たんぽぽ舎から:No2191
- 2014年 6月 6日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2191】
2014年6月6日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.政府事故調査委員会の調書公開請求へ
吉田昌郎所長(故人)ら772人分の調書の公開を求める
「不作為による情報の隠蔽(いんぺい)」やめよ
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.川内原発再稼働申請みとめるな!不正な人事認めない!
「反原連はじめて」の規制委員会抗議行動行わる
コール中心 100人弱の参加 たんぽぽ舎関係者も20人
柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.3・11以降の台湾における脱原発運動の展開と課題
―市民の国際的な連帯に向けて―
6/12(木)陳 威志さんのお話
市民による国際連帯運動の拡がりを
―核の廃絶を目指して 全9回シリーズ第二弾―
★4.新聞・雑誌より4つ
◆【紹介】海と放射能。三陸の世界的漁場は?
6/1THE BIG ISSUE日本版240号特集から
◆前倒し決定から3年 ドイツ脱原発 課題超え不動
(6月5日東京新聞より抜粋)
◆自公が規制委人事案に同意へ 田中知氏、全野党が反対方針
(6月6日朝日新聞より見出しのみ)
◆調書公開 11人中10人容認 原発事故 聴取受けた民主元閣僚ら
(6月6日朝日新聞より見出しのみ)
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※6/10学習会にご参加を!
チェルノブイリの健康被害
「子どもの痛みをなくす調査プロジェクト」第5回報告会「希望」
日 時:6月10日(火)19時~21時
お 話:小若順一(食品と暮らしの安全基金)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円 2次会(費用500円)
2014年も、小若順一さんが3月15日から24日まで、
ウクライナを訪問しました。その最新情報を報告します。
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┗■1.政府事故調査委員会の調書公開請求へ
| 吉田昌郎所長(故人)ら772人分の調書の公開を求める
| 「不作為による情報の隠蔽(いんぺい)」やめよ
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○ 東京電力福島第一原発事故を調査した政府事故調査・検証委員会が聴取した吉田昌郎所長(故人)ら772人分の調書の公開を求め、東電株主代表訴 訟の原告らが国を相手取り、東京地裁に行政訴訟を起こす方針を固めた。近く調書が保管されている内閣官房に開示を請求し、非開示決定が出ればただちに提訴する。
政府事故調は2011年5月に設置。吉田氏ら計772人を聴取したが、誰を聴取したのかさえ明らかにしていない。吉田氏らの調書や関連資料は現在、内閣官房に保管されている。
○ 政府事故調は非公開で聴取した調書について「必要な範囲で開示する」としていたが、これまで公開されていない。菅義偉官房長官は「ヒアリングは非公開を前提に任意の協力を頂いて行ったもので吉田氏を含め公表しない」としている。
原告代理人になる海渡雄一弁護士は「吉田調書の報道によれば、東電の指揮命令系統は崩壊していたといわざるをえない。吉田調書だけでなく、関係者の調書は事故原因の解明と責任の追及に欠かせない。政府は個人情報の処理など開示のルールを定め、原則としてすべて公開すべきだ」と指摘。歴代内閣が公開しなかったのは「不作為による情報の隠蔽(いんぺい)」と批判する。
http://www.asahi.com/articles/ASG643F24G64UUPI001.html
○ いうまでも無いことだが、政府事故調査委員会の収集した証拠はヒアリング調書を含めて全て国民の財産であり、それを「知る権利」は国民にある。
しかも事故調査が中途半端に打ち切られたも同然で、福島の教訓どころか真の原因さえつかめていない。これで再稼働など論じるのも見当外れである。航空機事故では欠陥が疑われる航空機の飛行は、原因究明と再発防止がされるまで停止される。
○ 福島第一原発事故は、まさに「運転停止命令」を出されたも同然の事態である。事故を起こした原発だけでなく、全原発の安全性が揺らいでいるというのに、その真相を知る努力もしない規制庁や推進側に再稼働を検討する資格は無い。
まず、訴訟の前に内閣府情報公開窓口に「情報公開請求」を6月5日に行うことになっている。その後記者会見が開かれ、具体的な請求内容と今後の方針が語られる。
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┗■2.川内原発再稼働申請みとめるな!不正な人事認めない!
