たんぽぽ舎から TMM:No2313
- 2014年 10月 23日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2313】
2014年10月23日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.一人一人の被曝量を抑えながら有効な過酷事故対策をおこなうには
出来るだけ大勢の人員を投入するしかない (その1)
津波が来なくても海水ポンプは電動機とポンプそのものが
火山灰で機能不全となる 山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.冷たい雨の中、「川内原発再稼働反対」の声がひびく
10・15原子力規制委抗議行動報告
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.川内原発再稼働阻止「10・26全国統一行動」各地の行動その3(宮城・九州)
「再稼働阻止全国ネットワーク」
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆『戦後日本公害史論』(宮本憲一著)の読書会を始めます
日時:10月25日(土)18時30分より 主催:信州宮本塾
宮本憲一先生のお話あり
★5.新聞より4つ
◆小泉氏「原発ゼロで発展を」 再生エネシンポ (10月23日東京新聞より)
◆川内原発説明会 半数が「不十分」 参加者調査 (10月23日東京新聞より抜粋)
◆廃炉促進へ交付金代替策 政府方針地元財政を支援
(10月23日朝日新聞見だし)
◆建屋カバー解体に着手 放射性物質飛散に不安 福島第一1号機
帰還ためらう住民も (10月23日朝日新聞見だし)
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※10/26川内原発再稼働をやめろ!九州電力東京支社抗議行動(全国統一行動)
九州電力は川内原発の再稼働を断念せよ
日時:10月26日(日)14時より16時
場所:九州電力東京支社(有楽町電気ビルヂング)
(JR有楽町駅日比谷口目の前)
主催:「再稼働阻止全国ネットワーク」 TEL 070-6650-5549
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※川内(せんだい)原発再稼働やめろ! 永遠に原発ゼロに!
10/24(金)第123回首相官邸前抗議にご参加を!
日時:10月24日(金)18:00~20:00
主催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
○たんぽぽ舎はいつものように13:00集合、ビラ折りやプラカードづくりの作業、たんぽぽ舎16:20出発、17:00頃、関西電力東京支店(富国生命ビル9F)前で短時間の抗議コール。17:15「経産省前テントひろば」集合。
1-5班にわかれて17:30官邸前、国会前へ出発。週刊金曜ビラ(10/24第123号)を配布します。
20:20経産省前テントヨコでまとめの集会と東電抗議の際の楽器練習(短時間)。 参加歓迎!
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┗■1.一人一人の被曝量を抑えながら有効な過酷事故対策をおこなうには
| 出来るだけ大勢の人員を投入するしかない (その1)
| 津波が来なくても海水ポンプは電動機とポンプそのものが
| 火山灰で機能不全となる
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○朝日バッシングと吉田調書
朝日新聞が吉田調書を巡り「所長の命令違反で撤退」とスクープしたことに端を発し、最終的に朝日の記事取り消しと謝罪会見で幕引きとなった一連の事件。
従軍慰安婦「吉田証言」の取り消しも絡んで朝日バッシングの流れが作られ、読売や産経新聞がキャンペーンを張っている。
