たんぽぽ舎から No1942
- 2013年 8月 29日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1942】
2013年8月28日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.元首相語る-今 原発ゼロ方針を 首相が決断すりゃできる
<風知草>小泉純一郎の「原発ゼロ」=山田孝男記者
★2.原発反対だから、草刈りをする…??
脱原発の運動をしていると、素敵な人に会える!
渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.9・30「JCO臨界被曝事故」東京圏行動(14周年)開催
9月2日(月)に第1回実行委を開催します ご参加を!
9・30の会
★4.新聞・雑誌より4つ
◆1カ月以上見逃しか 福島第一原発 汚染水漏れ
(8月28日朝日新聞より抜粋)
◆福島第一「津波前に電源喪失」 元事故調委員ら国会に調査要請
(8月28日東京新聞より抜粋)
◆日本海、有望225カ所 メタンハイドレート 上越・能登沖
(8月27日朝日新聞より抜粋)
◆線量上昇なら再除染 環境省素案、30日正式決定
(8月27日読売新聞より抜粋)
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※8/23(金) 第70回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:8月30日(金)18:00から20:00 第70回首相官邸前抗議行動
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00、たんぽぽ舎出発。16:40頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)
前で短時間の抗議コール。17:00「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:20官邸前、国会前へ出発。20:20経産省前テント
ヨコでまとめの集会(短時間)。
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┗■1.元首相語る-今 原発ゼロ方針を 首相が決断すりゃできる
| <風知草>小泉純一郎の「原発ゼロ」=山田孝男記者
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○ 脱原発、行って納得、見て確信。今月中旬、脱原発のドイツと原発推進のフ
ィンランドを視察した小泉純一郎元首相(71)の感想はそれに尽きる。
三菱重工業、東芝、日立製作所の原発担当幹部とゼネコン幹部、計5人が同行
した。道中、ある社の幹部が小泉にささやいた。「あなたは影響力がある。考え
を変えて我々の味方になってくれませんか」
小泉が答えた。「オレの今までの人生経験から言うとね、重要な問題ってのは、
10人いて3人が賛成すれば、2人は反対で、後の5人は『どっちでもいい』とい
うようなケースが多いんだよ」
「いま、オレが現役に戻って、態度未定の国会議員を説得するとしてね、『原
発は必要』という線でまとめる自信はない。今回いろいろ見て、『原発ゼロ』と
いう方向なら説得できると思ったな。ますますその自信が深まったよ」
3・11以来、折に触れて脱原発を発信してきた自民党の元首相と、原発護持
を求める産業界主流の、さりげなく見えて真剣な探り合いの一幕だった。
○ 呉越同舟の旅の伏線は4月、経団連企業トップと小泉が参加したシンポジウ
ムにあった。経営者が口々に原発維持を求めた後、小泉が「ダメだ」と一喝、一
座がシュンとなった。
その直後、小泉はフィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカロ」見学を思い
立つ。自然エネルギーの地産地消が進むドイツも見る旅程。原発関連企業に声を
かけると反応がよく、原発に対する賛否を超えた視察団が編成された。
原発は「トイレなきマンション」である。どの国も核廃棄物最終処分場(=ト
イレ)を造りたいが、危険施設だから引き受け手がない。「オンカロ」は世界で
唯一、着工された最終処分場だ。2020年から一部で利用が始まる。
原発の使用済み核燃料を10万年、「オンカロ」の地中深く保管して毒性を抜く
という。人類史上、それほどの歳月に耐えた構造物は存在しない。10万年どころ
か、100年後の地球と人類のありようさえ想像を超えるのに、現在の知識と技術
で超危険物を埋めることが許されるのか。
○ 帰国した小泉に感想を聞く機会があった。
どう見ました?
「10万年だよ。300年後に考える(見直す)っていうんだけど、みんな死んで
るよ。日本の場合、そもそも捨て場所がない。原発ゼロしかないよ」
今すぐゼロは暴論という声が優勢ですが。
「逆だよ、逆。今ゼロという方針を打ち出さないと将来ゼロにするのは難しい
んだよ。野党はみんな原発ゼロに賛成だ。総理が決断すりゃできる。あとは知恵
者が知恵を出す」
「戦はシンガリ(退却軍の最後尾で敵の追撃を防ぐ部隊)がいちばん難しいん
だよ。撤退が」
「昭和の戦争だって、満州(中国東北部)から撤退すればいいのに、できなか
った。『原発を失ったら経済成長できない』と経済界は言うけど、そんなことな
いね。昔も『満州は日本の生命線』と言ったけど、満州を失ったって日本は発展
したじゃないか」
「必要は発明の母って言うだろ? 敗戦、石油ショック、東日本大震災。ピン
チはチャンス。自然を資源にする循環型社会を、日本がつくりゃいい」
もとより脱原発の私は小気味よく聞いた。原発護持派は、小泉節といえども受
け入れまい。5割の態度未定者にこそ知っていただきたいと思う。
(2013年8月26日毎日新聞)
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┗■2.原発反対だから、草刈りをする…??
| 脱原発の運動をしていると、素敵な人に会える!
└──── 渡辺マリ(たんぽぽ舎ボランティア)
○ ニャンダーガード(東電の犯罪行為で家族と別れ別れになった犬、猫の保護
所)で会ったKさんのお話です。Kさんは「絶対、原発に反対だ、でもどこかの
団体に入ったり、デモに行ったりするのは好きでない。そんな自分に何ができる?
と考えた末、草刈りをしようと思った」。
脱原発=草刈り…ここでKさんの言わんとする事がわかったあなたは偉い!
