たんぽぽ舎から No.2114
- 2014年 3月 13日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2114】
2014年3月13日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.川内原発の優先審査に抗議する 原発再稼働は許せない!
九州電力・川内原発の再稼働に絶対反対
福島第一原発事故3年目の福島は今も放射能と汚染水に苦しんでいる
地震(余震)の危険も迫っている(日本は今、地震活発期だ)
★2.抗議文(要旨) 原子力規制委員長 田中俊一 様
私たち鹿児島県民は規制委員会のいいかげんな判断を看過できません
日本の原発のどれが安全だと誰が判断できるのでしょうか
松元成一(かごしま反原発連合有志 副代表)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆3/30「テントを守れ 川柳句会」14時より
経産省前テントひろばにて
★4.新聞より
◆川内原発を優先審査 ベント、緊急拠点未整備のまま
規制委 再稼働新基準で方針 住民避難態勢も不十分
(3月13日東京新聞夕刊より抜粋)
★5.テント日誌3月11日(火)
経産省前テントひろば913日目 商業用原発停止177日目
全国の再稼働阻止行動に連帯した風船飛ばしは成功! (I.K)
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※3/14(金)第94回首相官邸前抗議行動にご参加を!
日時:3月14日(金)18:00から20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
たんぽぽ舎では、13:00からビラ、プラカードなどの用意をして、
16:00たんぽぽ舎出発。16:40頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)
前で短時間の抗議コール。17:00「経産省前テントひろば」集合。
1~5班にわかれて17:20官邸前へ、国会前へ出発。
20:20経産省前テントヨコでまとめの集会(短時間)。
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┗■1.川内原発の優先審査に抗議する 原発再稼働は許せない!
| 九州電力・川内原発の再稼働に絶対反対
| 福島第一原発事故3年目の福島は今も放射能と汚染水に苦しんでいる
| 地震(余震)の危険も迫っている(日本は今、地震活発期だ)
└──── たんぽぽ舎
《事故情報編集部より》
3月13日、原子力規制委員会は、九州電力・川内原発の「優先審査」を決めた。
再稼働阻止全国ネットワークは、イ.優先審査という規制委のやり方が不当であること、ロ.川内原発は問題が多く、危険な原発で、再稼働第1号原発なんて、とんでもないこと-内容批判は多岐にわたる-の2点にわたって、強く批判・抗議し撤回を求めた。
規制庁前で、13日(木)の昼の1時間10分ほど、60人の参加で抗議集会を持ち、5種の抗議文を規制庁へ手渡した。5種の抗議文のうち2つ(たんぽぽ舎と鹿児島川内現地の要旨)を紹介。残りの3種は、再稼働阻止全国ネットワーク、原子力規制を監視する市民の会、さよなら原発福井ネットワーク。それらの抗議文は
阻止ネットのHPをご参照下さい。(柳田 真)
阻止ネットのHP http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry
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3月13日、原子力規制委員会は、実質、再稼働原発を決めた。九州電力・川内原発。
たんぽぽ舎は強く抗議し、撤回を求めます。私たちが川内原発ほかの再稼働に反対する理由は、以下の10点です。
1.『規制委の基準を満たした原発でも事故は起きます』…1月20日におこなわれた規制庁と全国の原発現地プラス「再稼働阻止全国ネットワーク」の院内交渉で、規制庁職員は答えました。しかも『この基準は最低のものであとは事業者の責任です』とも答えています。これでなぜ再稼働ですか?
2.川内原発は危険が多く問題だらけです。桜島の噴火・火砕流が到達します。どうやって火砕流を防ぐのですか?
3.川内原発には大きな活断層があります。政府の地震調査委員会が2013年2月に提出した活断層長期評価が規制委でも「大きなカベ」になっているといわれます。まずこの解明を。これなくして、地震対策はたてられません。緊急時対策所(免震重要棟)が平成27年完成予定ですが、その間に地震が襲ってきたらどうするのですか。
4.東京電力福島第一原発事故は収束していません。多くの県民が苦しんでいます。
放射能汚染と汚染水(毒水)に。家を失い、賠償も不誠実、値切られて苦しんでいます。
5.東京電力福島第一原発事故の原因が解明されていない。なのに、どうして再稼働できるのか、不思議だ。自動車事故の原因が分からないのに、また、同じ型の自動車に乗り動かす人はいない。
6.国民世論は7~8割が再稼働に反対しています。原発に、再稼働に違和感を持っています。自民党も選挙公約は「原発依存を減らす」と言っていたのに~。選挙に勝てば、公約破りですか。
7.「原発なしでも電気は大丈夫」が証明されています。この3年間の全国の事実を見れば明白です。
8.地震・余震がひんぱつしています。津波対策だけの再稼働原発はこれに耐えられない。9.原発事故の時、逃げられない。原発立地自治体の防災体制が全く整っていない。
10.「再稼働ありきの規制委」をやめよ。東京電力福島第一原発事故の収束を、原因究明を、放射能汚染水の処理に全力をそそいで下さい。規制委の大事な仕事でしょう。国民が一番期待していることです。「再稼働のための規制庁」は、望んでいません。
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┗■2.抗議文(要旨) 原子力規制委員長 田中俊一 様
| 私たち鹿児島県民は規制委員会のいいかげんな判断を看過できません
| 日本の原発のどれが安全だと誰が判断できるのでしょうか
└──── 松元成一(かごしま反原発連合有志 副代表)
(前略)
○ 川内原発の稼働の安全性について全く証明も実証も何らされていません。
1.川内原発に向かって幾つもの活断層が延びている(九州電力は、このデータを改ざんして報告している)。更につい最近原発のごく至近に800mにも及ぶ活断層が発見された。
2.日本最大の活断層である中央構造線が川内原発のすぐ北まで来ている。
3.世界有数の地震列島であり火山列島でもある日本列島に我々は暮らしている。その中でも有数な火山地帯である南九州に川内原発は存在する。
(中略)
○ 川内原発でひとたび事故が起これば、その放射能は日本列島を縦断・横断し住民の生命を完全に脅かすことになるのは明らかです。地元自治体が財政援助だけを目当てに再稼働を求める無責任に歯止めをかけるのが「規制」ではないですか。 (後略)
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆「テントを守れ 川柳句会」
日時:3月30日(日)午後2:00~
会場:経産省前テントひろばにて
席題2題(各2句吐) 乱鬼龍選
※入選者に呈賞―交流会あり ぜひご参集下さい!