| 「反原連はじめて」の規制委員会抗議行動行わる
| コール中心 100人弱の参加 たんぽぽ舎関係者も20人
└──── 柳田真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
6月4日(水)夕方、首都圏反原発連合初めての規制委員会抗議行動が六本木一丁目の規制庁の入っているビルの前で行われた。目的は川内原発再稼働申請を認めるな、不正な人事は認めない、など。
急な呼びかけでもあり、周知活動が不十分な中で、100人程が参加。たんぽぽ舎も6月1日(日)国会前の最後の告知で初めて知ったので、そこでたんぽぽ舎メルマガ6000人に周知しつつ、4日当日はメンバーを昼間の福島原発告訴団参加メンバーと夜の規制委員会抗議参加メンバーに分かれて参加した。(再稼働阻止全国ネットワークの人も含めて20人弱)
集会は、再稼働阻止全国ネットワーク(これまで9回実施)とやり方がかなり違い、90分の大半がコール、発言は1分発言が数人であった。コール中心のため、私たちの主催の時のスピーチよりもずっと音声が大きく響いたようで、途中で周辺住民に配慮して「マイクの音量を減らす」、または「マイクなし」でコールした。「そういう意味では、この規制委員会の入っているビルは、抗議対象の役所としては”立地不適”と言えそう。」とSさんの言葉。
6月13日(金)の「川内原発止めよう行動」に向けて、女性たちが中心で作った「布の横断幕」が出来上がったばかりなので、そのお披露目も兼ねて持参。新しい白い布に「川内原発再稼働反対!命と大地を放射能から守れ!」と書かれた内容でとても目立った。ほかに従来からの横断幕2枚と、新しいプラカード「再稼働のための規制委新人事断固反対」も持参し、訴えた。ノボリ旗は2本で、再稼働阻止全国ネットワークと原発やめようたんぽぽ舎の2つ。
終了後の食事会では「反原連も今後はもっと規制委行動をやってほしい」「コール中心だけだと単調で飽きる」「規制委批判の中味と質をもっと深めたい」等々の意見が出た。
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┗■3.3・11以降の台湾における脱原発運動の展開と課題
| ―市民の国際的な連帯に向けて―
| 6/12(木)陳 威志さんのお話
| 市民による国際連帯運動の拡がりを
| ―核の廃絶を目指して 全9回シリーズ第二弾―
└──── たんぽぽ舎(スペースたんぽぽ講座会議)
日 時:6月12日(木)19時から21時(開場19時30分)
講 師:陳 威志(たん うぃち)さん
プロフィール:一橋大学社会学研究科博士課程に在籍
場 所:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
○6/12シリーズ第二弾の概要
3.11以降、台湾の脱原発運動は、空前の高揚期を迎えた。
もちろん福島原発事故は大きな契機だが、3.11以前からの社会変革の力の源泉自体は、台湾の特殊な歴史的文脈の中に存在していたのだ。
400年もの植民地支配の経験をもつ台湾では、いかに民意を政治に反映させるものかが積年の課題だった。
3.11によって原発の是非をめぐる反対の世論は初めて60%を突破し、それまでの政党間の対立に組み込まれていた状況を乗り越えられたようにもみえる。
個人の細分化、脱政党化が進んでいるにもかかわらず、著名人や若者といった新しい担い手たちが再びデモ・集会の現場に現れた。
いったい台湾では何が起きているのか、大規模集会を過度評価せず、日本との共通の問題を見出し、新たに浮上した運動のレパートリー、担い手などの議論を行いながら、連帯のあり方を模索できればと期待する。
主 催:たんぽぽ舎(スペースたんぽぽ講座会議)
協 賛:No Nukes Asia Action Japan(NNAA)
参加費:800円(学生400円)
○6/24第三弾の予告
日時:6月24日(火)19時から21時
講師:李 大洙さん(アジア平和市民ネットワーク事務局長)
講演題目:韓国の反原発運動の歴史と現状
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┗■4.新聞・雑誌より4つ
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◆【紹介】海と放射能。三陸の世界的漁場は?
6/1THE BIG ISSUE日本版240号特集から
ホームレスの支援を目的の一つとしているTHE BIG ISSUEの6月1日発売240号(定価350円のうち180円が販売者の収入になります。)が特集として「海と放射能。三陸の世界的漁場は?」を組んでいる。
全10ページ。読み応えあり。主な目次を紹介します。(柳田 真)
【海と放射能。三陸の世界的漁場は?】
○543回の核実験など、72年間の海の放射能汚染。今、世界三大漁場の一つ、三陸・常磐の海をおびやかす六ヶ所再処理工場とは?
湯浅一郎さん(市民による平和のシンクタンク、ピースデポ代表)
○福島基準の11万倍の放射能を垂れ流す欠陥技術。すでに存在意義をなくしている六ヶ所再処理工場。 永田文夫さん(元高校化学教師)
○アワビ60トン、深みにマグロ、ブリが回遊。リアス海岸の豊かな恵み
伊藤隆一さん(岩手県重茂漁協組合長)
○海を守るのは誰?立ちはだかる震災と原発、食料基地構想、TPP、
そして六ヶ所再処理工場 「三陸・常磐の漁業の今とこれから」
濱田武士さん(東京海洋大学准教授)
◆前倒し決定から3年 ドイツ脱原発 課題超え不動
東京電力福島第一原発事故を受けドイツが「脱原発」の期限を二〇二二年中へと前倒ししてから六日で三年。ウクライナ危機が過渡期の電源として重要な天然ガスの供給に不安を投げかけ、電気料金の上昇など課題も多いが、原発の代わりとなる再生可能エネルギーの伸びは順調だ。長年の議論を踏まえた国民合意である脱原発に揺るぎはない。(後略)(6月5日東京新聞より抜粋)
◆自公が規制委人事案に同意へ 田中知氏、全野党が反対方針
(6月6日朝日新聞より見出しのみ)
◆調書公開 11人中10人容認 原発事故 聴取受けた民主元閣僚ら
(6月6日朝日新聞より見出しのみ)
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