たんぽぽ舎から No.1988
- 2013年 10月 12日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1988】
2013年10月12日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「原子力総合防災訓練」(第1日)の監視報告
3.11以降に初めて国が鹿児島県川内原発を対象に実施した「原子力総合防災訓練」を監視したので、その概要を報告する。 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.汚染水告発事件 福島県警が受理 海渡雄一 (弁護士)
★3.新聞・雑誌より3つ
◆ 被災者置き去り「支援法」 意見4900件 聞いただけ
基本方針 閣議決定 「県境で線引き残念」 (10月12日 東京新聞より抜粋)
◆ 反原発連合があす統一行動 国会周辺デモ (10月12日 東京新聞より)
◆ 東電社長ら告発 福島県警が受理 (10月12日 東京新聞より)
★4.今週のたんぽぽ舎だより 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
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※ 10月13日(日)「原発ゼロ☆統一行動」へご参加ください。
13時~日比谷公会堂で集会、14時~巨大デモ、17時~国会周辺行動
主催 首都圏反原発連合 共催 さようなら原発1000万人アクションほか
地図、デモコース http://coalitionagainstnukes.jp/?p=3436
○たんぽぽ舎は12:00 日比谷公会堂入口にいつもの旗を立てます。
14:00 デモの隊列を組みます。(旗を目印に)
16:00-17:00 テント前でビラ配りの予定です。
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☆速報:10・11(金)汚染水とめろ・再稼働やめよ.官邸行動
10月11日、反原連からの依頼もあり、再稼働阻止全国ネットワーク(たんぽぽ舎気付け)が主催した。
350人参加、カンパ8万円。汚染水とめろ、再稼働やめよ、がメイン。
午後6:30-8:00 多彩な発言が続いた。子ども・被災者支援法の閣議決定に抗議も含めて。
ふだんの金曜日の反原連の集会とはかなり違ったやり方であったが、参加者からは新鮮で内容も濃かった、 と好評でした。 詳細は次号で(柳田 真)
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┗■1.「原子力総合防災訓練」(第1日)の監視報告
| 3.11以降に初めて国が鹿児島県川内原発を対象に実施した「原子力総合防災訓練」を監視した | ので、その概要を報告する。
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
○秘密裡に進められた防災訓練計画
原子力総合防災訓練は、9月初めに原子力災害対策本部で決定しておきながら、10月8日時点では国も鹿児島県も薩摩川内市も、ホームページにアップせず秘密裡に準備し、やっと9日の原子力規制委員会で11日―12日に実施することを確認、報道もされ出した。何か変?
○地震で川内原発2号機自動停止、東電事故を思い起こさせる臨場感
11日朝9時に薩摩川内市役所で訓練の概要を聞き、市の原子力災害対策本部を覗き、すぐ近くの原子力規制庁のオフサイトセンターの事故現地警戒本部を傍聴。
川内原子力規制事務所(OFC)は2スクリーンを囲ったコの字型会議室。スクリーンに九電や官邸や県や川内市の画面を表示、着席者は一人だけ。沢山の報道カメラが包囲。10時に地震発生、3分警戒本部設置、12分2号機原子炉自動停止、思わず緊張して傍聴。
○テレビ会議が故障?
正門危険物貯蔵庫火災発生、土砂崩れ発生、10時15分災害対策室設置、35分PAZ圏内の要援護者に避難準備を要請。40分地上回線復旧でアナウンス活発化…。が、スクリーン画面が動かなくなりテレビ会議中断。あふれていたメディア関係者も手持無沙汰に散っていく。会議再開は11時40分。
○自衛隊員もJNES等原子力ムラ員も参加
川内OFCの会議室を囲むようにして6つのチームもそれぞれで動く。プラントチーム、放射線班、実働対処班、緊急時モニタリングセンター、総括班、広報班など。会議室周りの各チーム員が行き来し、陸上・海上の自衛隊制服も数人が出入り。
○SPEEDI質問には超スロー回答
SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)について、予測しているのか情報を住民に公表したか等の地元監視者からの質問に、プラントチームは広報班に広報班は質問回答係りにとたらい回ししてなかなか答えられない。緊急事態発生前なので住民への広報はまだ、が判明したのは20分後。何とも頼りない訓練実施者たち。
○災害防げるの? 壮大な無駄では!
2時間程のOFC傍聴で感じたのは、本当にこれで災害を防げるの?という疑い。事象発生時刻などに幅を持たせた比較的リアルな訓練で、それ故に混乱や遅れも頻繁に発生。小声の報告を議長が咎めずそのまま進行して形式的会議が露呈する場面もあった。本番時の混乱は如何ばかりかと心配になった。これで本当に災害を防止できるか?
