アジア経済の将来
- 2010年 11月 13日
- 交流の広場
- 成畑哲也
アジア経済の中心は中国であろう。しかし、西欧の高齢化を日本が抜いてしまったように、中国の高齢化は「ひとりっこ」政策の影響もあり一層急速に進行するであろう。生産年齢人口は減少し、GDPなどの数値も停滞しよう。インドは、その人口が12億に達したといわれるように、成長は急速なものとなろう。日本の企業は、商品の、並びに資本の輸出を始めつつある。さらにASEAN諸国。だいたいが「過剰人口」に悩んでいたが、いまや「先進国」からの資本の流入もあり急成長の局面にある。生産年齢人口も膨大なものだ。世界経済の構造変化だけではなく、アジア経済の構造変化も見逃せない。
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