10.18『共同幻想論』はどう読まれてきたか 第5回目のご案内
- 2013年 10月 13日
- 催し物案内
- 三上 治
「共同幻想論と今」と題した講座の続きが5月17日(金)から始まりました。吉本隆明の『共同幻想論』をテーマにした講座を来年3月まで(9回)の予定で行います。吉本がなくなった後、改めて評価が高くなる一方で、批判も強くなっているのが『共同幻想論』ですが、これと憲法を関連付けながら読んでみたいと思います。今回と次回はあらためて『共同幻想論』の最後の三つの項目である、「罪責論」・「規範論」・「起源論」を読んでみます。その眼目は日本における法の位置というか、存在を明瞭に解読することで、律令制や立憲制を明らかにすることです。それは現在の憲法がどういう共同の位置にあるかを解くことを試みることでもあります。ここは意識的に読んでみようと思います。そこまでみえてくるか、どうかはべつですが、それを試みたいと思います。
日本における国家とは何かを意識しながら、ここに挑戦する試みですが、一緒に挑戦する形で読んでみたいと思います。これに平行して初期マルクスやヘーゲルの国家論を読むということを意識しているのですが、これは僕の報告でやります。『共同幻想論』の方と共に時間のある人は目を通しておいてください。
10月18日(金)は「共同幻想論はどう読まれてきたか」第5回目です。次回は11月15日(金)です。
●場所:変革のアソシエ事務所 中野区中野2-23-1ニューグリーンビル3F 301号 (JR,地下鉄南口徒歩3分)交番の裏の坂道を登り、新宿方向へ)
*注意:309号から301号に変更。
●時間:19時からです。
●1回千円です。
●連絡先: 電話03-5342-1395 または三上の携帯(090-3908-7330)。
当日、参加できないが資料を希望する人は連絡ください。
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