9月という時期はまさしく再稼働を巡って緊迫した時期。規制委員会が「審査書」を決定すれば事実上のゴーサイン、政権は右から左へと再稼働を推進すると公言してはばからないし地元の鹿児島県や薩摩川内市のトップも再稼働を予め認める予定で全体の流れは進んでいる。
しかし大きな問題が議論されないままに放置されてきた。それは「誰に事故終息作業が出来るのか」である。
吉田調書が公表される前は、テレビ会議の映像と音声が、事故収束作業の困難極まる状況の一端が確認できる情報だった。しかしテレビ会議は最初のうちは音声がない。菅首相が東電に乗り込んだ場面でも1号機が水素爆発を起こした場面でも、一切やりとりは分からない。
さらに会議室の外で起きていることは、映像も音声もない。報告が上がっていたのかいなかったのか、そういったことも含めて、欠落している情報もたくさんある。
吉田調書とは、その欠落を埋め、現場で何が出来なかったかを知る重要な証言であった。
○撤退はあったのか
『「撤退」とは言っていない「退避」を検討した。』
これが吉田証言でも語られているが、一方で清水社長は「撤退させてくれと菅さんに言ったと聞いている」とも証言している。ただし、言うまでもなく問題なのは言葉ではなく実態である。
過酷事故対策には400人の要員が必要とされている。そのことも吉田調書には出てくるから、間違いないだろう。原発は6基、一基あたり70人ほどは必要となる計算だ。
問題の「撤退」が起きたのは2号機の圧力上昇から「異音」と「衝撃」を感じた後の14日夜から15日にかけてだ。
空間線量が急激に上がりだしたため、人命の安全を考えて一旦中央操作室や周辺の海水注入作業などから人を引き上げさせた。
その後吉田所長は近くで比較的線量の低い場所に待機するだろうと考えていた。
しかし結果として71名を除き全て第二原発に行ってしまう。約10キロ離れており、道も荒れており、再度必要な人員を戻すためには約半日かかっている。
その間、原発では絶望的状況が続いていた。
本来は3機の冷却ならば200名以上は必要なところ、半分も居ないのだから、パラメータの監視も冷却水の投入も出来ない事態になる。
「必要のない人の退避」はおろか、重要なメンバーも大勢が抜けてしまった状況で、吉田所長と残った70名に対して何とかしろといっても無理である。
(「その2」へ続く)
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┗■2.冷たい雨の中、「川内原発再稼働反対」の声がひびく
| 10・15原子力規制委抗議行動報告
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
10月15日(水)昼、再稼働阻止全国ネットワークは、「御嶽山爆発!火山予知はできないぞ!規制委の『合格証』は無効だ(石橋克彦発言)」と訴える抗議行動を原子力規制委員会(六本木ファーストビル内)前で実施した。
新規制基準が施行された昨年7月8日以来、断続的に実施してきた規制委への抗議行動、15回目の今回は折悪しくしとしとと降る雨の中でも、50名以上で抗議の声を上げた。
丁度御嶽山が噴火した9月27日に薩摩川内市で開催した全国相談会を受けて、薩摩川内市の住民合意を阻止する為の10.26全国統一行動を計画しており、この日もそれに向けた抗議行動である。折しも、10月9日に薩摩川内市で最初の「住民説明会」が開始され、一方で九電が1号機の工事計画と1、2号機の保安規定の認可申請を大幅に遅れて10月8日に規制委に提出した中での行動であった。
雨の中で、阻止ネットからの全国相談会など川内の状況報告、原子力規制委員会定例会議を傍聴してきた原子力規制を監視する市民の会の方の傍聴報告、火山対策・地震対策・再稼働決定の曖昧さなどの抗議の声をはさみながら、「川内原発再稼働反対」などのシュプレヒコールを原子力規制委員会のビルを出入りする人たちに訴えた。
最後に、次の3つの抗議・申入れ文を雨の中で規制庁広報担当に手交した。
○再稼働阻止全国ネットワーク 抗議・申入書
全原発の再稼働審査を止めて、福島第一原発の汚染水対策・廃炉化に専念せよ!
「トイレ無きマンション」の解消に専念せよ!
「新規制基準」を作り直し、川内原発の再稼働審査をやり直し、改めて地元住民同意を得よ!
