たんぽぽ舎から TMM:No2288
- 2014年 9月 23日
- 交流の広場
たんぽぽ舎です。【TMM:No2288】
2014年9月22日(月)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.規制委員2人の交代でさらに鮮明になった規制委の
「原子力マフィア」体質 島崎委員に騙されるな!
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その20
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆9/27「大飯判決と大間原発」勉強会
講師:中野宏典さん(弁護士) 会場:横浜市西公会堂
★3.新聞より6つ
◆工事重複ひしめく敷地 福島第一 作業員倍増 1日6000人
(9月22日東京新聞より抜粋)
◆福島第一 作業員重傷 タンク建設中 パイプ落下
(9月22日東京新聞夕刊より抜粋)
◆原子力事故 メーカー免責の賠償条約 臨時国会に承認案
「輸出推進」と批判も (9月22日東京新聞夕刊より抜粋)
◆「放射線」政府広報 健康被害過小評価の恐れ 「主張一方的」
被災者ら憤り「政府の本音出た」 リスク議論本格化しないのに…
(9月22日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆原発のコスト 国富流出の試算に疑問
立命館大学教授(環境経済学) 大島堅一
(9月19日朝日新聞より見出し)
◆核燃サイクル 限界が迫っている
(9月19日朝日新聞「社説」より見出し)
★4.テントには赤い彼岸花も飾ってある Mさんからおはぎの差し入れ
テント日誌9月21日(日)
経産省前テントひろば1107日 商業用原発368日
(I・K)
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※川内原発再稼働するな!フクシマを忘れない!
さようなら原発大集会
日時:9月23日(火・秋分の日)
11時ブース開店 第2ステージ ライブ&トーク 開始
12:20よりオープニングライブ 第1ステージ エセタイマーズ出演
13時トークライブ 第1ステージ 14:30デモ出発
主催:「さようなら原発」一千万署名市民の会
たんぽぽ舎も9月23日、全力で参加します。目印の黄色のノボリ旗(もう原発やめよう たんぽぽ舎)は2カ所に。11:30ビラまき=会場入口のスポーツセンター付近。12:00に第1ステージ演壇に向かって左側の中央付近。
よければ、ご一緒にどうぞ。
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┗■1.規制委員2人の交代でさらに鮮明になった規制委の
| 「原子力マフィア」体質 島崎委員に騙されるな!
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その20
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
○ 5人の委員うち「原子力マフィア」からではない二人(島崎委員長代理と大島委員)が赴任時に任期2年とされていて、9月18日に退任した。
地震学者島崎委員の退任について各紙は次のように報じた。
規制委・島崎氏が退任「自然の声聞いた」「審査、厳し過ぎではない」(東京)、「目の上のたんこぶ」島崎氏退任(毎日)、規制委・島崎委員長代理退任へ 再稼働追い風、改革は不透明(産経)。
○ 島崎委員は推進側から厳しすぎと批判され事実上更迭されたとの見方もある。が、実は島崎委員は地震大国日本で原発の再稼働を許す筋道をつけた、いわば「原子力マフィア」の救世主である。このことをいち早く教えてくれたのが地震学者/島村英紀さんだ。
「原発は活断層だけを警戒していればいいのだろうか–原子力規制委員会の断層調査への疑問」(2013年2月)だ。
http://shima3.fc2web.com/201302choushuusinbun.htm
阪神淡路大震災(1995年)後に起きた日本の大地震は、すべて活断層として政府がマークしていなかったところで起きた。これらは2000年の鳥取県西部地震、2004年の新潟県中越地震、2005年の福岡県西方沖地震、同じく2005年の首都圏を直下型地震として襲った千葉県北西部の地震、2007年の能登半島地震、2008年の岩手・宮城内陸地震、2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)などである。
○ 最近の地震観測では、これらの基準加速度をはるかに超える実測値が日本各地で記録されているのだ。たとえば2004年に起きたの新潟県中越地震では2516ガル、2008年の岩手・宮城内陸地震では岩手県一関市厳美町祭畤(げんびちょうまつるべ)で4022ガルを記録した。また新潟県の柏崎刈羽原発が2007年の中越沖地震で停止してしまったときは、構内にある地震計が記録した加速度は1500ガルにも達していた。
「自然に従わなくてはいけない」(島崎委員の退任の弁)のは島崎委員や規制委だ。再稼働ありきの「新規制基準」を作り直さないといけない。
○ さらに、新たに田中知氏(さとる、東大)と石渡明氏(東北大)が委員になった。田中知は日本原子力学会会長や日本原子力産業協会理事を務め、電力会社や原発メーカーから多大な寄付金を受け取っていたことから本来不適格な人事である。産経新聞でさえ「田中氏は業界団体の日本原子力産業協会で役員を務めた経験もあり、中立性を疑問視する声もある。」と報道している。
多くの市民の反対の声を無視して国会同意を得たが、田中知が委員に加わったことで、原子力規制委員会が原発推進組織であることがより鮮明になったといえる。
こんな原子力規制委員会は解体せねば。
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┗■2.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆9/27「大飯判決と大間原発」勉強会
六ヶ所ピースサイクルで大間原発に行ってきました。
世界で最初のフルモックス原発が勝手に建設を進められています。現地では小笠原さんが頑張っていますのでハガキなどを送りましょう。函館市民訴訟に続いて、自治体訴訟も始まっています。大間の勉強会を下記の通り、神奈川=横浜駅西口で行います。お問い合わせの上、お出で下さい。
