たんぽぽ舎から TMM:No2320
- 2014年 11月 1日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2320】
2014年10月31日(金)地震と原発事故情報-3つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.鹿児島県庁の玄関前に「ストップ再稼働!テント」が立てられました
みなさんストップ再稼働!県庁前テントに連帯の声を上げてください
杉原(反原発・かごしまネット)
★2.九州電力の社長はこんな人だった
社長の発表に「放射能」や「核廃棄物」といった文言がなかった
建前のみで中身なし、お粗末すぎてヤジも飛ばず
10/29第35回原子力規制委員会臨時会議を傍聴して
奥内幸子(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.新聞より4つ
◆再稼働前提に受け入れ試算 再生エネ (10月31日東京新聞より抜粋)
◆核燃料取り出し遅れ 追認 実態なき「廃炉工程」鮮明
日程偏重で現場しわ寄せ 福島第一1号機 東電見直し (10月31日東京新聞1面より抜粋)
◆頭を抱える安倍首相 早すぎると統一選(来年4月)に影響
川内原発 再稼働地元同意問題 (10月31日「日刊ゲンダイ」より抜粋・30日発行)
◆六ケ所村の再処理工場 完成、16年3月に延期 原燃 (10月31日茨城新聞より抜粋)
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会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
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┗■1.鹿児島県庁の玄関前に「ストップ再稼働!テント」が立てられました
| みなさんストップ再稼働!県庁前テントに連帯の声を上げてください
└──── 杉原(反原発・かごしまネット)
<鹿児島県庁前に抗議テント>
○ みなさま 10月30日19時すぎ、鹿児島県庁の行政棟正面玄関前に、「ストップ再稼働!テント」が立てられました。
鹿児島県知事が11月5日開会の臨時県議会招集を告示し、再稼働強行の姿勢を鮮明にしたことに、抗議するものです。併せて県議会に対し、県民多数の「再稼働反対」世論に真正面から向き合うことを求めています。
テントは24時間態勢で座り込みを続けるための拠点として、県民有志が立てました。テントの写真 http://tinyurl.com/mem2b5e
一時、県庁職員、ガードマンの激しい妨害を受けましたが、設置を完了しました。県側は「庁舎管理規定」を持ち出し、県庁敷地内に「テントを建てることは禁じられている」の一点張りで、一時管財課長が「撤去勧告」を出しましたが、有志側は「再稼働強行の知事の政治姿勢に抗議するための、県民の正当な表現の自由の行使である」と反論。
21時15分には、県側は「規則違反であり撤去を求めることに変わりはないが、通行の妨害にならないこと、テントが増設されないこと」という2点を示し、夜間の行動をせずに引き上げた模様です。
○ 鹿児島県議会は11月5日招集され、6日に原発特別委で陳情審査・採決、7日の最終本会議で特別委の結論をなぞった決議がなされようとしています。反対世論がこれ以上拡大しないうちに、県議会の多数を自民会派が占めている状況を盾にして、「数の論理」で強行突破しようとするものにほかなりません。
○ 10月9日から5カ所で開かれた「住民説明会」また、追加開催された29日の日置会場での「説明会」の全てで、再稼働反対の声が圧倒的であり、のみならず、再稼働の必要性、責任の所在、避難計画のずさんさ・実効性のなさ、使用済み核燃料・高レベル廃棄物の処理・管理ができないという「トイレなきマンション」状態への対策の不在―など根本的な問題が指摘され続けましたが、満足な回答はなされないままになっています。
このような中で、県議会を開き、強行突破しようする伊藤知事の姿勢を糾弾しなければなりません。
みなさん、ストップ再稼働!県庁前テントに連帯の声を上げてください。
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┗■2.九州電力の社長はこんな人だった
| 社長の発表に「放射能」や「核廃棄物」といった文言がなかった
| 建前のみで中身なし、お粗末すぎてヤジも飛ばず
| 10/29第35回原子力規制委員会臨時会議を傍聴して
└──── 奥内幸子(たんぽぽ舎ボランティア)
○ 原子力規制委員会と電力事業者とが意見交換会を持つとの趣旨で、10月29日(水)、その初めての会合が行われました。第1回目は九州電力との会合で、瓜生道明社長が出席すると知って傍聴して来ました。原発の知識は少ない私ですが、原発には反対なので相手はどんな人なのだろうという気持ちで出かけました。
瓜生社長は全員に配布された資料を読み上げる形で発表しました。
タイトルは「安全文化醸成を始めとした安全性向上に関する取組みについて」。(規制庁のHPにあります。)