問い合わせ:070-6472-1947(乱)
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┗■4.新聞より
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◆川内原発を優先審査 ベント、緊急拠点未整備のまま
規制委 再稼働新基準で方針 住民避難態勢も不十分
原子力規制委員会は13日、原発再稼働の条件となる新規制基準への適合審査の進め方について、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)ではおおむね適切に地震と津波が想定され、事故対策の設備面でも大きな問題はないとして優先的に審査を進めることを決めた。新規制基準に基づく再稼働第1号は川内原発となる可能性が高まった。しかし、同原発周辺は原発外の防災対策が遅れているなど安全面の課題も多く、大きく疑問が残る決定となった。(後略)
(3月13日東京新聞夕刊より抜粋)
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┗■5.テント日誌3月11日(火)
| 経産省前テントひろば913日目 商業用原発停止177日目
| 全国の再稼働阻止行動に連帯した風船飛ばしは成功!
└──── (I.K)
○ 東日本大震災から3年目官庁の屋上や郵便局の入り口には反旗が掲げられていた。改めて犠牲者の御冥福を祈る。テントでは10時からIさんの指導のもと風船の用意が始まった。風船の紐にこぶをつけメッセージのカードをセロテープで貼り付けてガスを注入してふくらます。言葉にすれば簡単だが300個の風船を膨らますまでの作業はなかなか大変!幸いたくさんの助人が来て下さったので時間内に作業は終わった。
○ 12時から経産省に向けての抗議行動が責任者Iさんのきびきびした司会で始まった。はじめに主催者の渕上太郎さんの挨拶、双葉町から避難しているKさん、たんぽぽ舎の柳田さんの話そして参加者による1分間スピーチと続いた。
渕上さんはまず今日の好天は神の恵みと喜び、8日にいわき市で開かれた「原発のない福島を!県民大会」の報告をした(10日の日誌参照)Kさんは自分の経験を切々と語り再稼働は絶対反対しましょうと括った。再稼働阻止ネットの柳田さんからはチョットこわい話。13日(木)に規制委員会が開かれる。そして川内原発が再稼働の第一号になりそうだと言う情報が入ったのこと。13日12時から規制委員会前で抗議行動をするので是非参加して欲しい。再稼動は何としても阻止しなければならないので東京から伊方と同じように川内にも専従の応援を送る。そして16日には鹿児島で1万人集会もある。
先日伊方の方が規制委員に委員会が安全だといったら事故は起きないのですね?と質問したらそうは言えないとの返事だったとのことなど話された。その後の7,8人の方が1分間スピーチに参加された。7・8・9と北海道に行かれた人の話9日に共和町というところで寒い中400個の風船を上げたそうです。風船が庭に落ちて来た方が居て放射能もこうして来るのだと驚いていたとのこと。原発で働いていたFさんは福島の事故は核爆発だったと強調する。いつもテントに来てくださるもうじき90歳になるTさん、テントは初めてという二人の女性、原発メーカー訴訟に加わっていると言う方など次々に発言する。
○ 最後に風船プロジェクトの責任者の小川さんからの報告。9日には志賀原発でも一連凧と風船飛ばしが行われ金沢まで飛んでいったとのこと。このプロジェクトは福島を忘れない、再稼働させないため、統一的に目に見える行動をとしてはじめた。9日から始まって順次全原発立地で行われる。この呼びかけで現在80万円弱のカンパが集まったそうです。
抗議行動の途中と最後に川崎のIさんの素晴らしい掛け声で再稼働反対のシュプレヒコールも行われました。
その後いよいよ風船飛ばし!参加者は約100人と言うことで用意された風船一人3個を受け取って横断歩道の安全地帯に移動する。そこが一番開かれた場所で風船がビルや樹木に邪魔されずに飛んでいける場所だからだ。みんな集まったところで司会者のカウントダウンによりいっせいに風船が飛ばされた。雲ひとつない澄み切ったあおぞらに赤い風船が文科省方向に飛んでいくさまは感動的だった。いったい何処まで飛んで行ったのかなあ!風船飛ばしが終わった後第2テントの女性たちの心づくしのお汁粉とお茶が参加者に配られた。
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