日 時:9月27日(土)午後2時~4時30分
会 場:横浜市西公会堂・2F会議室
講 師:中野宏典さん(弁護士・山梨在住)
福島報告:吉田 慈さん(教員を経て福島の教会牧師。現つきみの教会)
「再稼働の流れとフクシマとこどもたち」
資料代:300円
共 催:日本基督教団神奈川教区核問題小委員会
プルトニウム・フリー・コミュニケーション神奈川
携帯:090-2669-4219(久保)
E-mail:h2kubo@jcom.home.ne.jp
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┗■3.新聞より6つ
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◆工事重複 ひしめく敷地 福島第一 作業員倍増 1日6000人
東京電力福島第一原発では、凍土遮水壁の建設や旧型タンクの置き換えなど大型工事がひしめき、働く作業員は一日当たり約六千人と、昨夏に比べほぼ倍になっている。休憩所には人があふれ、通勤バスは一時間待ちになることも。現場では作業が重なり、混乱もたびたび起きている。(後略)
(9月22日東京新聞より抜粋)
◆福島第一 作業員重傷 タンク建設中 パイプ落下
東京電力は22日、福島第1原発で放射能汚染水を保管するタンクの建設中、鉄パイプが落下して協力企業の40代の男性作業員が重傷を負ったと発表した。男性は背骨を骨折したが、命に別条はないという。東電が事故の原因を調べている。
(中略)
男性は福島県いわき市内の病院に運ばれ、約1ヵ月の重傷と診断された。
(9月22日東京新聞夕刊より抜粋)
◆原子力事故 メーカー免責の賠償条約 臨時国会に承認案
「輸出推進」と批判も
菅義偉(すがよしひで)官房長官は22日午前の記者会見で、原発を持つ国同士が重大事故時の賠償金を支援する「原子力損害の補完的補償に関する条約(CSC)」の承認案を29日に召集される臨時国会に提出する考えを明らかにした。
この条約は異常に巨大な天災の場合を除き、賠償責任は全て、事故発生国の電力会社が負い、加盟国は事故発生国に対して支援金を支払う仕組み。輸出先が加盟国なら、日本製の原発でもメーカーは免責される。日本の原発メーカーはリスクが減る分、輸出しやすくなる。(中略)
しかし、日本弁護士連合会は「原発輸出の推進が目的で、原発による人権侵害を他国に広める」などと反対している。(9月22日東京新聞夕刊より抜粋)
◆「放射線」政府広報 健康被害過小評価の恐れ 「主張一方的」
被災者ら憤り「政府の本音出た」 リスク議論本格化しないのに…
「放射線についての正しい知識を」。そんな大見出しの政府広報が先月中旬、全国紙に一斉に掲載された。福島原発事故の健康影響を正しく伝え、風評を打ち消す狙いだという。ただ「安心神話」に偏ったような内容になっており、登場する学者も放射線の影響を軽く見る人物だ。投じた費用は1億円超。被災者の怒りの声が聞こえてくる。
15日に東京都内であった原発問題の市民集会。「政府広報の内容は問題がある。政府こそ正しい知識を持つべきだ」。原爆症認定訴訟で原告側の証人を務めるなど、放射線被ばくに精通する旭川北医院(北海道旭川市)の院長、松崎道幸医師はこう訴えた。
やり玉に挙がったのは8月17日付朝刊に掲載された政府広報だ。朝日、毎日、読売、産経、日経の全国5紙と福島県の地元紙の福島民報、福島民友の2紙に掲載された。翌日は夕刊フジにも出た。(中略)
市民団体「内部被ばくを考える市民研究会」(埼玉県川口市)の川根真也代表(52)は、政府広報に込められた意図をこうみる。
「政府は『国民は権威に弱いはず』という見立てで、東大やIAEAといった肩書を持つ専門家、さらには全国紙までも使い始めたのだろう。政府の本音がにじみ出ている。ただ事故の影響を過小評価すれば、しわ寄せが及ぶのは住民たちだ。今のやり方を許していいはずがない」
(9月22日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆原発のコスト 国富流出の試算に疑問
立命館大学教授(環境経済学) 大島堅一
(9月19日朝日新聞より見出し)
◆核燃サイクル 限界が迫っている
(9月19日朝日新聞「社説」より見出し)
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┗■4.テントには赤い彼岸花も飾ってある Mさんからおはぎの差し入れ
| テント日誌9月21日(日)
| 経産省前テントひろば1107日 商業用原発368日
└──── (I・K)
今日はMさんがおはぎを作ってきてくださった。
それでお彼岸なのだと改めて思い、テントに赤い彼岸花も飾ってあったのに気づく。
空気が澄み気持ちのよい気候になった。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものだ。おはぎは甘さを抑えてありとても美味しかった。
23日に配布する予定の裁判チラシが一日遅れで届いたので正清さんが一生懸命折り込んでいた。
昼過ぎ右翼の街宣車が何台も前を「乞食・早く出て行け・4年も不法占拠しているのか!」など私たちに馬詈雑言を浴びせて通ったが、実害はなかったので良かった。Mさんの連れのルイちゃんは一寸怖かった様子。
10時半ごろから4時近くまで東京シティサイクリングの人たちが延々と通り過ぎて行った。そうだった去年も今頃通ったと思い出し、月日の経つ早さを思う。3時半ごろ一台の自転車がテント前の道路で転倒したのでびっくり!
あちこちにかなりひどい擦り傷を負っていたので、Yさんが第2テントから救急箱を持ち出して消毒してあげたが、救急箱の中に充分な備品がなく一寸困った。滅多にないことだが、時々点検しなければと思う。
暫らくして主催者の救急隊が駆けつけ手当てをしてもらいゴールに向かったのでひと安心した。
延々と行く自転車隊、ほとんどは無関心で通り過ぎたが、数人の人が「頑張って!」と言ってくれ嬉しかった。
夕方埼玉のKさんや泊まってくれるKさん、第2テントのHさんが来てくれたので私はテントを後にした。(I・K)
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