たんぽぽ舎から TMM:No2341
- 2014年 11月 21日
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たんぽぽ舎です。【TMM:No2341】
2014年11月21日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします 転送歓迎
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★1.安倍政権に「レッドカード」を!! 「アベノミクス」は所詮、砂上の楼閣 「アベノミクス」3本の矢は折れている 国民の反撃を甘く見ている安倍政権に一撃必勝 山田和明(たんぽぽ舎会員)
★2.九州・薩摩川内市についての誤解- 鹿児島県内の18市町の社会経済指標を比較してみると 薩摩川内市が特に優れていたという証拠はない 環境経済研究所(技術士事務所) 上岡直見
★3.広島テレビのプルトニウム燃料を追跡したドキュメント 放送する前から電力会社の圧力 放送後、製作部門は解体、スタッフは配転や大阪転勤に 11/15「原発とテレビメディア」第2弾に参加して 西村俊弘(スペースたんぽぽ講座運営委員)
★4.新聞より4つ
◆アベノミクスのまやかし 経済学者・伊東光晴氏に聞く 国民よ失敗に気づけ 第1の矢 飛んでいない 第2の矢 折れている 第3の矢 音だけの鏑(かぶら)矢? (11月19日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆解散 私たちの争点は? アベノミクス実感ゼロ 再稼働是非問う機会 沖縄、安保目そらさず (11月19日東京新聞より抜粋)
◆汚染水 凍結止水を断念 福島・地下トンネル セメントで埋める方針 (11月21日東京新聞朝刊より抜粋)
◆経産省相次ぎ原発優遇策 核燃サイクル延命 すでに破綻同然 「処理先延ばし コスト増」 (11月21日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
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※11/22(土)学習会にご参加を! 「福島原発事故 被災者支援政策の欺瞞」(岩波新書)の背景 講 師:日野行介(ひのこうすけ)さん (毎日新聞記者) 日 時:11月22日(土)14時より16時 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
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※11/22報告・討論会にご参加を! 九州川内原発再稼働阻止の闘いは続く 「12月から2015年1月・2月の闘う方針」をみんなで討論しよう! 日 時:11月22日(土)18:30から21:00 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 主 催:再稼働阻止全国ネットワーク 資料代:500円
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┗■1.安倍政権に「レッドカード」を!! | 「アベノミクス」は所詮、砂上の楼閣 | 「アベノミクス」3本の矢は折れている | 国民の反撃を甘く見ている安倍政権に一撃必勝 └──── 山田和明(たんぽぽ舎会員)
○ 11月18日 国民の多くがなぜ今?と首を傾げている間にとうとう衆議院解散が決まった。安倍首相の記者会見を見て、「随分追い詰められているな」というのが正直な感想。 あの第二次安倍改造内閣発足認証式(女性大臣5人に囲まれた))の晴れがましい顔とは打って変わって苦悶の表情が際立った。それもその筈、国民の多くが見抜いている本音と建前を使い分けるレトリック、いくら隠しても話している本人が一番分かっているのだから辛いわけだ。 種明かしをするまでもなく、本音とは、消費税でも何でもなく、「後4年、自分に政権をやらせてくれ、その間に集団自衛権、秘密保護法、原発再稼働、すべて仕上げて、出来れば最後に憲法改正、再軍備、あわよくば核装備までしたい!」「あまりにも見え見えだよ、安倍君!」 ○「アベノミクス」は所詮、砂上の楼閣みたいなもの。「デフレ脱却」言葉はいいけど、要するに金融緩和は、日銀にお金を刷らして、市場にばら撒く、円安の恩恵で大企業だけが利益を独占、国民の借金が増えただけのこと。一部大企業の労働者は賃上げがあったが、一般の国民には関係ないどころか、消費税と円安による原材料の値上げのダブルパンチ。財布の紐を締めるのは当たり前。7~9月期のGDP年率マイナス1,6%はむしろ予想通り、驚くに当たらない。 結論付けすれば、「アベノミクス」3本の矢は折れている。 最早残された道はレッドカードしかない。
○ 安倍自身が自分に放った3本の矢。第一、小淵優子をアベノミクスの要、経産大臣に起用したこと。今彼女は検察の調べを受け、身を隠しているらしい。この一事だけでも任命責任者の果たした役割は重大。第二、沖縄知事選の敗北。10万票近い大差で現政権にノーを突き付けられたこと。第三、アベノミクスを市場が否定したGDPマイナス成長。 そもそも国民に真意を問うなら、憲法解釈を変え、集団自衛権を発動しようとした方が先ではないか。安倍首相には始めから民主主義を履行する意思などさらさらない。 大きな被害が出ないうちに解散して、自分に不利な芽を摘み取ろうという私利私欲があるのみ。 さらに言えば、安倍首相の背後には巧妙で姑息な巨大官僚組織が存在すること。不況や経済の変動に左右されず、天下りなどで国民の税金を自由に操る彼らこそ真の主導者といえる。生殺与奪権を奪われたマスメディアもこの主導者には従う他にない。
