(イベント情報です) 9/28 福島の“いま”を知る,10/2 福島原発の汚染水対策について院内集会,番組のお知らせ(9/28):ETV特集「海の放射能汚染に立ち向かった日本人 ~ビキニ事件と俊鶻丸(しゅんこつま る)~」
- 2013年 9月 24日
- 催し物案内
- 田中一郎
下記はイベント情報2つ,番組情報1つです。
1.~東電は福島に何をしてしまったのか?~ 福島の“いま”を知る9.28集
会:賠償・被ばく・避難をテーマに
9月28日(土)17時45分開場 18時開始
※会費 カンパ制(一口500円お願いします)
神宮前穏田区民会館・1階集会場(JR原宿駅から徒歩5分)
地図:https://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kmkaikan/km_onden.html
・出演者とテーマ
竹内佑馬さん(福島県★弁護士):原発事故被害者の“いま”
なすびさん(被ばく労働を考えるネットワーク):「収束」・除染労働作業現場の
“いま”
柳原敏夫さん(弁護士、「ふくしま集団疎開裁判」):福島の子どもたちの“い
ま”
主催:東電前アクション!
2.福島原発の汚染水対策について院内集会・署名提出と政府交渉
□10月2日(水)13:00~16:30
□参議院議員会館 講堂
13:00~14:30 院内集会
15:00~16:30 署名一次提出・政府交渉
□交渉相手:原子力規制庁/経済産業省
□呼びかけ:グリーン・アクション/国際環境NGO FoE Japan/グリーンピース・
ジャパン/おおい原発止めよう裁判の会/美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪
の会(美浜の会)/原子力規制を監視する市民の会/福島老朽原発を考える会
(フクロウの会)/ピースボート/NNAA(No Nukes Asia Actions)/ノーニュー
クス・アジアフォーラム・ジャパン
□問合せ:090-8116-7155阪上(原子力規制を監視する市民の会)まで
□要請事項(質問事項は別途)
・汚染水漏洩・流出事故について日本政府の責任を明らかにして集中して取り組
み、原発再稼働及び原発輸出のための作業を中断すること。
・新規制基準では、汚染水流出は想定外であり、他の原発でも 同様の事故は避
けられないことから、原発再稼働のための適合性審査は中断すること。
・海の汚染を防ぐために最大限の努力をすること。
・タンクの汚染水について、より強固で耐久性の高い方法で貯蔵し漏れを防ぐこ
と。意図的な放出は絶対に行わないこと。
・原子力推進機関とは独立な立場にある国内外の専門家により、国際的な叡智を
結集して対応にあたること。
・透明性を確保し、経産省の汚染水処理対策委員会を含む全ての政府関連の会議
を公開すること。
・凍土方式等の対策については、公開の場で早急に再検証を受けること。
・「状況がコントロールできている」「汚染水の影響は、原発の港湾の中で完全
にブロックされている」というIOCの場での安倍首相の発言を撤回すること。
★汚染水流出事故緊急国際署名継続中 http://p.tl/hY_V
政府に対し、汚染水対策への集中と原発再稼働審査や原発輸出作業の中断、意図
的な海洋放出をしないことなどを求めています。ご協力お願いします!
署名フォーム http://p.tl/9YXI
団体賛同も募集中です http://p.tl/I_Pu
署名紙版 http://p.tl/WYL0
国際版(英語版)https://fs220.xbit.jp/n362/form2/
3.番組のお知らせ
2013年9月28日(土)NHKE テレ〔全国放送〕 午後11:00~11:59放送
〔再放送 10月5日(土)NHKEテレ 午前00:45~01:44放送(金曜の深 夜で
す)〕
ETV特集
「海の放射能汚染に立ち向かった日本人 ~ビキニ事件と俊鶻丸(しゅんこつま
る)~」
1954年3月1日、アメリカが太平 洋ビキニ環礁で行った水爆実験で、日本のマグロは
え縄漁船・第五福竜丸が被ばくしました。被害は水産物にも及び、日本各地の港で
は放射性物質に汚染されたマグロが相次いで水揚げされます。しかし、核実験を行っ
たアメリカは、放射性物質は海水で薄まるためす ぐに無害になる、と主張しまし
た。
このとき、日本独自に海の放射能汚染の実態を解明しようという一大プロジェクトが
始動します。水産庁が呼びかけて、海洋や大気、放射線の分野で活躍する第一線の専
門家が結集、「顧問団」と呼ばれる科学者たちの チームが作られました。
そして水爆実験から二カ月後、顧問団が選んだ若き科学者22人を乗せた調査船・俊鶻
丸(しゅんこつまる)がビキニの実験場に向けて出発し ます。2か月に渡る調査の結
果、海の放射能汚染はそう簡単には薄まらない こと、放射性物質が食物連鎖を通じ
てマグロの体内に蓄積されることが世界で初めて明らかになりました。
俊鶻丸「顧問団」の中心的な存在だった気象研究所の三宅泰雄さんは、その後も大
気や海洋の放射能汚染の調査・研究を続けます。原子力発電所が次々と作られていく
中で、三宅さんをはじめとする科学者たちは、原 発事故にも対応できる環境放射能
の研究体制を作るべきだと声を上げます。
しかし、それは実現しないまま、2011年3月11日、福島第一原発の事故によ
り、再び放射性物質で海が汚染されました。
ビキニ事件当時、日本の科学者たちが行った調査から、今私たちは何を学ぶことがで
きるのでしょうか。俊鶻丸に乗り込んだ科学者の証言や、調査を記録した映像などか
ら描きます。
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