テント日誌11月17日 経産省前テントひろば799日目~今日はにぎやかだった
- 2013年 11月 18日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
天気予報のとおり午前中は風も無く暖かい日だった。午後になって時折南風が吹きテントの後ろのけやきから枯葉が嵐のように舞い降りくる。数人で掃き集めること3度、さすが夕方になってあきらめて風にまかせることにする。
午前中来てくれた方、福島の状況や放射能のことが良くわからないと心配していたのでHさんが対応する。少しでもお役に立つかと第2テントで扱っている本「これでも罪を問えないのですか」などをお勧めしたら買って下さった。
お昼はMさんの差し入れお手製の沖縄風スパムおむすびとお漬物を頂くいつもMさんと一緒の犬ルイちゃんもテントにすっかり慣れた様子。
午後、山本太郎さんを糾弾する「平成同志會」の街宣車がテント前に止まり、テントに向かってなにやらわめきだした。座り込んでいたHさんが車に近づいて行くと車から4人くらい降りてきたのでひやひやしながら見守っていた。
街宣車の後ろについていた公安の車からも人が降りてきたのでチョット安心した。しばらくHさんと話した後、納得したのか「じゃあまたな!」といって去っていった。あとでHさんに何を話したのか聞いてみたら、今テントは裁判中であること、山本太郎さんはこの頃来ていない。原発ゼロは小泉さんも言っているでしょう。などと話したそうだ。彼らも原発はないほうが良いよな!と言っていた。Hさんが勇気ある態度で話しに行ったのはすごい!
おとなしく話を聞いていたのは公安が居たせい?
夕方秘密保護法反対のデモに行っていた女性たちも寄って下さり、今日はにぎやかだった。(I.K)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
秘密保護法を何としても止めたい
昼の暖かさが残って過ごしやすい夜。それでもこの季節は暖かい食べ物大歓迎、Kさんの持ち込みを8人でおいしくいただいた。と、渋谷で秘密保護法のシール投票をやってきたYさんが到着、反応はいまいちであったようす。そう言えば、土曜に新宿西口で21日の案内ビラをまいていても、原発反対よりもチラシの受取が良くなかったし、身近な趣味のサークルで手渡しても、そうだね、そうだねと言う人が少ない。
基本的人権の尊重、国民主権、平和主義などの憲法を破壊する法律なのに、多くの人の反応の鈍さにあきれる。安倍首相の「積極的平和主義」がかまびすしいが、土曜に清水雅彦さん(憲法学)からこれが全く間違った使い方であることを教えられた。実は日本国憲法が前文で真の「積極的平和主義」を唱えていたのだ。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」と。
特定秘密保護法案の正体をあばくいい一言が無いものか? 「情報独裁国家」は弱いし、「秘密国家」、「軍事国家」も手垢。「デートもできない警職法」にならって「官憲に質問もできない秘密保護法」、「官憲の伝家の宝刀、特定秘密保護法」とか、「改憲せずとも壊憲しちゃう特定秘密保護法」とか。
今週も議員ロビーや抗議行動などもろもろの行動が予定されている。21日(木)には日比谷野外音楽堂に結集しよう。23日には現制度化で行なわれている官憲の弾圧を知るSLAPP訴訟反対シンポジウムもある。(K.M)
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。