たんぽぽ舎から:No2167
- 2014年 5月 12日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2167】
2014年5月12日(月)地震と原発事故情報-7つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.いま私たちは大事な岐路にたつ、原点に立ち戻って考えよう
ベント装置を設備しなければならないような原発は有害であり不必要
相沢一正(茨城県東海村・村議会議員)
★2.5月9日第101回首相官邸前抗議
思い切ってスピーチしてみました。
金子やよい(たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア )
★3.キンカン(金曜日 官邸前抗議行動)のお便り
警備車輌移動―その四(4月25日 今回も警備車輌が邪魔をしている、腕章の係員からの申し入れで
3台の車輌が何処かに移動する、以後5月2,9日「希望のエリア」に車輌の駐車なし) 野村昌平(江戸川区)
★4.東電本社前抗議の報告(5月7日)youtubeに載っています。 事務局より
★5.原発と避難に関する行事をご案内
上岡直見(環境経済研究所(技術士事務所))
◆【新潟】2014年度エントロピー学会春の研究集会(7/17・18)
◆【京都】脱原発をめざす首長会議「いのちを守る避難計画はできるのか」(5/24)
◆【東京】反原発自治体議員・市民連盟第4回総会・講演(5/25)
★6.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆ダメじゃん!!原発再稼働6.10かわさき講演会
★7.新聞より
◆「増殖」から「減容化」へ もんじゅ存続
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※5/14(水)全国一斉規制庁抗議行動にご参加下さい!
川内原発再稼働やめろ!規制委への抗議行動を全国でおこないます
東京では、原子力規制委員会が入っている六本木ファーストビル前で昼休み抗議行動をします
日時:5月14日(水)12:00-13:00
場所:原子力規制委員会(六本木ファーストビル)前 (東京メトロ六本木一丁目駅下車4分)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク 詳細は5/2【TMM:No2160】を参照して下さい。
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┗■1.いま私たちは大事な岐路にたつ、原点に立ち戻って考えよう
│ ベント装置を設備しなければならないような原発は有害であり不必要
└──── 相沢一正(茨城県東海村・村議会議員)
○原子力規制委員会の審査とは何か
福島原発事故がもたらしている事態から本質的なことをわきにおいて、原発を重要なベースロード電源と位置づけ将来にわたって維持し、「もんじゅ」の延命を図ることで従来の核燃料サイクル政策も事実上続ける、国の「エネルギー基本計画」が決定された。3.11の後に、この原発事故は文明論的な転換の契機として受け止めなければならないと、脱原発が熱く語られ続けられて3年過ぎた今の現実だ。日本という国はこんな国だったのか。
一方、原発再稼働に道を開く原子力規制委員会の審査が進む。そのなかで明らかにされてきていることは、規制基準をクリアしても原発事故は起こるということだ。その対策として閉じ込めていた放射能を放出する、ということが当然のこととして語られている。そして事故が起こった後の「被曝なしの避難計画」作成という無理難題を自治体に押し付け、規制委員会は一切関知しないという。つまり、規制委員会の審査は事故が起こることを前提にし、事故が起こった場合には住民の被曝は当たり前とし、福島原発事故が明らかにしたように「故郷に帰れない」という事実も暗黙に前提しているということである。そのような審査がどれだけの意味を持ちうるのだろうか。
○私たちに「約束」していた安全とは何か
ベント設備とはありていに言えば放射能を人為的に放出することではないか。そんな安全思想を認められるか
