東京都議会本会議中にあった不正規発言に因んで
- 2014年 6月 24日
- 交流の広場
- 熊王信之都議会セクハラ発言
東京都議会の本会議中にあった不正規発言(野次)は、巷間で言われるようなセクハラどころでは無く、人としての尊厳を踏み躙る行為であり、人権蹂躙である。 このような言動は、議会内であろうと無かろうと決して許されるものでは無い。
当該の「野次」は、報道されたところに依ると「6月18日 東京都議会本会議の一般質問で、妊娠や出産に関する政策を尋ねたみんなの党の塩村文夏都議に、男性議員から『早く結婚しろ』『産めないのか』などとやじ」とあるが、「野次」では無くて、刑法上の名誉棄損罪に該当する違法行為と思われる。 刑法では、名誉棄損罪とともに、侮辱罪も規定があるが、内容の重大さに鑑みると人の名誉を毀損した言動と思われる。 とても「野次」等とは言えない深刻な人権問題と思われるのである。 このような言動が議会内であったことには驚きを禁じ得ない。 仮にも、公職にある者が発する言葉では無い。 発言した都議会議員は、正気なのか。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20140623-1322616.html
都議会セクハラやじ問題の経過 nikkannsports.com(共同)[2014年6月23日14時26分]
人権を蹂躙された塩村議員は、御自身のHP上で、自身が被爆二世であることを公表されても居るのであるから、この事実を承知した上での不正規発言であれば、ことは重大である。 とても人が人に対する発言とは思えない。 人格を無視している。 塩村議員は、この発言者に対するに冷静に品位を保って対応しておられるが、例え、謝罪をされても、それで許すには、蒙った被害との比較考量が均衡しないであろう。
http://shiomura-ayaka.com/profile
塩村文夏 プロフィール
このような非礼の輩には、私法上と公法上の責任を問わねばならない。 被害者である塩村議員も、謝罪を受けて簡単に許してはならない。 仮にも選挙民の信託を受けた公党の議員を、衆人環視の中で、その名誉を毀損したのであるから、損害賠償を求めることは勿論、刑事責任を追及するために、告訴を行うべきである。 何故なら、名誉棄損罪も侮辱罪も、被害者の告訴が無ければ、刑事訴追が出来ないからである。 お灸をすえないと、こんな不品行な輩は、また、二度三度と同じ言動をするであろう。 一罪百戒で、他の不品行な議員への警鐘とすべきである。 兎にも角にも、非礼議員は、即刻、辞職せよ。
蛇足であるが、ネット上では、塩村議員のタレント時代を彼是と論い、私生活上の問題まで論う意図的な攪乱者が居るが、味噌も糞も一緒にするものでは無い。 公職にある議員が、公の場で発言するに際しては、仮にも社会的規範(法令は当然含む)に則り発言するのは当然であり、その際の違法を云々するにあたり、私生活上の事柄を云々するのは見当外れも甚だしく失当と云わねばならないであろう。
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