テント日誌3月11日 経産省前テントひろば913日目…商業用原発停止177日目─全国の再稼動阻止行動に連帯した風船飛ばしは成功!
- 2014年 3月 12日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
東日本大震災から3年目官庁の屋上や郵便局の入り口には反旗が掲げられていた。改めて犠牲者の御冥福を祈る。テントでは10時からIさんの指導のもと風船の用意が始まった。風船の紐にこぶをつけメッセージのカードをセロテープで貼り付けてガスを注入してふくらます。言葉にすれば簡単だが300個の風船を膨らますまでの作業はなかなか大変!幸いたくさんの助人が来て下さったので時間内に作業は終わった。
12時から経産省に向けての抗議行動が責任者Iさんのきびきびした司会で始まった。はじめに主催者の渕上太郎さんの挨拶、双葉町から避難しているKさん、たんぽぽ舎の柳田さんの話そして参加者による1分間スピーチと続いた。
渕上さんはまず今日の好天は神の恵みと喜び、8日にいわき市で開かれた「原発のない福島を!県民大会」の報告をした(10日の日誌参照)Kさんは自分の経験を切々と語り再稼動は絶対反対しましょうと括った。再稼働阻止ネットの柳田さんからはチョットこわい話。13日(木)に規制委員会が開かれる。そして川内原発が再稼働の第一号になりそうだと言う情報が入ったのこと。13日12時から規制委員会前で抗議行動をするので是非参加して欲しい。再稼動は何としても阻止しなければならないので東京から伊方と同じように川内にも専従の応援を送る。そして16日には鹿 児島で1万人集会もある。
先日伊方の方が規制委員に委員会が安全だといったら事故は起きないのですね?と質問したらそうは言えないとの返事だったとのことなど話された。その後の7,8人の方が1分間スピーチに参加された。7・8・9と北海道に行かれた人の話9日に共和町というところで寒い中400個の風船を上げたそうです。風船が庭に落ちて来た方が居て放射能もこうして来るのだと驚いていたとのこと。原発で働いていたFさんは福島の事故は核爆発だったと強調する。いつもテントに来てくださるもうじき90歳になるTさん、テントは初めてという二人の女性、原発メーカー訴訟に加わっていると言う方など次々に発言する。
最後に風船プロジェクトの責任者の小川さんからの報告。9日には志賀原発でも一連凧と風船飛ばしが行われ金沢まで飛んでいったとのこと。このプロジェクトは福島を忘れない、再稼働させないため、統一的に目に見える行動をとしてはじめた。9日から始まって順次全原発立地で行われる。この呼びかけで現在80万弱のカンパが集まったそうです。
抗議行動の途中と最後に川崎のIさんの素晴らしい掛け声で再稼働反対のシュプレヒコールも行われました。
その後いよいよ風船飛ばし!参加者は約100人と言うことで用意された風船一人3個を受け取って横断歩道の安全地帯に移動する。そこが一番開かれた場所で風船がビルや樹木に邪魔されずに飛んでいける場所だからだ。みんな集まったところで司会者のカウントダウンによりいっせいに風船が飛ばされた。雲ひとつない澄み切ったあおぞらに赤い風船が文科省方向に飛んでいくさまは感動的だった。いったい何処まで飛んで行ったのかなあ!風船飛ばしが終わった後第2テントの女性たちの心づくしのお汁粉とお茶が参加者に配られた。(I.K)
再稼動に向けた動きに注目を、13日昼の抗議行動に参加を!
3月11日の規制庁ブリーフィングで、13日の規制委定例会合の議題2に、新規制基準適合性の状態についてが、上がることが発表されました。詳細は規制委員会開催通知をご覧ください。記者の質問回答によれば、優先原発として、1つ選ばれるか、2つ選ばれるか、それともどこも選ばれないか、は不明です。私は森本次長の回答ぶりから、もしかしたら川内と大飯と両方選ばれないかと心配になりました。
いずれにせよ、13日昼の抗議行動が非常に重要になってきました。皆さん、是非お集まりください。また、規制委定例会議の開始時刻が9時半に繰り上がりましたが、可能な方は是非傍聴してしっかり監視していただきたいと思います。(私は、9ヶ月間も傍聴を許されていません。)
イチエフ危機を隠すな、「再稼働ありき」の「審査書案」を作るな3.13規制委抗議行動
私たちは、新規制基準の施行日以来連続的に原子力規制委員会への抗議行動を実施してきたが、規制委は、いよいよ先行原発の評価成績表を出し特定の原発の「審査書案」作成に着手します。放射能汚染水対策も廃炉への道も見えずイチエフをコントロールできていない中で、原子力規制委員会の再稼働促進は許せません。13日早朝に米国から戻る更田委員は何も米国と確認してきたのでしょうか?規制委定例会議が開催される木曜(13日)の昼に抗議行動に是非お集まり願います。
原子力規制委員会は再稼働促進委員会!
イチエフ危機を隠すな!
イチエフの放射能汚染水対策と廃炉に専念せよ!
再稼働適合審査を止めろ!
規制委は100mSv/年以下の安全、20mSv/年以下の帰還を押しつけるな!
原子力防災計画が立たない中で再稼働審査書をつくるな!
パブリックコメントと公聴会は、科学的技術的観点に限定するな!
原発立地・周辺地域で広く呼びかけて公聴会を開け!
時間をかけて広く「国民」の意見を聞け!
イチエフ危機を隠すな、「再稼働ありき」の「審査書案」を作るな 3.13規制委抗議行動
●日時:3月13日(木)12時~13時
●場所:原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル)前
(http://www.nsr.go.jp/nra/map.html )
港区六本木1丁目9番9号
東京メトロ 南北線「六本木一丁目駅」徒歩4分、日比谷線「神谷町駅」徒歩8分
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
TEL 070-6650-5549 FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
(東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付け)
協力:原子力規制を監視する市民の会
http://kiseikanshishimin.jimdo.com/ (K、M)
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