たんぽぽ舎から TMM:No2291
- 2014年 9月 26日
- 交流の広場
たんぽぽ舎です。【TMM:No2291】
2014年9月26日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.9/25原子力空母G・ワシントン母港化6周年抗議
東京湾に浮かぶ2つの原子炉は危険
原子力空母配備撤回を求める全国集会に1700人 (山本勇祐)
★2.「鹿児島・辻説法」の記録(今夏)
原発いらない福島の女たちと再稼働阻止ネット、鹿児島現地の協同で
フクシマを伝え、川内原発再稼働阻止を訴える (青山晴江)
★3.非力でも微力でもない。まして無力ではない。 (ぐみ坂キッド)
首相官邸前の素描 9月19日(金)第118回首相官邸前・国会議事堂前抗議
★4.新聞より
◇原発再稼働「反対」 水俣病患者ら会設立
(9月12日 熊本日日新聞より)
◇大津波予測 東電の勝俣元会長も把握 「吉田調書」で明らかに。
勝俣氏の虚偽報告の可能性強まる(Finance GreenWatch 2014/9/26)
◇来月1日 福島・川内村 避難指示解除
帰還ありき 住民苦渋 (9月25日 東京新聞より)
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★9月30日(火)JCO臨界事故を忘れない!朝の集会と夜の学習会に
ぜひご参加を!
◇10時~11時 経産省別館まえ 15年目の追悼と抗議
◇19時~スペースたんぽぽ、「JCO臨界事故15周年学習会、参加費800円
「JCO事故から見える福島原発事故-被ばく者に賠償なし」講師:山崎久隆さん
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┗■1.9/25原子力空母G・ワシントン母港化6周年抗議
│ 東京湾に浮かぶ2つの原子炉は危険
│ 原子力空母配備撤回を求める全国集会に1700人
└────(山本勇祐 たんぽぽ舎)
国内の原発が全て止まっているにも拘らず、東京湾に2基の原子炉→横須賀
港を母港とするアメリカの原子力空母G・ワシントンの原子炉だ。2008年9月
25日にG・ワシントンが配備されて6年目。毎年この日に配備反対の抗議集会
が行われている。今年も、横須賀港沿いのヴェルニー公園で行われた。たんぽ
ぽ舎は毎年『原子力核空母はいらない!事故が起きれば首都圏は放射能汚染
地』の横断幕を掲げて参加している。主催は、神奈川平和運動センター、三浦
半島地区労。
この日、天候が心配されたが1700人の参加で集会とデモが行われた。
集会では、主催者の挨拶で、藤本氏(フォーラム平和・人権・環境の事務局
長)は「戦争のない!差別のない!空母の核事故のない!社会を求めて闘って
いる。集団的自衛権閣議決定、辺野古強行、オスプレイ等市民の声がどこに反
映されているのか!この国が壊れて行く!大きな声を出して政府に迫ろう!」
と力強く訴えた。福島みずほさん(社民党)などの連帯メッセージが紹介され
た後、アピール[※]が採択され、雨が降り出した中で市内デモへ。
デモ行進は、たんぽぽ舎、反原発自治体議員・市民連盟、かわさき市民等の
人たちと約30人の隊列を組み『原子力核空母はいらない!事故が起きれば首都
圏は放射能汚染地』の横断幕を掲げて、途中、米軍横須賀基地正門前で、
「G・Wはいらない!」のコールをあげて約1時間の市内デモ。「基地強化反
対」「川内原発再稼働するな」「原発はいらない」を訴えた。私たちのデモ隊
はO姉妹の太鼓とIさんの鐘が調和して、Bさんのコールに合わせて鳴り響き、
労組系のデモ隊列とは一味ちがう集団として横須賀市内を行進できました。
デモの後半に雨も止んで解散地点へ。
[※]集会アピール
米海軍が横須賀基地に原理力空母G・Wを配備して6年が経過しました。来年
度中には、ロナルド・レーガンに交代すると発表されています。更に随伴の
イージス艦の増強が想定されます。政府も横須賀市も、同型(ミニッツ型)
艦の交代にすぎないとの姿勢ですが、私たちはこれを容認するわけにはいき
ません。(中略)
安倍自・公政権は、あからさまな米軍優遇の一方で、集団的自衛権行使や自
衛隊の増強を企画し、「戦争をできる国」へと迷走を続けています。このま
