テント日誌12月8日特別版1裁判 編経産省前テントひろば820日目 商業用原発停止85日目
- 2013年 12月 9日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
テントのリニューアル、完成まであとわずかだ。
友達にお借りし、半分ほど読み進んだ『原発ホアイトアウト』を手にテントに向かった。私の知らない世界が書かれていて興味深い本だ。これからの反原発運動にもとても参考になると思う。今日中に読み終えるつもりだったのだが…
テントに着いたらEさんの指示で外装のリニューアルがすでに始まっていた。
泊まり開けのSさん、Mさん、たんぽぽ舎からの応援団でまずはテント前の邪魔な荷物の片付けから落ち葉掃きなどをしてテントの壁に新しいシートを貼り、
屋根にもグレーのシートを重ねた。何しろ狭いスペースでの作業でロープや電池をおもりにするなど原始的な方法で進められたので時間がかかった。結局第2テントの外装は来週に持ち越された。
荷物を移動した後、やはりまた経産省のお役人が来ていちゃもんをつけた。
今日は特別で荷物は一時的に置いただけ、すぐ片付けるからと言うのに執拗に文句を言い、一緒に来た作業員が写真を撮り続けて帰っていった。
お昼は前回のリニューアルの時の様にテーブルをテント前に出して、Mさんの差し入れのお稲荷さんにのり巻き、Fさんから頂いた愛媛のじゃこてんなどを食べてホッと一息!
どたばたしている中にも鹿児島からの親子連れ、日比谷でのTPP反対デモに参加する人たちが寄って下さり感謝。秘密保護法案は成立してしまい、落ち込んでたMさん、7日の大デモ《渋谷で2万人》で若い人たちの元気な姿を見て勇気を貰ったと言う。継続は力なり!ですよね。テントの座り込みも頑張りましょう!
午後は予報の通り冷えてきた。初めて靴の中にホカロンを入れる。これからの寒さが思いやらます。もうすでに何人かは風邪でダウンしているのだ。無理せずゆっくりいそがなくては! (I.K)
恐るべき官僚たち
夜6時半でも既に霞ヶ関は真っ暗だが、リニューアル模様替えのお蔭でテント内に外の風が入ってこず、以前よりずっと暖かい。日中の作業をした方々に感謝。
第2テントから持ち込まれた夕食をその場にいた数人でおいしくいただく。
昼から残っているFさんや日曜夜の常連さんのTさん、Oさんと以下の雑談。
○秘密保護法
6日の可決は無念。本会議には多くの人が望んだのに傍聴できず。本会議場傍聴席と首相官邸前で逮捕者が出たとの報も。民主主義を破壊しているのは安倍政権なのに!
○奨学金問題
奨学金が今や2/3の人が利子付融資を受けており社会問題化。支援する運動が構築されている。小泉郵政民営化時に、日本でも「貧困大国アメリカ」に追いついていたそうだ。
○恐るべき官僚たち(1)
朝日新聞(12/2朝刊一面)「福島事故直後に原発推進案 経産省が機密文著」には驚いた。3.11直後に経産省が「原子力エネルギー再復興へ向けて」なる文書を作成、原発の維持と輸出促進を確認していた。事故の応急措置や緊急時宣言とともに「原子力規制委員会の形成」まで既に計画していた。
○恐るべき官僚たち(2)
毎日新聞(12/1~8)「復興を問う 第2部消えた法の理念 1~5」も面白い。「子ども・被災者生活支援法」の検討の裏で「線量基準」づくりを経産省が秘密裏に検討、原子力規制委員会に線量基準検討を打診、復興庁など関係省庁で帰還促進を検討、個人線量計の方が空間線量より低いことを実測で確認していた、など。どこまで福島の人たちを棄民するのか。
○「12・11規制委前抗議行動」に参加しよう。
「柏崎刈羽の審査を止めろ」「20mSv/年帰還を強要するな!」と訴える。
12月11日(水)12時~13時、原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前
http://www.nsr.go.jp/nra/map.html 南北線「六本木一丁目」、日比谷線「神谷町」
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
(K.M)
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。