フォーラムは、「井上明久氏の研究不正疑惑の解消と再現実験」を公表します。以下のリンクからPDFファイルをご覧ください。

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井上氏の研究不正疑惑と再現性(Final)-1wmA.pdf 

概要:研究不正疑惑に関する名誉毀損裁判では、1996年論文(吸引鋳造法)で、大きなサイズのバルク金属ガラス(BMG)が作製できたか否か争点である。1996年論文はデータの再現性がない。そこで、井上氏らは原理的に同等な作製法であると称する2007年論文(キャップ鋳造法)によって同じようなBMG試料が作製できたので、1996年論文の再現性は確かめられたと主張する。ところが、井上氏の共同研究者が、吸引鋳造法とキャップ鋳造法は鋳造原理が異なるから1996年論文の再現性が確かめられたとは言えないと明言した。その上、2007年論文の取り下げを日本金属学会に申請した。さらに、疑惑否定の2007年論文は、井上氏にせかされて執筆した等の文書を高裁に提出した。控訴審は結審したが、この新しい証言(文書)を受けて、弁論が再開されることになった。井上氏側に不正があったとは言えないと、一審で仙台地裁が判断した根拠を否定する文書が、新たに証拠として採用される可能性が高く、一審判決が覆される公算が出て来た。

初出:「井上総長の研究不正疑惑の解消を要望する会(フォーラム)」より許可を得て転載http://sites.google.com/site/httpwwwforumtohoku/
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座
〔opinion4979:140907〕




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