改めて原点に戻りたい。いくらフィルターを着けると言ってもベント設備を設けようとする国や電力会社の安全思想そのものを問う必要がある。ベント設備とはありていに言えば放射能を人為的に放出することではないか。そんな安全思想を認められるか。原発は五重の壁を作って放射能を外には絶対出さない、その壁の最後の砦が格納容器だと彼らは言って緻密な設計をしてきたはずだ。事もあろうにその格納容器に穴をあけると言うのだ。放射能を閉じ込めるという機能を否定して放射能を放出することで安全を保つという全く正反対の安全思想がここにはある。これは、福島原発事故によって原子炉の過酷事故を仮想ではなく「必ず起こる」ものとして考えないわけにはいかなくなったからである。
ベントするということは住民に大量被ばくを強要するということに他ならない。ベント装置を設備するという事は住民の大量被ばくを前提とするということだ。 大量被ばくを認めてまで何で原発を動かさなければならないのか。ベント装置の設備問題は放射能の「閉じ込め」を「解放する」という、安全思想の大転換であるし、大量の住民被曝を前提とするのだから、そもそも原発を認めるべきか、認めないかの国民的議論をしなければならない。再稼働の条件だなどという矮小化された問題ではない。公平にいってそのように言いうると思うが、私たちは勿論、大量被ばくを容認してまで原発を許すようなアホではない。ベント装置を設備しなければならないような原発は有害であり不必要なのだ。福島事故がそのように考える合理性を与えているのである。
(あいざわ一正ニュース31号・2014年4月号より)
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┗■2.5月9日第101回首相官邸前抗議
│ 思い切ってスピーチしてみました。
└──── 金子やよい(たんぽぽ舎 金曜行動ボランティア )
すごい雨だったらしい。雷も鳴ったとか。私はバスで熟睡中だったので、何も知らず、「路面が濡れてるなぁ」ぐらいで、官邸前は、爽やかないい天気、多分これは晴れ男Yさんの、パワーだろうな。などと思いつつ、今日も抗議行動が始まり、徐々に人も集まってきました。コールの合間のスピーチ、ここ官邸前では1分に制限されてるけど、1分って話したい人には、短いのだろうけど、私みたいな話がまとめられない人間にとっては、長い様な気もするし、何話したらいいか分からないけど、とりあえず挑戦してみました。「スピーチする方いませんか」の声に、思い切って手を上げ、マイクを渡されたけど、「安倍晋三さぁん、あなたは、大メディアとか、国営放送」あれ?あの某有料テレビ局は国営じゃなかったな、と、思い直し「国営みたいなテレビ局で、原発の報道させなくしてますよねぇ」おっと、こんな言い切っていいんだろうか、など上がりっぱなしで、要するに、メディアをいくら操っても、真実は浸透していくと言いたかったけど、あんまり上がりすぎて、何話したか、よく覚えていないという体たらくです。情けない…。途中こんなボロボロの話しでも、�
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┗■3.キンカン(金曜日 官邸前抗議行動)のお便り
│ 警備車輌移動―その四(4月25日 今回も警備車輌が邪魔をしている、腕章の係員からの申し入
| れで3台の車輌が何処かに移動する、以後5月2,9日「希望のエリア」に車輌の駐車なし)
└──── 野村昌平(江戸川区)
・5月9日―官邸前の茱萸(ぐみ)坂で「道交法を守れ、自転車は横断歩道を渡りなさい」、と2人の機動隊員に自転車の走行を止められる。
○経過:議事堂の周りは坂道があって私には自転車の走行に息切れがするので車道の中央分離帯の切れ目を利用してUターンを毎度繰り返してきた、走行中を強引に止められるのは今回が初めてだ。腕章の係員が2人、自転車の同行者、よく分からない人が数名、抗議行動の人が集ってワアー、ワアーとなったがまともな話し合いとはならず走行を再開、今度は横断歩道をUターンして制止位置にきたら抗議行動の人が拍手をしている、私のことだと気付くのにチョット間があった。
この後、国会前でも1人の機動隊員に声を掛けられた、「・・・危険ですから・・・、見てみぬふりは税金泥棒といわれますからね・・・」 機動隊員にもいろいろな人がいます。
○これから:様子を見ながら中央分離帯の切れ目走行を続けます。制止されたら、「切れ目の目的は、制止は道交法の何条に相当するのか、私たちの抗議行動を如何おもっているのか、遊び半分で自転車走行をしているのではない」ことをグダ、グダと話したいと思っています。機動隊員は日替わりで交代しますから2度と会うことはないでしょう。
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┗■4.東電本社前抗議の報告(5月7日)
└──── 事務局より