私は「??…」
説明すると、犬舎に入ってしゃがみこんで犬と同じ目線になる、目の前は草ボ
ウボウ、風通しも良くない、これでは可哀そう。また雑草が生い茂っている所に
は放射性物質が溜まりやすいと聞いたので、犬の為と同時に、ボランティアさん
を守る為に草刈りに来たとの事、納得。
怒りを心の核にしたKさんの静かな活動は目立つものではないけれど、「ああ、
こんな人がいるんだ」と本当に嬉しかった。
官邸前行動とか、集会など、当初に比べると減ってきた参加者を考えて、心細
くなる事がある私なのですが、こんな人たちが、日本のどこかにたくさんいるん
だ、と思って…。
○ ニャンダーの帰り、ベンチに座っていたら、若者が2人、「座っていいです
かー?」「はい、どうぞ」「あー疲れた」「何で疲れたの?」
聞けば、国分寺市から南相馬まで自転車で行く途中が三春になるとの事。南相
馬から避難してきた人と知り合って、現地の話を聞いた、話だけでなく、この目
で確かめよう、また福島という所がどのくらい遠いのか、それを実感しようとい
う事で、自転車となったそうです。
「若い人たち、あまり関心がないと思っていた」と言ったら、「そんな事はな
い、少なくとも自分たちの周りは反対だよ」と。
午後7時45分。目的地に着くのは、「0:30分位かなー、いつか着くでっしょ、
行ってきまーす」と言って手を振って出発しました。
「今の若いもんは」…反省します!
今回のボランティアはこうした事があったので、前回より一層楽しかったです。
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┗■3.9・30「JCO臨界被曝事故」東京圏行動(14周年)開催
| 9月2日(月)に第1回実行委を開催します ご参加を!
└──── 9・30の会
今年も9・30「JCO臨界被曝事故」東京圏行動(14周年)を開催します。
福島第一原発事故による放射能汚染水問題が刻一刻と悪化の一途をたどる中、放
射能漏えいの恐怖はますます身近なもののとなりました。いまや原発再稼働、新
基準をもくろむどころではありません。
今年の9・30「JCO臨界被曝事故」東京圏行動記念講演のテーマを「こん
なにある!!身近な核施設」(案)とし、身近な核施設の反対運動を行っている
方の報告を予定しています。
つきましては実行委員会を立ち上げます。是非ご参集ください。
一人でも多くの方の参加をお待ちしています。
名 称:9・30「JCO臨界被曝事故」東京圏行動第1回実行委員会
日 時:9月2日(月)19時より
場 所:たんぽぽ舎5F
呼びかけ:9・30の会(相談会) TEL 03-3238-9035(たんぽぽ舎内)
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┗■4.新聞・雑誌より4つ
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◆1カ月以上見逃しか 福島第一原発 汚染水漏れ
東京電力福島第一原発でタンクから高濃度の汚染水が漏れた問題で、東電は27
日、漏れは遅くとも7月ごろから始まった可能性があると明らかにした。作業員
の被爆量から推定した。今月19日に300トンの漏れがわかるまでの1カ月以上、
見逃していたことになる。(中略)
東電は、当初は微量の漏れだったが、徐々に量が増えていったと推定する。(中略)
漏れたタンクを使い始めたのは2011年10月。タンクに入っていた高濃度の汚染
水は、1リットルあたり放射性セシウムが13万6000ベクレル、放射性ストロンチ
ウムなどベータ線を出す放射性物質は2億ベクレルある。
(8月28日朝日新聞より抜粋)
◆福島第一「津波前に電源喪失」 元事故調委員ら国会に調査要請
東京電力福島第一原発事故の国会事故調査委員会の委員を務めた元原子炉設計
技術者の田中三彦氏らは、1号機の電源喪失は津波が到達する前だったとする独
自の見解をまとめた。田中氏は27日、事故と地震との関係が明らかでないとし、
衆参両院議長あてに国会による徹底調査を求める要請書を提出した。
田中氏らは、原発沖にある波高計のデータや作業員が撮影した写真を基に、1
号機に津波が到達したのは2011年3月11日午後3時39分ごろと推定。東電が今年
5月に公表したデータによると、非常用ディーゼル発電機は同37分に停止してい
るため、1号機の電源喪失は津波以外の原因だと主張している。
また田中氏は、1号機原子炉建屋の水素爆発は非常用冷却装置(IC)のある4
階で発生したと主張。ICには原子炉内の水蒸気が流れ込み、4階の損壊が激し
いことから、ICの配管が地震で損傷して水素が漏れた可能性を指摘した。
(後略) (8月28日東京新聞より抜粋)
◆日本海、有望225カ所 メタンハイドレート 上越・能登沖
「燃える氷」と呼ばれる海底資源「メタンハイドレート」が日本海側にも広く
存在する可能性のあることが、経済産業省の調査でわかった。(中略)
メタンハイドレートは、メタンと水が結びつき、結晶化したもの。シャーベッ
ト状で海底にある。ここからメタンガスを取り出して燃料として使う。日本海側
では、海底の表面に固まった「表層型」が多いとされ、渥美半島沖のような地下
にある「砂層型」より掘り出しやすいと期待されている。
(8月27日朝日新聞より抜粋)
◆線量上昇なら再除染 環境省素案、30日正式決定
東京電力福島第一原発事故に伴う除染事業を巡り、環境省の有識者検討会は27
日、既に作業を終えた場所での再除染の方針について同省の素案を了承した。
(中略)
ただ、昨年4月までにモデル除染を終えた福島県内8市町村の14地区では、今
年3月の段階で「除染の効果は維持されている」との同省の評価が出ており、再
除染の対象となる場所は限られるとみられる。(8月27日読売新聞より抜粋)
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