までは横須賀は「日米一体化の軍都」に逆戻りし、アジア諸国への脅威の街
となりかねません。(中略)
新たな空母の配備、基地機能の強化に反対し、原子力空母の母港撤回と脱
原発社会の実現を一体的にすすめよう。
辺野古新基地など沖縄への基地負担の押しつけをやめさせ、欠陥オスプレイ
を撤去させよう。
集団的自衛権の行使容認反対、「特定秘密保護法」廃止、安倍政権の戦争
推進政策を許さず、憲法改悪を阻止しよう。
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┗■2.「鹿児島・辻説法」の記録(今夏)
│ 原発いらない福島の女たちと再稼働阻止ネット、鹿児島現地の協同で
│ フクシマを伝え、川内原発再稼働阻止を訴える
└────(青山晴江 再稼働阻止全国ネット・たんぽぽ舎ボランティア)
9月28日の鹿児島「ストップ川内原発再稼働!」全国集会を前にして、この
夏訪れた現地の人々の姿がしきりに思い出されます。
原発再稼働阻止全国ネットワークの4月京都合宿相談会での提案から、多く
の方々の協力で実施された「鹿児島・辻説法」キャラバン。町々の辻で「原発
いらない福島の女たち」が市民に知らされない福島の状況を話しました。
前半は7月18日~22日、福島県大熊町から仮設に避難中の木幡ますみさんが
薩摩川内市・鹿屋市・鹿児島市・霧島市・他で計30か所を、7月28日~8月1
日は郡山市の黒田節子さんが日置市・姶良市・出水市・いちき串木野市・他で
計35か所を、各15~20分ほど、炎天下であるいは風雨のなか「鹿児島の皆さん、
福島から来ました!ここを福島のようにしてはいけません。再稼働を止めま
しょう!」と声を絞るようにして訴えました。
移動の街宣車からは、三遊亭歌之助さんのテープの声が「知事は原発を動か
そうとしています。事故が起きれば、逃げられませんよ~」と鹿児島弁で大き
く流れ町に響き渡りました。
夜は各地で準備してくれた集会があり、福島報告を真剣な眼差しで聞き、交
流会では質問がさかんにでました。キャラバンスタッフは現地の方々と再稼働
阻止ネット「川内の家」の岩下さん、前半に奥野さん、後半に青山が参加し、
辻説法をしている間、各現地市民団体の方たちと一緒に、町の人にチラシを手
渡したり、ポスティングをして回りました。
駅前・畑の中の団地・商店街・海岸・市役所前・大型ショッピングモール・
観光地、真夏の鹿児島の陽射しが強く照り返すなかで、「フクシマを繰り返さ
ないで」と訴える声が響きます。
話を聞いている人々の多くは再稼働に不安を抱いていました。団地の部屋か
ら出てきて、頷きながら聞いているご夫婦。民家の庭でチラシを受け取りなが
ら「ここには情報がない。みんな何も知らずに、考えずにいて、どんどん政治
は悪い方に流れて自分たちが犠牲になるばかりだ。腹が立って、胸が痛むがそ
れを話す相手もいない。」と語る男性。窓の網戸越しに腰をかがめて「いい話
をしていると思ったら、福島からですか、よく来てくださった、ありがたいこ
とです。原発は反対じゃ。」と言う女性。子供の甲状腺の話に耳を傾けている
保育士さん。若いひともチラシを受け取り、再稼働反対の文面を読んでいます。
店の閉まったシャッターの郵便受けの小窓から細い指で隙間をあけ、おばあさ
んがじっとフクシマの話を聞いていました。そっとチラシを差し出すと潤んだ
目で頷いて受け取ってくれました。
この声にならない思いを大切に結んで、再稼働阻止への力にしていきたいと
思いました。夏の辻説法で聞いたフクシマの話を鹿児島の人々は忘れずにいて
くれるでしょう。それが再稼働を阻む民意の広がりを後押ししてくれますよう
に。集会の会場へと初めて足を運ぶきっかけとなってくれますように。
《メルマガ編集部:注》
第3陣の辻説法が木田節子さんを中心に今週末28日(日) 29日(月) 30日(火)、
鹿児島市でおこなわれる予定。現地の女性と再稼働阻止ネットも協力の予定。
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┗■3.非力でも微力でもない。まして無力ではない。
│ 首相官邸前の素描
│ 9月19日(金)第118回首相官邸前・国会議事堂前抗議
└────(ぐみ坂キッド たんぽぽ舎ボランティア)
