たんぽぽ舎から TMM:No2292
- 2014年 9月 28日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2292】
2014年9月27日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.【記事紹介】2件
『週刊女性』に吉田調書の朝日記事が取り上げられた。推進側が誤報、
誤報と騒いでいるが、実はヤブヘビになりそうだ。
『週刊朝日』「原発震災」を予言した地震学者 石橋克彦氏が告発
上岡直見[環境経済研究所(技術士事務所)]
★2.溶岩流でハワイが非常事態 火山から溶岩が流れ出て住宅に迫っている
ハワイ諸島の北西にある海山列は昔は島だった。
それがマグマの供給が止まり島が消えて海山になったもの
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその70
島村英紀(地震学者)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆10/4【講演と映画の集い】「10・8山さき※博昭プロジェクト―
50周年まであと3年」
会場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」6階
★4.新聞より4つ
◆孫の世代を考えて 【金曜日の声 官邸前】 (9月27日東京新聞より)
◆再生エネ 受け入れ制限なぜ 送電網、蓄電池など壁
業者の費用負担重く 価格改定など制度不備響く
(9月27日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆「もんじゅ改革」延長 (9月26日東京新聞より)
◆エネルギー基本計画と矛盾 原発支援策 (9月23日茨城新聞より抜粋)
★5.今週のたんぽぽ舎
今週は本当にてんてこ舞いの忙しさ=9/23さようなら原発大集会、
9/25横須賀原子力空母反対、9/26官邸前、
9/27-28鹿児島川内原発再稼働阻止。何と言っても準備が一番大変。 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
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※ご参加ください。
9・30 茨城県東海村JCO臨界事故から15年
○追悼・抗議集会
日 時:2014年9月30日(火)10:00~11:00
場 所:経済産業省別館前(飯野ビル側:経産省前テントの反対側)
○学習会
日 時:2014年9月30日(火)19:00開会(開場18:30)
場 所:「スペースたんぽぽ」ダイナミックビル4F
講 師: 佐々木敏彦さん、山崎久隆さん 資料代:800円
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┗■1.【記事紹介】2件
| 『週刊女性』に吉田調書の朝日記事が取り上げられた。
| 推進側が誤報、誤報と騒いでいるが、実はヤブヘビになりそうだ。
| 『週刊朝日』「原発震災」を予言した地震学者 石橋克彦氏が告発
└──── 上岡直見[環境経済研究所(技術士事務所)]
○『週刊女性』に吉田調書の朝日記事が取り上げられた。推進側が誤報、誤報と騒いでいるが、実はヤブヘビになりそうだ。
『週刊女性』2014年10月07日号
─朝日誤報「逃げた、逃げない」よりもっと大切なことがいっぱい!
「吉田調書」からわかる原発危機管理のお粗末─
※[前出の大谷氏は、政府が当初、調書公開をためらった裏側を推測する。公開すると、いかに原発事故に対してこの国の体制が整っていないか、どれだけ専門家がいないかなど、まずいことが明らかになる。事故当時の状況から何も変わっていないのに、どうして再稼働するんだよという声が出てきます]
朝日記事が吉田元所長その他の調書公開のきっかけを作ったことは確かだ。
その意味で朝日記事の意義は大きい。
○【記事紹介】『週刊朝日』2014年10月03日号
「原発震災」を予言した地震学者 石橋克彦氏が告発
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20140924-02/1.htm
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┗■2.溶岩流でハワイが非常事態 火山から溶岩が流れ出て住宅に迫っている
| ハワイ諸島の北西にある海山列は昔は島だった。
| それがマグマの供給が止まり島が消えて海山になったもの
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」 コラムその70
└──── 島村英紀(地震学者)
○9月になってから、米国ハワイで非常事態宣言が出される事態になっている。火山から溶岩が流れ出て住宅に迫っているのだ。
火山はハワイ島にあるキラウエア山(1247メートル)。熔岩が住宅地から約1.6キロの地点にまで迫ってきたことを受けて郡知事は非常事態宣言に署名した。
