2月15日草の実アカデミー「エジプト「革命」の謎~現地取材映像と報告~」
- 2014年 2月 5日
- 催し物案内
- 林克明
<第59回草の実アカデミー>
「エジプト「革命」の謎~現地取材映像と報告~」
講師:田保寿一(ドキュメンタリー映画監督)
○日時 :2月15日(土)1時30分開場、2時開演、4時45分終了
○場所 :渋谷区穏田区民会館1階集会室
渋谷区神宮前6-31-5 TEL:03-3407-1807
○交通 JR山手線「原宿駅」表参道口7分
東京メトロ千代田線「明治神宮前<原宿>駅」4番出口3分
http://www.ss-kousya.com/institution/community/ondenkumin.htm
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独裁打倒を旗印に大規模な集会が始まり、ついには政権が崩壊したエジプトの「革命」から3年。その後、ムスリム同胞団の政権ができ、その後は新政権に対する反対運動が高まり、実質的クーデター……とエジプト情勢は目まぐるしく動いている。
いったい何が起き、どのような政治情勢で、いかなる政治集団が何をしているのか。事態は複雑で混沌としている。謎が多い。そのなかで田保寿一監督は、2度にわたり2か月間の現地取材を慣行した。
田保氏は「タマロッド」という若者グループを取材したが、今回の映像報告と講演のポイントは、この若者グループである。重要な役割をしているにも関わらず、日本のメディアはどこも取材していないからだ。
昨年4月28日、カイロ市内のある家に男女7人の若者が集まり、モルシ政権打倒の署名を街の中心部でやろうと決めた。5月1日から街頭署名を始め、1日で5000筆集めたと言う。
6月30日までに220万の署名を集めたと言われる。そしてこの6月30日、エジプト全土で史上空前の330万人の巨大デモが行われ、モルシ政権派と政権打倒が大規模な衝突になり、7月3日のクーデターにつながった。
この若者集団を軸に、全体の情勢を考える。
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田保寿一氏は、かつてテレビ朝日「ザ・スクープ」のスタッフとしてイラク戦争終結直後のクウェートに入り取材活動を行う。戦争時、原油で水鳥が油まみれになった事件が起き、その原油はイラク軍が流したとされたが、現地調査の結果、米軍の製油施設への空爆によるものであることを立証。1991年8月17日 「水鳥映像の謎」を放送、ギャラクシー賞を受賞。
その後さらにイラクを取材したり、アメリカの死刑問題、北朝鮮拉致問題などを取材。アメリカのイラク帰還兵による反戦運動を描いた『冬の兵士』も制作している。
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草の実アカデミー
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