○国会議事堂前駅4番出入り口で目にしたこと
集会が始まると年配の女性がやって来る
49段の階段を登ってくる
前かがみになって登ってくる
プラカードを抱えて登ってくる
一段一段両足を揃えながら登ってくる
49段の階段を登ってくる
集会が終わると男性が帰ってゆく
49段の階段を下りてゆく
白い杖を前に出して下りてゆく
手すりに掴まりながら下りてゆく
一段一段確かめながら下りてゆく
49段の階段を下りてゆく
様々な人たちが集まり、そして支える首相官邸前・国会議事堂前抗議です。
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┗■4.新聞から
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◆原発再稼働「反対」 水俣病患者ら会設立
(9月12日 熊本日日新聞より)
胎児性水俣病患者の松永幸一郎さん(51)=水俣市=らが、九州電力川内原
発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対する会を結成。水俣市議会に11日
までに再稼働反対の陳情書を提出した。
会代表になった松永さんは「国は福島の事故や水俣病の教訓を学んでいない。
経済を優先する再稼働よりも、市民一人一人の安全を考えてほしい」と訴えて
いる。
会は「原発の再稼働ストップ水俣の会」。松永さんら胎児性患者3人を含む
8人で立ち上げた。
松永さんは昨年2月、東京電力福島第1原発から約40キロの福島県飯舘村
を訪問。住民から避難生活の不自由さなどを聞いた。水俣市も川内原発から約
40キロの距離にあり「事故が起きれば、障害者ら介護が必要な人はつらい思
いをする。自分たちが声を上げなければ原発は止まらない」と考えたという。
国の原子力規制委員会は10日、川内原発再稼働の前提となる新規制基準へ
の適合を認めた。一方、住民からは自治体の避難計画に不安の声が強い。特に
障害者や高齢者ら「要援護者」の避難が課題とされている。
松永さんは「避難体制があやふやなままでは再稼働は認められない。規制委
も原発は安全と断言してはいない。できれば原発をなくしてほしい」。会員を
さらに増やし、水俣から声を上げていく方針という。
◆大津波予測 東電の勝俣元会長も把握
吉田元東電福島第一原発所長が直接、説明
「吉田調書」で明らかに。勝俣氏の虚偽報告の可能性強まる
(Finance GreenWatch 2014/9/26)
東京電力福島第一原発事故をめぐる株主代表訴訟の口頭弁論が25日、東京地
裁であった。原告側は「吉田昌郎元所長(故人)は事故前、勝俣恒久・東電元
会長らに想定より大きい津波が来る可能性を伝えていた」とする準備書面を提
出した。
政府事故調査・検証委員会が吉田氏から事故当時や事故前の状況を聴取した
記録(調書)が今月11日に公開されたことを受け、主張を追加した。
吉田調書では「今、想定している5m何十㎝という設計のベースよりも大き
な津波が来る可能性が否定できない」と吉田元所長が東電幹部に説明していた
ことや、「会長の勝俣さんからは『そうなのか』『確率はどうなんだ』と尋ね
られた」ことが判明した。
勝俣元会長側が7月に提出した書面では、想定を超える津波が来るという吉
田所長からの報告について「知らない」「なかった」と答弁していた。
閉廷後に記者会見した原告側代理人の海渡雄一弁護士は「勝俣元会長が虚偽
の答弁をしたことが、吉田調書から明らかになった」と指摘した。
訴訟では、原発事故で東電が巨額の損失を出したのは安全対策を怠ったため
として、株主が現・旧経営陣27人を相手に、約5兆5千億円を東電に賠償するよ
う求めている。
◆来月1日 福島・川内村 避難指示解除
帰還ありき 住民苦渋 (9月25日 東京新聞より)
福島第一原発事から20キロ圏にある福島県川内村は、来月1日に避難指示解
除準備区域の指定が外される。今月17日には安倍首相が来村し、住民期間を
促す考えを示した。だが、事故から3年半がたち、それぞれの事情で古里に戻
れない人も多い。今後、賠償打ち切りという痛みばかりを強いることにもなり
かねない。(後略)
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