8月18・19日、憲法を主題とした合宿を予定しています
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- 9条改憲阻止の会
2013年7月5日 連帯・共同ニュース第311号
■ 選挙結果は予想をしていたこととはいえ、ショックを受けた人は少なからずいると思います。前回の衆院選挙の後にはメディア不信で新聞もテレビもやめてしまっていると言う人、また、鬱《うつ》状態から脱しきれないという人などにあいました。僕も選挙結果の報道を見なかったし、翌日の新聞で大体のところを確認しました。しかし、この結果はある程度予想もされたことですから、政府や与党の政治との闘いに気持を切り替えて臨みたいと思います。ある朝、突然のごとく意欲が湧いてきたということではないのですが、闘う相手と課題がより明瞭になったと言える気もします。アベノミクスといわれる経済政策はお金をつぎ込んだだけ、その破綻が見えるには時間がかかるのかもしれません。でも、それはそんなに遠くではないように思います。アホノミクスという正体は誰の目にも明らかになっていくことでしよう。憲法改正や原発再稼動はこれから本番を迎えるわけですから、一剣を磨くということができるわけです。
■ 「安定は希望です」とはある政党のキャッチフレーズでした。衆参での与野党の議席のネジレは解消したかもしれませんが、政府や与党と国民の間の政治的ネジレは解消どころか、増大の傾向にあります。憲法や原発での政府の政治構想や政策と国民の意志(意向)は対立が深まるばかりです。これに沖縄の問題を付け加えてもいいとおもいます。憲法・沖縄・原発と大きな政治的課題で政府と国民は大きなネジレがありますが、これは僕らには可能性です。ここを基盤に政府の政治に抵抗し、それを変えて行く契機を用意しているのですから。要は僕らがそれを生かせるかどうかです。政府はこれを解消するための強権的政治体制の構築に励むでしょうし、治安立法強化の動きがみてとれます。秘密保全法や共謀罪などの提出があるかも知れません。だが、抵抗勢力の戦線を強めることできっちりとした闘いの体制を構築できるはずです。
■ 9条改憲阻止の会では8月18日(日)・19日(月)に恒例の夏合宿を行います。憲法問題を主題としたものです。場所は都内《YMCAアジア青年センター・千代田区猿楽町2-5-5・JR水道橋駅東口》です。8月18日(日)14時開始。8月19日(月)午後12時終了。参加方法は宿泊と日帰りがありますが、なるべく早めに申し込んで欲しい。連絡は03-6206-1101か080-4412-3659《大下》まで。久しぶりの交歓会でもあります。是非、参加をしてください。
■ 経産省前のテントは保持されています。この間にこの場所の明け渡し請求訴訟第二回口頭弁論が行われましたが、この中で国側の訴求内容のお粗末さが暴露されました。被告人として特定されている正清太一さんの証拠写真が違った人であることが明らかにされ、訴訟内容のデタラメさが明瞭なりました。9月12日(木)の次回公判が待たれるところです。(文責 三上治)
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