朝日新聞「吉田調書」報道問題に関する記者会見のご案内
- 2014年 9月 25日
- 交流の広場
- 中山武敏
F A X 送 信 書
2014年 9月25日
報道各社 御中
朝日新聞「吉田調書」報道問題に関する記者会見のご案内
申入人弁護士代表 弁 護 士 中 山 武 敏
〒104-0042 東京都中央区入船1-7-1 松本記念会館内4F 中山法律事務所
TEL 03(6280)3225
FAX 03(6280)3226
携帯 090-3310-2703
記
朝日新聞が元福島第一原発所長の「吉田調書」報道を取消した問題で明日、26日午前10時、弁護士中山武敏・同梓澤和幸・同宇都宮健児・同海渡雄一・同黒岩哲彦・同児玉勇二・同阪口徳雄・同澤藤統一郎・同新里宏二の10名連名で朝日新聞社木村伊量社長・「報道と人権委員会」宛て「吉田調書」報道記事問題についての申入書を弁護士としての立場から提出します。
同申入人弁護士は平和と人権・報道・原発問題などにかかわっている弁護士です。同申入書には、原発運転差し止め判決を出された元裁判官の井戸謙一弁護士、伊藤真弁護士をはじめ全国から184名の弁護士の賛同も寄せられています。
申入人、賛同人の全国200名ちかい弁護士が今回の朝日新聞「吉田調書」報道取消問題が報道の自由、知る権利を脅かすことにつながらないかを危惧しています。
申入書の概要は、「『命令違反で撤退』したかどうかは解釈・評価の問題で、吉田所長が所員に福島第一の近辺に退避して次の指示を待てと言ったのに、約650人の社員が10キロメートル南の福島第二原発に撤退したとの記事は外形的事実において大枠で一致しています。同記事全部を取り消すと全ての事実があたかも存在しなかったものとなると思料します。」、「『吉田調書』報道関係者の『厳正な処分』を貴社木村伊量社長が公言されています。しかしながら、不当な処分はなされてはならず、もしかかることが強行されるならばそれは、現場で知る権利への奉仕、真実の公開のため渾身の努力を積み重ねている記者を萎縮させる結果をもたらすことは明らかです。そのことはさらに、いかなる圧力にも屈することなく事実を公正に報道するという報道の使命を朝日新聞社が自ら放棄することにつながり、民主主義を重大な危機にさらす結果を招きかねません。」というものです。
同提出後、午前11時から参議院議員会館B107会議室で、朝日新聞「吉田調書」報道問題に関する記者会見を行います。
記者会見には申入人弁護士中山武敏・同海渡雄一・同黒岩哲彦・同児玉勇二、同賛同人弁護士杉浦ひとみが出席します。当日、同会場で「吉田調書」報道記事問題についての申入書を資料として配布します。
当日の記者会見には桂敬一元立正大学教授、ジャーナリストの斎藤貴男さんも出席されます。取材いただければ幸です。
以上
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