溶岩流はあと数日から1週間で住宅地に達するのではないかと報じられている。この宣言によって、いざというときに住民が迅速に避難できるよう、住民以外の道路通行が禁止された。
この火山は20世紀中に45回も噴火した活発な火山だ。そもそもハワイ語でキラウエアは「吹き出す」という意味だ。キラウエアは昔から頻繁に噴火を繰り返してきた火山なのである。
熔岩が住宅地を襲った例としてはアイスランドのヘイマエイ火山がある。この噴火は1973年。溶岩流は時速数メートルというゆっくりとした速さで町と港へ流れてきた。火山は本土から離れたヘイマエイ島にあり、港は住民にとって唯一の「玄関口」だった。
熔岩は比重が大きいから土塁やコンクリートを置いても軽々と押し流してしまう。住民が考えたのが消防ポンプで大量の海水を溶岩流に放水することだった。これはうまくいった。いくつもの民家が溶岩にのみ込まれたものの、最終的には漁港の手前で熔岩の流れは止まってくれたのだ。
○日本人が多くハワイ観光に行くのはオアフ島だが、ハワイは北西から南東へ500キロあまり拡がる8つの島から出来ている。ハワイ諸島だ。
島が出来た年代は南東へ行くほど新しくて、南東端のハワイ島がいちばん新しい。他方、ハワイ諸島の北西には長い海山(かいざん)列がある。この列はロシア・カムチャッカ半島沖の千島海溝まで延々5000キロも続いている。
これは太平洋プレートが北西に動いているのに、ハワイを作ったマグマの「源泉」がプレートよりずっと深い地球内部にあってマグマがプレートを突き抜けて島を作ったためだ。源泉は停まっているのにプレートが動いていく。それゆえ新しい島が次々に南東に作られてきたのである。
ハワイ諸島の北西にある海山列は昔は島だった。それがマグマの供給が止まり、温度も下がって収縮し、島が消えて海山になったものなのである。
熱帯地方ならば、島が縮んで海山になっても、その上の浅い海に次々にサンゴが増殖して島として残るものもある。サンゴ礁だ。しかし、ハワイ諸島から北西に動いていった先は北の海だ。サンゴが育つには寒すぎたのである。
ところでハワイ島の南東にある海底では、いまぶくぶくと火山性ガスを吹き上げている海山が成長を続けている。
すでに海底から3000メートルの高さになった。ロイヒと名づけられたこの海山は、あと1000メートルほど高くなれば、もっとも新しい島としてハワイ諸島に仲間入りをするはずである (9月26日『夕刊フジ』より)
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆【講演と映画の集い】10・8山さき博昭プロジェクト―50周年まであと3年
講演:山本義隆(科学史家・元東大全共闘議長)
「私の1960年代―樺美智子・山さき博昭追悼―」
映画「現認報告書」(監督・小川伸介 小川プロダクション1967年作品)
日 時:2014年10月4日(土)12:30開場 13:30開演 16:30終演予定
会 場:品川区立総合区民会館「きゅりあん」6階大会議室
(東京都品川区東大井5-18-1
JR京浜東北線「大井町」駅東口下車徒歩1分)
参加費:1,000円
申込み:下記Websiteから(定員になり次第、締め切り)
主 催:10・8山さき博昭プロジェクト事務局
〒104-0061 東京都中央区銀座8-10-6銀座MEビル3F
東京銀座総合法律事務所内 (FAX) 03-3573-7189
(E-mail) monument108@gmail.com
※事故情報編集部 注:「さき」の漢字は「崎」でなく右側の「つくり」が訓読み「あや」で文字化けするため、やむなく「ひらがな」を使用しました。
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┗■4.新聞より4つ
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◆ 孫の世代を考えて 【金曜日の声 官邸前】
東京都板橋区の無職 秋山豪さん(62) 政府が公開した「吉田調書」で分かったのは、現場の責任者が土壇場で作業員を退避させようとしたことと、東電が退避の判断を現場任せにしていたということだ。東電は、もっと責任を問われるべきだ。
栃木県那須町の介護施設運営 星野行彦さん(79) 使用済み核燃料の処理ができないのに、原発を再稼働させてどうするのか。政府は経済を優先させるのだろうが、再び原発事故が起きた時のことを考えられないのだろうか。
東京都大田区の主婦 三浦冨美江さん(77) 子どものころに戦争を経験したから、上の世代には「なぜ戦争をしたのか」と言いたい。このまま原発を再稼働させたら、私たちは孫の世代から同じように責められるから抗議の声を上げる。 (9月27日東京新聞より)
◆再生エネ 受け入れ制限なぜ 送電網、蓄電池など壁
業者の費用負担重く 価格改定など制度不備響く