東電本社前抗議の様子がyoutubeに載っています。ごらん下さい。
(全部見ると1:47:14です)
http://www.youtube.com/watch?v=o97ORSrgfdw
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┗■5.原発と避難に関する行事をご案内
└──── 上岡直見(環境経済研究所(技術士事務所))
※申込み・問合せは各主催者にお願いします。
◆【新潟】2014年度エントロピー学会春の研究集会
2014年5月17日(土) 13:30~18:00, 18日(日) 10:00~17:00
新潟大学 新潟駅南サテライトキャンパス「ときめいと」
https://www1.niigata-u.ac.jp/tokimate/access.html
シンポジウム 原発再稼働と地域の発展・自立をどう考えるか
佐藤栄佐久氏(前福島県知事)・平山征夫氏(前新潟県知事)ほか
※詳細 http://entropy.ac/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=637
◆【京都】脱原発をめざす首長会議「いのちを守る避難計画はできるのか」
2014年5月24日(土) 13:30~16:30 できるだけ事前申込みお願いします。
※ひと・まち交流館京都 http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
※詳細 http://mayors.npfree.jp/?cat=12
※チラシ http://mayors.npfree.jp/wp-content/uploads/2014/05/20140524_kyoto.pdf
◆【東京】反原発自治体議員・市民連盟第4回総会・講演
上岡直見・川内原発現地の議員より報告
2014年5月25日(日) 13:30~
※スペースたんぽぽ http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=336
※チラシ http://homepage3.nifty.com/sustran-japan/datafile/renmei.pdf
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┗■6.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆ダメじゃん!!原発再稼働6.10かわさき講演会
講 演:「再稼働阻止に向けて私たちのにできること!」
広瀬 隆さん(作家、反原発活動家)
講 演:「いまフクシマで何が起こっているか!」
木田節子さん(自称:原発難民)
と き:6月10日(火)18時30分~20時30分(開場18時)
ところ:てくのかわさき ホール(JR武蔵溝ノ口北口、東急線溝の口駅から徒歩5分
(駅前に案内人が立ちます。渋谷駅から溝の口駅までは13分です)
資料代:800円
主 催:脱原発かわさき市民6.10実行委員会
090-1703-8729喜多村
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┗■7. 新聞より
◆「増殖」から「減容化」へ もんじゅ存続
新たな役割も延命口実か
政府が4月に決定したエネルギー基本計画で、高速増殖炉原型炉もんじゅの存続が決まった。消費した以上の燃料を生み出す「夢の原子炉」の実現は果たせぬまま、核のごみを減らす減容化の国際的な研究拠点へと看板を掛け替える。もんじゅとは一体どういう施設なのか。
(前略)もんじゅにはこれまで建設費など国費約1兆円が投入されたものの、1991年の試運転開始以来、トラブル続きで稼働実績はほとんどない。
保守作業などで今も職員や協力企業社員ら計約700人が働き、毎年の維持費が約200億円かかるが、敷地の入口に掲げる看板は「もんじゅ建設所」のまま。(中略)
だが、実際には増殖炉の研究も続けるため、減容化は「もんじゅ延命」の口実との見方が強い。
増殖を諦めれば核燃料サイクルの破綻を認めることになり、使用済み核燃料の処分など原発政策の全般的な見直しを迫られるのが必至なためだ。
しかし、減容化は技術的に未確立な分野。原子力機構の幹部も「もんじゅで可能なのは基礎的な研究だけ。実際に核のごみを減らすロードマップはまだない」と語った。
(5月6日茨城新聞より抜粋)
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