9月15日(日)16日(祝)オスロ合意20周年・映画とシンポの集い
- 2013年 9月 4日
- 催し物案内
- 日本ビジュアル・ジャーナリスト協会
激動する中東情勢・パレスチナはどうなっていくのか】
――オスロ合意20周年記念・映画とシンポジウムの集い――
LOのアラファト議長とイスラエルのラビン首相がホワイトハウスで歴史的な握手を交わした「オスロ合意」。あれから、今年9月13日でちょうど20年になります。しかし当時、世界中が期待した「パレスチナ問題の解決・和平」への展望は、20年経った今もまったく見えず、むしろ悪化の一途をたどっています。
一方、周辺アラブ諸国も、エジプトの政変、シリアの内戦、イラク、トルコの混乱など、揺れ動いています。とりわけ最近は、アメリカやフランスが、化学兵器使用を理由にシリアへの攻撃を実行しようしています。
実際、現在の中東諸国はどういう状況にあるのか。また混沌とした中東情勢の中で、20年前の「オスロ合意」とは一体何だったのか。今、パレスチナ人たちはどういう思いを抱えて、どう生きているのか。そして今後、この中東全体の混乱がパレスチナ・イスラエル問題にどういう影響を及ぼしていくのか――これらの問題を2日間に渡って検証します。
【日時】
9月15日(日)/11:30~19:40
9月16日(月・祝日)/11:00~18:20
(注・開始、終了時間は変更になる場合があります)
【会場】
明治大学(駿河台キャンパス)リバティタワー6F(1063号教室)
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
(最寄りの駅)
JRお茶ノ水駅/メトロ 新御茶ノ水駅(千代田線)/メトロ 神保町駅(半蔵門)
【参加費】 ・ 2日通し券 3000円(学割2500円)
・ 1日通し券 2000円(学割1500円)
・ 映画1作品のみ 800円
・ シンポジウム(1日)のみ 800円
【定員数】 250人(予約制ではありません)
【問合せ】 doitoshikuni@mail.goo.ne.jp
【主催】 土井敏邦・パレスチナ記録の会
【共催】 日本国際ボランティアセンター(JVC)/社会思想史研究会
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
〈内容〉
【9月15日(日)】
〈第一部・激動する中東諸国の現状〉
11:30 開演(開場 11:15)/開会あいさつ(集いの趣旨説明)
11:35 【映画】「沈黙を破る」上映(監督・土井敏邦/130分)
(占領地での兵役で道徳観が麻痺し、人間性を喪失する恐怖心に怯える元イスラエル兵たちの告白の記録。2009年度キネマ旬報文化映画部門第1位・早稲田ジャーナリズム大賞受賞作品)
14:00 【映画】「侵蝕」上映(監督・土井敏邦/121分)
(東エルサレムでの家屋破壊、ヨルダン川西岸での分離壁建設など“パレスチナのイスラエル化”政策、占領によるイスラエルの“構造的暴力”の実態を描いた作品)
16:20 【シンポジウム】 中東各国の現状解説(80分) ・
・トルコ情勢 岩坂将充(日本学術振興会・特別研究員[PD])
・シリア情勢 葉狩真悠子(同志社大学・修士課程)
・湾岸情勢 近藤重人(慶應義塾大学・博士課程/学振DC)
・エジプト情勢 平寛多朗(東京外国語大学・博士課程)
・イラク現地報告(ジャーナリスト・綿井健陽)
17:40 エジプトの現状報告(川上泰徳・朝日新聞中東総局長/映像出演)(15分)
18:10 全体の解説と分析(60分)
・臼杵陽(日本女子大学文学部教授/中東地域研究)
・長沢栄治(東京大学東洋文化研究所教授/エジプト近現代史)
(司会/土井敏邦)
19:10 質疑応答(30分)
19:40 終了
(注・出演者、時間、映画の順序は直前に変更になる場合があります)
【9月16日(月・祝日)】
〈第二部・オスロ合意とパレスチナ〉
11:00 開演(開場 10:45)開場/あいさつ(2日目の趣旨説明)
11:05 【映画】「ガザ―和平合意はなぜ崩壊したのか―」(監督・土井敏邦/125分) (「オスロ合意」直後の93年10月からガザ・ジャバリア難民キャンプのある家族を6年間に渡って記録。「和平合意」による“合法化された占領”、パレスチナ自治政府の腐敗に、民衆の夢と希望が打ち砕かれていく現実を描き出す)
13:30 【シンポジウム】パレスチナ・現地報告(30分)
・ヨルダン川西岸の現状(鈴木啓之・東京大学博士課程/中東地域研究)
・ガザの現状(並木麻衣・JVCパレスチナ事業担当)
14:00 イスラエル側から見たオスロ合意(20分)
錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 助教/パレスチナ研究)
14:20 【映画】「二つのインティファーダ」(監督・土井敏邦/80分)
(「第1次インティファーダ」はパレスチナ社会に何をもたらしのか。「オスロ合意」は何が問題だったか、アラファトは“パレスチナ”にとってどういう存在だったのか。「第2次インティファーダ」の原因は何か。すでに死去したパレスチナの歴史的な人物たちの生前のインタビューを交え、解き明かしていく)
16:00 【シンポジウム】現地からの声「オスロ合意とは何だったのか」(20分)
・ラジ・スラーニ(パレスチナ人権センター代表/映像出演)
・アタ・ケーマリ(元インティファーダ指導者/映像出演)
16:20 エジプト情勢変化のパレスチナへの影響(30分)
・川上泰徳(朝日新聞中東総局長/映像出演)
・ラジ・スラーニ(パレスチナ人権センター代表/映像出演)
16:50 全体の解説と分析(60分)
・臼杵陽(日本女子大学文学部教授/中東地域研究)
・長沢栄治(東京大学東洋文化研究所教授/エジプト近現代史)
・錦田愛子(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所 助教/パレスチナ研究)
(司会/土井敏邦)
17:50 質疑応答(30分)
18:20 終了
(注・出演者、映画、時間は直前に変更になる場合があります)
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
【DVD販売】 当日、ご来場が難しい地方の方や当日どうしてもご都合の悪い方のために、映画を除いた、集いの全録画をDVD化し、販売する予定です。
価格は予約数によりますが、2000~2500円になる予定です。
ご希望の方は、お名前、送り先、電話番号などを明記し、下記のメールアドレスにお申し込みください。
【問合せ】 doitoshikuni@mail.goo.ne.jp
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「fotgazet(フォトガゼット)」
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)
JVJAメールマガジン 登録はこちら
http://www.melma.com/backnumber_124230/
JVJAのブログ
JVJAのTwitter
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。