○要援護者の避難は45分遅れ
川内原発から5km程の水引地区(PAZ圏)の要援護者避難は、待てど暮らせど救急車が到着せず、「先ほど要請したからすぐに来る」と聞いた後も30分経っても現れない。結局予定より1時間ぐらい遅れて到着。元気で写真撮影をいやがった婦人は介助者かと思っていたら、その人が担架に乗せられて病院にと搬送されて出た。
○小学生も中学生も保育園児も避難するがヨウ素剤配布は避難集合地で
水引小学校では、パトカーと大型バス1台が運動場に入った。ジャングルジムで遊ぶ2年生の男の子達がいろいろ教えてくれる。先ほど全体昼礼が終わった、5年生がバスで連れて行かれる、ヨウ素剤は配布されていない、等と。5年生約40名が静かに運動場に出て来て大型バスに乗り、パトカー先導で川内アリーナに向かって出発。
○川内アリーナに大型バス5台終結
原発補助金で建設された高台のドーム集合「川内アリーナ」に移ると、既に大型バス5台が並び、順次出ていくところ。中学生のバス、保育園児のバスが順次出るのを見届ける。ヨウ素剤を擬したカードを全員がここで配られたという。ちょっと遅すぎるのでは。
以上
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┗■2.汚染水告発事件 福島県警が受理
└──── 海渡雄一 (弁護士)
汚染水問題で福島原発告訴団が行っていた刑事告発が昨日福島県警に受理されました。
県警は生活安全部と刑事部、警備部でつくる特別捜査チームを結成し数十人の捜査態勢で捜査に取り組むそうです。
これからも、早期の強制捜査などを求めていく予定です。
以下は時事通信の報道です。他の媒体にはまだ載っていません。
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★汚染水問題、県警が捜査へ=市民団体の告発受理-福島第1
東京電力福島第1原発の放射能汚染水漏れ問題で、福島県の市民団体は11日、「県警に公害罪法違反容疑で提出した東電に対する告発状が受理された」と発表した。
団体代表の武藤類子さんは、県警で受理の報告を受けた後に記者会見し、「汚染水問題は日々、深刻化している。一刻も早く、東電本社への強制捜査をしてほしい」と述べた。県警の捜査については、「警察は本当に勉強している。前向きな姿勢に期待している」と話した。(2013/10/11-19:49)
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┗■3.新聞・雑誌より3つ
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◆被災者置き去り「支援法」 意見4900件 聞いただけ
基本方針 閣議決定 「県境で線引き残念」
東京電力福島第一原発事故を受けた子ども・被災者支援法の「基本方針」が11日、被災者らの反対を押し切って閣議決定された。盛り込まれた内容のほとんどが既に実施済みの施策である上、国民や、福島県に近い関東の自治体などから寄せられた4963件の声や要望を聞き入れて見直したり追加したりすることもなかった。
(10月12日 東京新聞より抜粋)
◆ 反原発連合があす統一行動 国会周辺デモ
毎週金曜日に首相官邸前で抗議活動をしている首都圏反原発連合は13日「10・13原発ゼロ統一行動」と題し、国会周辺で集会やデモを実施する。
午後1時から日比谷公会堂で、ノーベル賞作家の大江健三郎さんらが参加する集会を開催。同2時から霞が関の官庁街や東京電力前を歩いて脱原発を訴えた後、同5時から国会前で集会を開く。
11日はこの準備のため、反原発連合主催による国会周辺での抗議行動はなかった。
(10月12日 東京新聞より)
◆ 東電社長ら告発 福島県警が受理
東京電力福島第一原発の汚染水問題で、福島県警は11日、県民3人が出していた東電の広瀬直己社長ら現・旧幹部計32人と法人としての東電に対する告発を受理した。
告発状によると、東電は1-4号機の地下を取り囲む遮水壁を造らず、地下水を施設内に流入させて、毎日300-400トンの汚染水を生みだし、海に流したなどとして、公害犯罪処罰法違反容疑で告発した。
告発した3人は、原発事故で被ばくしたとして東電前会長らを業務上過失致死傷容疑などで告訴した福島原発告訴団のメンバー。告発人の一人で佐藤和良・福島県いわき市議は東京都内で会見し「福島県警は県民に寄り添った捜査をしてほしい」と話した。
(10月12日 東京新聞より)
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┗■4.今週のたんぽぽ舎だより
└──── 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
たんぽぽ舎からお知らせしている「学習会・デモの日程」をご覧になると、週によって結構ばらつきがあると思われる方もいらっしゃるでしょう。
実際学習会などは、講師の方のご都合もあり、かなり集中することがあります。なるべくバランスよくと担当者たちは努力しているのですが、難しいようです。
では、あいている週は何もないかといえば、定例会議の他に、これ幸いといつもはなかなかできない会議などが入って、てんてこ舞いになっているメンバーも。
秋は、昔から大きい集会が次々開催される季節です。今度の週末はどの集会に行こうかと悩む方も多いと思いますが、「原発反対・再稼働反対」はぜひ最優先で宜しく。
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