脱原発・脱被爆関連の2冊の新刊本ご紹介 & 「正気かよ、再稼働第1号は日本一危険だ(鹿児島・川内原発)」(日刊ゲンダイ 2014.3.26)
- 2014年 3月 28日
- 交流の広場
- 田中一郎
●「正気かよ、再稼働第1号は日本一危険だ(鹿児島・川内原発)」(日刊ゲンダイ 2014.3.26)
http://hibi-zakkan.net/archives/37188769.html
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最近新刊となった脱原発・脱被爆関連の本を2冊ご紹介いたします。私もまだ読んでおりませんのでコメントはできませんが、亀の歩みよりも遅い私の読書スピードに合わせていては、みなさまへのご紹介が遅くなってしまいます。代替として、下記をご参照ください。
1.放射能と人体 細胞・分子レベルからみた放射線被曝 落合栄一郎 講談社
http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=257859
(下記サイトから、目次や序章、第1章がダウンロードできます)
●講談社BOOK倶楽部:ブルーバックス
http://bookclub.kodansha.co.jp/books/bluebacks/infopage/radiation.html
2.原発避難計画の検証 このままでは、住民の安全は保障できない-上岡直見/著 本・コミック : オンライン書店e-hon
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033047339&Action_id=121&Sza_id=GG
3/25の私のメール「3/23「講演会:原発事故で避難は可能? 柏崎刈羽原発と防災計画」の報告です」でご紹介申し上げた新刊書です。
別添PDFファイルに、この本の序章を添付しておきます。ご承知の通り、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁は安倍晋三・自民党政権とともに、鹿児島県・川内原発を皮切りに、原発立地自治体の住民の避難や放射線防護、つまりは住民の命と健康は「我関せず」の姿勢で、原発再稼働へ猪突猛進しております。従いまして、このタイミングで、「原子力防災計画」や「避難計画」がいかなることになっているかをきちんと見ておくことは重要だと思われます。
昨日の日本経済新聞・夕刊には、次のような記事も掲載されました。「お前、いったい誰のために、どっち向いて仕事をしてんだよ」と言わざるを得ないようなこの態度、許せませんね。原発立地自治体が原子力「寄生」委員会に異議申し立てをしていたのは、立地自治体があたかも原発推進=再稼働賛成の側にいるかのごとき政治的雰囲気作りに利用されるのはごめんだとの主旨で、公聴会でも説明会でも、開催するなら原子力「寄生」委員会の責任でしっかりやってくれ、ということではないのでしょうか。それを、自治体が「協力しないなら、そもそもしない」とは、何たる態度なのか。
再稼働に事実上のお墨付きを原子力「寄生」委員会が与えるのであれば、原発・核燃料施設の全ての立地自治体、及び過酷事故の際に影響が及ぶ全ての自治体において、公聴会や説明会を幾度となく開催し、原発・核燃料施設のそもそもの安全性の問題や避難計画、あるいは放射線防護の問題など、原発・核燃料施設に関する全てのことについて住民に納得がいくまで説明をし、了解をもらってからにしろよ。それができないのなら、原子力「寄生」委員会・「寄生」庁なんぞ、福島第1原発事故以前の原子力安全委員会や原子力安全保安院と大差のない、ロクでもない御用追認機関にすぎないのだから、さっさと消えちまえ、ということです。
●規制委委員長「公聴会、開催しない場合も」 原発安全審査
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規制委委員長「公聴会、開催しない場合も」 原発安全審査
(2014/3/26 12:22 ニュースソース 日本経済新聞 電子版)
原子力規制委員会の田中俊一委員長は26日、原子力発電所の安全審査の一環として計画していた立地地域での公聴会について、自治体などから要請がなければ開催しない考えを示した。インターネットなどを通じ一般から意見を募集する機会は設ける。
規制委は安全審査の「合格証」にあたる審査書案について科学的な意見を聞く場として公聴会を開く意向だった。自治体などからは「審査は規制委が全面的に責任を負うべきだ」などとして公聴会の開催に難色を示す声が上がっていた。
規制委は今後、一通りの安全性を確認した九州電力川内原発(鹿児島県)の審査書案の作成に入る方針
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