九州電力が、再生可能エネルギーの購入受け入れを中断した。固定価格買い取り制度(FIT)は購入を義務付けているが、太陽光発電などが増えすぎたからだという。東京電力福島第一原発事故後、再生エネは二倍に増えた。でも、年間の発電総量のうちの2%にすぎず、決して多いとはいえないのだが…。 (9月27日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆「もんじゅ改革」延長
日本原子力研究開発機構は25日、大量の機器の点検漏れにより、事実上の運転禁止命令が出ている高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)について、9月末までと位置付けた集中改革期間を来年3月まで延長する方針を明らかにした。2014年度内の命令解除を目指し、今年11月に保安規定変更などを申請する。
原子力機構は当初、9月末までの命令解除を目指していたが、原子力規制委員会が昨年5月、安全管理体制が整うまで運転再開に向けた準備を見合わせるよう命じた後も、機器の新たな点検漏れや、点検記録の不適切処理が判明するなど、トラブルや不祥事が相次いでいた。
改革状況や課題を有識者と議論する25日の会合で、原子力機構は国に提出する報告書案を提示。「改革の一定の成果を確認したものの、課題は以前として残る」と期間延長の理由を説明した。 (9月26日東京新聞より)
◆エネルギー基本計画と矛盾 原発支援策
政府は2016年の電力小売りの全面自由化に向けて、電力会社が原発で発電した電気に一定の価格を保証する制度を検討している。原発を特別に支援する仕組みで、政府の脱原発依存の方針と矛盾する上に、原発の発電コストが割高であることを認めた形だ。
済産業省は、原発政策を議論する有識者会議で「基準価格」という制度を提案した。廃炉や使用済み核燃料の処分などを含む原発の発電コストに基づき、電気料金の基準価格を定める。 (中略)
16年以降の電力自由化で、大手電力会社以外の異業種からの新規参入が進めば、電気料金の値下がりが期待できる。そうなれば、原発の建設や使用済み核燃料の処分、廃炉などに巨額の費用がかかる原子力エネルギーは、コスト面で立ちゆかなくなる恐れが出てくる。
電力会社は電力自由化が進むと原発の維持が難しくなると訴えており、基準価格はこの事態を回避するのが狙いだ。
経産省は同時に、原発の廃炉による経営への影響を緩和するための新たな会計制度も検討している。これらの制度が実現すれば、電力会社は安心して原発を稼働させ続けることができ、原発の新増設や建て替えもしやすくなる。
しかし、なぜ消費者に新たな負担を強いてまで、原発に対する手厚い優遇措置を導入しようとするのだろうか。
政府が4月に閣議決定したエネルギー基本計画は、「原発依存度は、省エネルギー・再生可能エネルギーの導入などで可能な限り低減させる」と明記している。基準価格などの制度は、原発の維持と新増設を前提とし、それを後押しする政策であり、基本計画と逆方向を向いている。 (中略)
再生可能エネルギーなど電力の多様化が進む中で、こうした問題を棚上げにしたまま、原発の維持を前提として原発を特別扱いするのは、電力自由化を否定するものであり、時代に逆行していると言わなければならない。 (後略)
(9月23日茨城新聞より抜粋)
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┗■5.今週のたんぽぽ舎
| 今週は本当にてんてこ舞いの忙しさ=9/23さようなら原発大集会、
| 9/25横須賀原子力空母反対、9/26官邸前、
| 9/27-28鹿児島川内原発再稼働阻止。何と言っても準備が一番大変。
└──── 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
いつもいつも「たんぽぽ舎は忙しい」といっている気がしますが、今週は本当にてんてこ舞いの忙しさ。集会やイベントへの参加も大変ですが、何と言っても準備が一番大変。
差し迫った大問題『川内原発再稼働阻止』に向かって「再稼働阻止全国ネットワーク」と共に大車輪で取り組んでいます。
そして今日27日(土)の薩摩川内市で開催の「全国相談会」、明日28日(日)の鹿児島での大集会のため、東京圏からの参加者は会議と準備を積み重ねてきました。今朝飛行機で飛び立った面々はつかの間ホット一息つけたかも。
23日(火)の「さようなら原発大集会」(東京、亀戸中央公園)は、参加者の数(1万6000人)と熱気であふれかえり、今の政治への怒りと不安がヒシヒシと迫ってきました。“疲れたけれど気分は高揚”でしたね。(24日(水)のメルマガ参照)
ちなみに、私は「カンパ隊」で皆さんの中を回りました。かき分けていくのも大変でしたが、カンパ袋の膨らみと重さに参加者の方々の気持を受け止めました。
25日(木)は横須賀の「米原子力空母母港化」から6年、ということで横須賀へ。[26日(金)のメルマガ参照]
そのため、26日の金曜行動で配っている「金曜ビラ」を初めて休刊しました。「え、ないの?」と何人もの方に聞かれました。次回(10月3日金曜)はいつもの体制にもどります。
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