私はそれを見てすぐにつまずいてしまいました。「安全文化(の)醸成」って何でしょう。分かりにくいですね。「私の思い」という章では「原子力は本来危険を内包するものであり(正しい!)、原子力のリスクときちんと向き合い、質の高いリスクマネジメントを行うことが事業を継続する大前提」であり、この「思い」を全社員に伝えていると強調。
「私の思い」という言葉は発言や資料の随所で繰り返し使われていました。他にも好きな言葉があるらしく、経営トップ、リーダーシップ、コミュニケーション、リスクマネジメント、フェイス・トゥ・フェイス、マイプラントとマイプラントサークル、イコール・パートナーなど、主にカタカナ用語が多く、馴染のないものもありました。
特に面白かったのはコミュニケーションサイト「レッツらゴー」です。(どんなサイトなのか見たいと思い九電に問い合わせてみましたら、これはサイトではなく、社内各所に掲示するトピックス記事との事でした。)
○ 内容に関して気になった事は、社長の発表に「放射能」や「核廃棄物」といった文言がなかったことです。さすがにこれに関しては中村委員から指摘がありました。そして発表のほとんどが「自分の心構え」であり、「私の思い」であり、安全を保障するためのどんなデーター、数字もありませんでした。
「強いリーダーシップの発揮が求められていることを肝に銘じ、原子力発電所の安全性向上に努めてまいります。」と社長は締めくくっています。
期待していなかったものの、余りにも建前のみで中身なし、お粗末すぎてヤジも飛ばず、の単なる儀式で終わりました。
そして私の感想ですが、九電の社長は「ダジャレが好きな、なんちゃってオジサン」でした。(人相は想像したより悪くない。)
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┗■3.新聞より4つ
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◆再稼働前提に受け入れ試算 再生エネ
大手電力会社が再生可能エネルギーの受け入れ手続きを相次いで中断した問題で、経済産業省は三十日、各社の受け入れ可能量を検証する専門部会の第二回会合を開き、受け入れ可能量の試算方法を決めた。原発を震災前と同じように稼働させる前提になっているため、電力会社が実態とかけ離れた試算を基に再生エネの受け入れを拒否する恐れがある。
再生エネの受け入れ手続きを中断した北海道、東北、四国、九州、沖縄の五電力と、「厳しい」と主張している北陸、中国の二電力が、この方法に沿って次回会合で試算を示す予定。(中略)
原発の稼働想定が増えれば再生エネを受け入れる余地は狭まる。このため電力各社は過大な原発の稼働想定を基に「出力が高まりすぎるのでこれ以上再生エネを増やせない」と主張する可能性がある。(後略)(10月31日東京新聞より抜粋)
◆核燃料取り出し遅れ 追認 実態なき「廃炉工程」鮮明
日程偏重で現場しわ寄せ 福島第一1号機 東電見直し
東京電力福島第一原発の廃炉をめぐり、東電は30日、早ければ2017年度前半にも始める予定だった1号機プールからの使用済み核燃料取り出しを、2年遅れの19年度に見直すことを明らかにした。原子炉内に溶け落ちた核燃料の取り出しも、早ければ20年度前半に始めるとしていたが、5年遅れの25年度開始に見直す。(中略)
東京電力が、初めて時期の遅れを認める形で福島第一原発の廃炉工程を見直す。これまで工程表通りに作業を急げ急げの号令ばかりで、現場は違法な長時間労働をはじめ苦しめられてきた。「廃炉まで三十~四十年」の宣言にこだわらず、現実に合わせた見直しは当然といえる。
実際のところ、廃炉への具体的な道筋は見えていない。炉がどう壊れ、溶けた核燃料はどんな状況なのかも分かっていない。(後略)
(10月31日東京新聞1面より抜粋)
◆頭を抱える安倍首相 早すぎると統一選(来年4月)に影響
川内原発 再稼働地元同意問題
原発再稼働がいよいよ“秒読み”だ。(中略)
「地元の九電や経済界は燃料費がかさむ冬を前に原発を再稼働させたいと急いでいます。ところが、官邸のホンネは、再稼働を来年4月の統一地方選後にしたい。世論調査では依然、原発再稼働に反対する人の方が多い。冬を前に再稼働すれば、この問題が統一選でクローズアップされてしまいますからね」(霞が関関係者)
それで安倍官邸は、原子力規制委員会に対し、「ゆっくり審査するように」と暗に“指示”を出していて、規制委が渋い顔をしているのだという。(後略)
(10月30日発行の「日刊ゲンダイ」より抜粋)
◆六ケ所村の再処理工場 完成、16年3月に延期 原燃
日本原燃は30日、青森県六ケ所村に建設中の使用済み核燃料再処理工場の完成時期を、従来の今年10月から2016年3月に延期することを決め、六ケ所村と県に伝えた。延期は完成時期を未定としたケースを含め22回目。(中略)
原燃は今年1月、新規制基準への適合審査を規制委に申請。審査に半年、その後の検査などに4ケ月を見込み、完成時期を10月としていた。
(10月31日茨城新聞より抜粋)
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