性もあるではないか。
*66番文中の概観誘致罪は「外患誘致罪」の誤りです。
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