暴言を吐いた石原環境相の辞任は当然だ
- 2014年 6月 21日
- 時代をみる
- 池田龍夫
最後は金目(かねめ)でしょ」――福島第1原発事故の汚染度土を保管する貯蔵施設をめぐっての石原伸晃環境相の暴言には呆れ果てる。民主党など野党8党は6月18日、幹事長・国対委員長会議を開き、参院に問責決議案、衆院に不信任決議案を出すことで大筋合意。参院環境委員会は19日、集中審議での石原弁明に納得せず、問責決議案を提出した。20日には衆院環境委で審議が行われる。
石原氏は「金で解決できるとは考えておらず。撤回させていただきたいと」陳謝し、発言を撤回した。しかし、野党側は納得せず、福島県選出の増子輝彦委員は「速やかに辞任を要求したい」と迫った。野党側の追及に理があるが、絶対多数の与党は否決するに違いない。
福島事故収拾の重責を担う石原環境相の「暴言」は許せない。与党も潔く石原大臣を交代させるのが本筋である。少なくとも公明党だけでも批判票を投じてもらいたいが、与党の国会審議軽視はひどすぎる。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔eye2670:140621〕
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。