【動画視聴可能です】海の放射能に立ち向かった日本人 ~ビキニ事件と俊鶻丸(しゅんこつまる)~/NHK・ETV特集
- 2014年 2月 10日
- 交流の広場
- uchitomi makoto
2月7日の汚染水問題を憂う京都府民の会・第3回講演会「放射能と海洋汚染」@キャンパスプラザ京都には会場定員ピッタリの60名のご参加をいただきりがとうございました。向井宏先生のお話に対してアンケートでは一様に「大変わかりやすかった」と参加者には大好評でした。その講演会の中で紹介されていたドキュメンタリーがインターネット動画で視聴可能です。ぜひご覧下さい。
海の放射能に立ち向かった日本人 ~ビキニ事件と俊鶻丸(しゅんこつまる)~/NHK・ETV特集
2013年9月28日に放送された、NHK・ETV特集「海の放射能に立ち向かった日本人 ~ビキニ事件と俊鶻丸(しゅんこつまる)~」を紹介します。
(所要時間:約59分)
http://www.at-douga.com/?p=9355
動画の内容
海の放射能に立ち向かった日本人 ~ビキニ事件と俊鶻丸(しゅんこつまる)~
1954年3月1日、アメリカが太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験で、日本のマグロはえ縄漁船・第五福竜丸が被ばくしました。被害は水産物にも及び、日本各地の港では放射性物質に汚染されたマグロが相次いで水揚げされます。しかし、核実験を行ったアメリカは、放射性物質は海水で薄まるためすぐに無害になる、と主張しました。
このとき、日本独自に海の放射能汚染の実態を解明しようという一大プロジェクトが始動します。水産庁が呼びかけて、海洋や大気、放射線の分野で活躍する第一線の専門家が結集、「顧問団」と呼ばれる科学者たちのチームが作られました。
俊鶻丸(しゅんこつまる)
そして水爆実験から2か月後、顧問団が選んだ若き科学者22人を乗せた調査船・俊鶻丸がビキニの実験場に向けて出発します。2か月に渡る調査の結果、海の放射能汚染はそう簡単には薄まらないこと、放射性物質が食物連鎖を通じてマグロの体内に蓄積されることが世界で初めて明らかになりました。
海水の放射能をはかるにも、まだ測定の方法がなかった。/三宅泰雄(みやけやすお)著
「死の灰と闘う科学者」より
俊鶻丸「顧問団」の中心的な存在だった気象研究所の三宅泰雄さんは、その後も大気や海洋の放射能汚染の調査・研究を続けます。原子力発電所が次々と作られていく中で、三宅さんをはじめとする科学者たちは、大きな原発事故にも対応できる環境放射能の横断的な研究体制を作るべきだと声を上げます。
しかし、それは実現しないまま、2011年3月11日、福島第一原発の事故により、再び放射性物質で海が汚染されました。
引用元:ETV特集
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