たんぽぽ舎から No.1996
- 2013年 10月 23日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1996】
2013年10月22日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.四国、伊方原発ここが危ない 連載1
事故時の避難ができない佐田岬半島の孤立可能性集落
小倉 正(原発さよなら四国ネット)
★2.再稼働は日本を滅ぼす (連載4)
汚染水止めろ行動と12月1日(日)伊方集会へ全力参加
原発ゼロ運動の当面の重点はこれだ
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆10/26講演会(西東京市公民館市民企画事業)のお知らせ
場所:田無公民館視聴覚室
★4.新聞・雑誌より5つ
◆堰の水12カ所あふれる 汚染水、外洋流出濃厚 福島第一
(10月21日東京新聞より抜粋)
◆金曜デモに生きる希望 (10月21日東京新聞=発言=より)
◆告訴団、検審申し立て 原発事故 東電幹部ら不起訴受け
(10月16日東京新聞より抜粋)
◆責任明らかにする場を 原発事故 告訴団、検審に期待
(10月17日東京新聞より抜粋)
◆「東京五輪より復興が先」 青山通りで開催返上デモ
(10月21日東京新聞より)
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※10/23規制庁抗議行動へご参加を!
規制庁は汚染水対策に全力をあげよ、再稼働審査中止せよ!
日 時:10月23日(水)12:00から13:00
場 所:原子力規制庁前(六本木一丁目駅2番出口)下車4分
主 催:再稼働阻止全国ネットワーク(たんぽぽ舎も参加しています)
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┗■1.四国、伊方原発ここが危ない 連載1
| 事故時の避難ができない佐田岬半島の孤立可能性集落
└──── 小倉 正(原発さよなら四国ネット)
※事故情報編集部より、四国電力、伊方原発3号機が規制委の適合審査で再稼働の一番手といわれています。伊方原発の大問題点について、読みごたえある文=9つの問題点として論点整理されています。それを著者の了解を得て9回で連載します。
「下を見たら、くらくらするような、手すりもない急な石段を登りつめた所や狭い背戸にくっつくように家が建ち、よその庭を通ってしか行けない家々に住む人々がいます。事故が起きた時、細長い半島、伊方や佐田岬半島から脱出するのに弱い岩盤のいくつものトンネルがあります。海がしけたら船は出せない。津波が来たら船も岸壁に着けない。ここに住むおばあちゃんは「私らはよう逃げん、どないして逃げるの。あきらめとらい」と言います。」
・100ヶ所の急傾斜地、193ヶ所の土砂災害指定区域など、各戸単位で孤立するおそれがあるが、避難計画は町の計画待ち。
・全面緊急事態時には半島西側住民は原発の傍を通れなくなるが、未だに大分県との避難支援に関する協定も結ばれていない。
・自衛隊等が全力を尽くすことになっていても、地震・津波の広域化などの状況に左右される。
フクシマの例:5km圏内の大熊町双葉病院からの患者避難には5陣にわたり延べ5日間掛かりました。全員避難の難しさを物語る例です。
注:10月19日の茨城新聞に伊方原発ルポ=「避難住民孤立のおそれ」という記事
が載っている。『地元で反原発を訴えてきた元記者、近藤誠さん(66)は「事
故があったとき住民はどこに逃げればいいのか。まさか、原発内を通るわけ
にもいかない。昨年の防災訓練では、天候が悪くて船やヘリも近づけなかっ
た」と懸念を口にした。』
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┗■2.再稼働は日本を滅ぼす (連載4)
| 汚染水止めろ行動と12月1日(日)伊方集会へ全力参加
| 原発ゼロ運動の当面の重点はこれだ
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
・『原発再稼働は日本を滅ぼす・連載4』は、反原発の当面の重点を述べます。
(私の考えていること)
原発ゼロをめざす運動は、実に多くの課題があります。その課題に取り組む人にとってはそれが重要ですが、同時に、原発推進勢力が何を中心=重点を考えているか、という側面からもみる必要があります。
今、原発推進勢力と安倍政権の重点は、原発再稼働です。1年半あまり、日本の原発は50基中、わずか2基(大飯原発)のみでした。それも9月に定期検査入りし、いまは原発ゼロです。
原発ゼロでも電気は大丈夫です。この事実が広まり、長引くことを彼らはおそれています。
・推進側は、原発再稼働へもっていくために全力であの手、この手をうっています。原発ゼロだと電気代が高くなる(ウソだ!)とか、供給力不安におちいるとか(ウソ)、規制委員会が保証するから再稼働は安全だとか(これもウソ)。いくつも『新しい神話』をつくろうとしています。東電福島第一原発事故の汚染水(放射能猛毒水)はたいしたことない、コントロールされている(安倍首相)とかの大ウソもつづいています。
・これに対し我々は、再稼働に反対し闘う原発現地支援・連帯行動が第一重点だと思います。再稼働一番手といわれる伊方原発(四国電力)再稼働反対への応援連帯行動です。12月1日(日)伊方1万人集会へ全国からかけつけよう。広瀬隆さんの熱いアピール(10月9日発信【TMM:No1985】)をごらん下さい。
・合わせて、汚染水問題をいい加減にしたまま、再稼働に進む3つの場所へ大きな抗議活動を連続して起こそう。
1つは、首相官邸へ-毎週の金曜抗議行動(18:00-20:00)へ参加、
2つは、汚染水の責任企業=東京電力本店へ抗議(毎月第1水曜、11月は6日(水)18:30-20:00)、