○福島原発事故緊急会議 抗議・要請文
御岳山噴火は川内原発再稼働をやめよの警告である
○反原発自治体議員・市民連盟 申入れ書
原子力規制員会は、川内原発の再稼働審査をやり直し、住民合意を得るよう求めます
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┗■3.川内原発再稼働阻止「10・26全国統一行動」各地の行動その3(宮城・九州)
└──── 「再稼働阻止全国ネットワーク」
◆第108回 脱原発みやぎ日曜デモ
「女川原発再稼働するな!子供を守れ!汚染はいらない!みやぎ金曜デモ」
【10月26日(日) 15時】 良覚院丁公園 15時集合 フリートーク 15時半デモ出発
◆「熊本・原発止めたい女たちの会」金曜行動
【10月24日(金)17時-18時】 下通りパルコ前
◆第116回 宮崎「原発再稼働反対ウォーク」
【10月24日(金)18時-19時頃】 宮崎県庁-九電宮崎支社
◆鹿児島「対鹿児島九電支社抗議行動」
【10月26日(日)10時)】 鹿児島九電支社前
共催:かごしま反原連有志/川内つゆくさ会/
脱原発をめざす女たちのネットワークかごしま
◆大分「九州電力は川内原発の再稼働を断念せよ」
【10月25日(土)10時- &15時30分~】九電大分支社前
【10月26日(日)9時30分-10時30分】 九電別府営業所前
【10月26日(日)10時ー &15時30分~】九電大分支社前
【10月26日(日)13時30分-15時】ツキイチハハパレード 大手町公園集合
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆『戦後日本公害史論』(宮本憲一著)の読書会を始めます
日時:10月25日(土)18時30分より
主催:信州宮本塾 miyamotojuku01@yahoo.co.jp
会場:多津衛民芸館 佐久市望月2030-4 電話0267-53-0234
内容:
1.『戦後日本公害史論』を読む 「第一章」報告と討論
2.宮本憲一先生のお話;読書会報告を受けてのコメント&アベノミクスの現状と綻び
東京電力福島第一原発事故から3年半が経ちました。しかし、その原因は明らかにされていない部分も多く、被災してふるさとを追われた人たちの多くは、未だ我が家に戻ることができません。放射能の健康被害を、政府や東電はどのような形で償うのか、また故郷を奪われた人々に対して、私たちは何ができるのか、廃炉にかかる莫大な費用はだれがどのように負担すべきなのか・・など、私たちは今後何十年とこの問題に向き合っていかねばなりません。
公害の歴史を学びながら、現在とどう向きあうか、1年をかけて読書会を開きます。ご近所の方ご参加ください。
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┗■5.新聞より4つ
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◆ 小泉氏「原発ゼロで発展を」 再生エネシンポで
再生可能エネルギー事業への金融面での支援に取り組む城南信用金庫などが主催する「地域再生円エネルギーシンポジュウム」が22日、東京都品川区の城南信用金庫本店で開かれた。同信金のシンクタンク「城南総合研究所」の名誉所長を務める小泉純一郎元首相があいさつし、「原発ゼロで、再生可能エネルギーで日本経済は発展する、そういう方向に持って行かなければならない」と呼びかけた。
小泉氏は、九州電力川内原発の再稼働を「原子力規制委員会の田中(俊一)委員長が「新しい基準に合格したが安全とは申し上げられない」と言っているにもかかわらず、政府は安全だから再稼働させようとしている」と批判。政府が世界一厳しいとする新基準についても「米国、英国、フランスなどと比べてどこが厳しいのか全然示していない」と指摘した。
また再エネを支援する弁護士でつくる「えねべん」の島昭宏代表理事は電力会社が再エネの買い取り手続きを相次いで中断した問題について「電力会社の『お願い』にすぎず、法的根拠はない」などと語った。 (10月23日東京新聞より)
◆ 川内原発説明会 半数が「不十分」 参加者調査
鹿児島県は22日、国の新規制基準に適合した九州電力川内原発(同県薩摩川内市)に関して開いた住民説明会で、参加者を対象に実施したアンケート結果を発表した。適合と判断した原子力委員会の審査結果の理解度を調べるもので、説明会の感想について半数近くが「良くなかった」と回答した。
説明会は薩摩川内市など原発周辺五市町で実施したが、再稼働に懸念を示す声が相次いだ。県は事故時の避難計画など審査内容以外への対応が不十分だったとし、追加の説明会を29日に日置市で開催することなどを決めた。(後略)
(10月23日東京新聞より抜粋)
◆廃炉促進へ交付金代替策 政府方針地元財政を支援
(10月23日朝日新聞見だし)
◆建屋カバー解体に着手 放射性物質飛散に不安 福島第一1号機
帰還ためらう住民も (10月23日朝日新聞見だし)
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