6・22シンポジウム「世界の危機と主体の再生を考える ――いいだもも没後3周年によせて
- 2014年 6月 12日
- 催し物案内
- 松田健二
3・11(東日本大震災・福島原発大惨事)」の20日後の2011年3月31日に、私たちとともにさまざまな活動を担ってきたいいだももさんが逝去されました。それから早いもので3年の歳月が過ぎました。 この間、世界と日本のご承知のような状況のなかで、この閉塞した時代情況に立ち向かって、様々なひとびとによる新たな文化・社会・政治運動が展開されています。 しかしまだ時代を切り開く航路は混沌として、「斥候(ものみ)よ、夜はなお長きや」といういいだももさんの声が聞こえてきます。この言葉は、いいだももさんがゾルゲ事件を素材にした1940年代の日本を描いた作品名ですが、日本はこの時代に回帰していると警告する声も多くなりました。 こうした情況のなかで、4月に新たに第Ⅱ期の活動をスタートさせた私たち「変革のアソシエ」は、下記のような出版社の協賛をえて、「6・22シンポジウム」を開催します。 ご多忙の折りですが、ご出席くださるようご案内いたします。
日 時:2014年6月22日(日)13時30分~17時(開場13時)
場 所:日本教育会館9階 喜山倶楽部「光琳」 東京都千代田区一ツ橋2-6-2 電話03(3262)7661
プログラム 第一部 いいだももとその時代
内藤三津子 (元Nアトリエ) :「世代」の時代とその後
高橋 正久 (元日通労研) :水戸での出会いから
松田 健二 (社会評論社) :『季刊クライシス』刊行のころ
渋谷 要 (社会思想史研究) :いいだ著『赤と緑』をめぐって
猪野 修治 (湘南科学史懇話会):藤沢での出会いと研究会
第二部 講演 「歴史の岐路に立って――世界の危機と主体の再生」
伊藤 誠(東大名誉教授) 「現代資本主義の多重危機を考える――いいだももの志をどう受け継ぐか」
本山美彦(京大名誉教授)「本来性と主体性――いいだ先生から投げかけられた
参加費 1000円
協 賛 御茶の水書房:橋本盛作、 社会評論社:松田健二、批評社:佐 藤英之、 藤原書店:藤原良雄、 緑風出版:高須次郎、論創社:森下紀夫、元白順社:江村信晴
主 催 変革のアソシエ 連絡先 東京都中野区中野2-23-1 ニューグリーンビル301
電話: 03(5342)1395 ファックス: 03(6382)6538 付 記 終了後、同会館で懇親会を行います(会費4000円)
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