3つは、汚染水を止められないのに(汚染水問題はすべての原発で起きる)再稼働審査に全力の規制委員会への抗議-10月23日(水)12:00-13:00の1時間。
当面の中心課題へ多くの人の参加を訴えます。
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆10/26講演会(西東京市公民館市民企画事業)のお知らせです
【日 時】10月26日(土)14:00~16:00
【場 所】田無公民館視聴覚室(西武新宿線田無駅南口徒歩3分)
【テーマ】「終りなき福島原発事故-除染事業から考える」
【講 師】 なすび氏(被曝労働を考えるネットワーク会員)
【資料代】 100円
【主 催】原発はいらない西東京集会実行委員会
http://nonuke-ntyo.cocolog-nifty.com/
連絡先 メール tanigawa1012@yahoo.co.jp
電 話 090-7832-2524(17:00~22:00)(谷川)
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┗■4.新聞・雑誌より5つ
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◆堰の水12カ所あふれる 汚染水、外洋流出濃厚 福島第一
東京電力は20日、降雨の影響で、福島第一原発の地上タンク群に設けた漏水防止用の堰から雨水があふれ出したと発表した。放射性物質を含んだ汚染水が外洋につながる付近の排水溝に流れ込み、外洋に流れ出た可能性が否定できないという。(中略)
あふれ出たのは全部で23カ所ある地上タンク群のうち、H2南、H2北、G3東、G6南、G6北、H4、H4東、H1東、E、H8北、H8南、H3と呼ばれるタンク群12カ所の堰。
「H2南」では、6日に採取された堰内の水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり2万9000ベクレルと高濃度で検出されていた。(中略)
原子力規制員会は台風などで堰に水がたまった場合、セシウム134は1リットル当たり15ベクレル、セシウム137は25ベクレル、ストロンチウム90は10ベクレルをそれぞれ下回り、ガンマ線を出すほかの放射性物質が未検出などの場合のみ排出を認めている。(後略)(10月21日東京新聞より抜粋)
◆金曜デモに生きる希望
自分のために勉学に励み、現在あるのは自分の力と思っている政治家には、ギリギリで生きている国民の苦しみなど何も伝わらないのだろう。
少しでも痛みの分かる人なら、身内のない人や仕事のない人、希望が持てない人たちに「おにぎり1個の消費税も上げます」と言えるわけがない。
怒るまい。何も期待せずに無関心でいようと思っても、自分が働いて税金を納める時には、じっと手を見るのだ。かといって滞納する勇気もない。
そんな暗い時代の一条の光が「金曜デモ」だ。いつも新聞の写真に見る参加者の真剣な顔に見とれてしまう。大声で「再稼働反対」と叫んでいる。彼らは周囲の人にも温かい手を差し伸べるだろう。派手なパフォーマンスもせず、もちろん暴動も起こさず、地に足のついた活動だ。この人たちを手本に生きたい。「一揆でも起きないかな。そうしたら参加するのに」と、やけになっていた自分を反省している。(10月21日東京新聞=発言=より)
◆告訴団、検審申し立て 原発事故 東電幹部ら不起訴受け
東京電力福島第一原発事故の刑事責任を問うため東電幹部や政府関係者ら33人を業務上過失致死傷などの疑いで告訴・告発していた福島原発告訴団は16日、東京地検が不起訴とした処分を不服として、対象を勝俣恒久・東電前会長ら事故当時の東電幹部ら6人に絞り、検察審査会に審査を申し立てた。
申立人は、福島県民ら約1万4000人の告訴団のうち、武藤類子団長など3人。申立書では「検察庁の不起訴判断を覆し、未曾有の大事故で誰も刑事責任を問われることがないという異常事態をただすべきだ」としている。
(10月16日東京新聞より抜粋)
◆責任明らかにする場を 原発事故 告訴団、検審に期待
(前略)申し立て後、東京都内で会見した武藤類子団長は「真実を追求して賢明な判断をしてほしい」と話した。代理人の海渡雄一弁護士は「東電がやるべきことをやっていれば事故が防げたことを庶民の意識でわかってほしい」と訴えた。
申立書によると、東電が2008年に15メートルを超える津波を試算しながら対策しなかった点について、「数値通りの津波の襲来を具体的に予測するのは困難だった」とした9月の東京地検の判断を批判。「一番厳しい過酷な条件の津波に耐えなければならないのは、安全設計の定説」と主張している。
今後、検審が2度にわたり「起訴相当」の議決を出せば、検察官役の指定弁護士が強制起訴する。
告訴団は今後も申立人を増やし、11月に2次申し立てをする予定。
(10月17日東京新聞より抜粋)
◆「東京五輪より復興が先」 青山通りで開催返上デモ
2020年五輪開催地決定返上を訴えるデモが20日、青山通りであり、市民有志100人近くが「五輪はお断り」とシュプレヒコールを上げた。
市民有志でつくる「反五輪の会」が呼びかけた。渋谷区勤労福祉会館から、五輪のメーンスタジアムとなる新国立競技場(新宿区)の建設予定地まで、青山通りなど約3キロを歩いた。「税金を使うな」「(東日本大震災からの)復興が先だ」「(新国立競技場の建設で都営)団地をつぶすな」と声を上げた。
首藤久美子代表(42)は「安倍晋三首相が福島第一原発の汚染水を『コントロールできている』とうそをついて五輪開催を決めたのは問題。五輪によるひずみにまだ気づいていない人に訴えたい」と話した。(10月21日東京新聞より)
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