○ では今度の選挙で安倍政権に退場してもらうことは出来るだろうか?先ず前2回の選挙で棄権した有権者を掘り起こすこと。単純化すれば、投票率を上げれば可能となる。安倍政権イエスかノーかで投票所に足を運んでもらうこと。 1988年のチリ選挙でピノチェト独裁政権を打倒した「NO」という映画のように大勢の人たちが、あらゆる通信手段(ツイッター、フェイスブックなど)を使い、投票を呼びかけ安倍政権に「NO」を突き付けよう。 自民党と公明党併せて過半数を割ったら退場する(約80人減)と随分と低いハードルを課した。それ程自信がないのか、いや絶対にあり得ないと見ているに違い。 国民の反撃を甘く見ている安倍政権に一撃必勝。 日本の民主主義を守るためにみんなで一緒に立ち上がろう。
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┗■2.九州・薩摩川内市についての誤解- | 鹿児島県内の18市町の社会経済指標を比較してみると | 薩摩川内市が特に優れていたという証拠はない └──── 環境経済研究所(技術士事務所) 上岡直見 川内原発再稼働に関して、薩摩川内市長も鹿児島県知事も、さすがに公然と原発推進とは言えないので「経済のためにやむを得ず」と説明をしている。また各種の世論調査も最初から「経済か、リスクか」という組み立てで調査している。 しかしこれがそもそもミスリードだろう。というのは、福島事故前から、鹿児島県内の18市町の社会経済指標を比較してみると、薩摩川内市が特に優れていたという証拠はないからだ。たとえば納税義務者当課税対象所得 3位労働力人口当りに対する完全失業者の比率(少ない順) 6位人口当り生活保護費(少ない順) 5位人口当り出生数 3位財政力指数 3位 という具合で、国策がどうこうという前に原発がなくても薩摩川内市より優れた指標を示している県内の他市町がいくらでもある。 原発で雇用を生み出していたはずなのに、人口あたり失業者の比率が県内6位というのは説明がつかないだろう。人口当り出生者数など、これからいつ放射能を浴びるかわからず避難もできない、という状況の下では今後ますます減ってゆくだろう。 「原発がなければもっと下がる」という消極的説明なのだろうか。リスクと引き換えにするには余りにも頼りない「経済」である。
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┗■3.広島テレビのプルトニウム燃料を追跡したドキュメント | 放送する前から電力会社の圧力 | 放送後、製作部門は解体、スタッフは配転や大阪転勤に | 11/15「原発とテレビメディア」第2弾に参加して └──── 西村俊弘(スペースたんぽぽ講座運営委員) ○ 11月15日(土)講師:加藤久晴さんによるシリーズ「原発とテレビメディア」第2弾の講座が、「スペースたんぽぽ」で行われました。 今回の講座では、反原発番組の紹介と、その番組に対して行われた電力会社の卑劣で陰湿な圧力について話されました。 この後上映された、広島テレビの「プルトニウム元年」は、電力会社から放送中止を求められたが、これを跳ね返し放送されたドキュメンタリーです。 放送後、これを創った製作部は解体され、スタッフは営業に配置転換、その後、大阪に飛ばされました。 1992年、使用済み核燃料を処理したプルトニウム燃料が運び込まれました。 科学技術庁(現:文部科学省)はテロ防止のために、今まで義務づけられていた輸送路の情報公開を行わない事を通達します。 各地の市民団体はこれに抗議しますが受け入れられず、各県の市民団体が協力してプルトニウムを独自に追跡する事になりました。 ○ 横浜港に船名を黒く塗りつぶした、プルトニウム輸送船、パシフィッククレーン号がひっそりと停泊しています、三菱造船所の職員が飛び出してきます、彼らは撮影クルーに退去を求め、海上保安庁を呼び、撮影を妨害します。 映像は再び日本の輸送トラック追跡に戻ります。サービスエリアにトラックが停まっています。市民団体が線量を計ると、メーターが振り切れました、自然の線量の200倍以上の線量です。 ラストシーン、プルトニウムを腹いっぱいに詰め込んだトラック集団のヘッドライトが、闇を切り裂いていきます。 プルトニウムを使用する事は、情報公開をせずに、全てを闇の中で行う口実を国に与えます。特定秘密保護法が、有効に力を発揮するでしょう。 ○「原発とテレビメディア」シリーズ案内 会場は「スペースたんぽぽ」 第3弾 11月29日(土)18時~20時 原発テレビと如何に向き合うか・・市民とメディアの関係は? <映像上映>巻原発計画をはねかえした市民の活動をえがくドキュメンタリー第4弾 12月13日(土)18時~20時 NHK原発ドキュメンタリーの欺瞞 <映像上映>息を吹き返した推進派、巻町民が反原発町長を当選させるまでを描いたドキュメンタリー
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┗■4.新聞より4つ └────
◆アベノミクスのまやかし 経済学者・伊東光晴氏に聞く 国民よ失敗に気づけ 第1の矢 飛んでいない 第2の矢 折れている 第3の矢 音だけの鏑(かぶら)矢? 「この道しかない」。安倍晋三首相は18日、アベノミクスと呼ぶ経済政策をこのまま進める考えを強調した。本当にそうなのか。景気上昇の実感はなく、国内総生産(GDP)はマイナス成長。国民には不安感が広がる。理論経済学の泰斗である伊東光晴・京都大名誉教授(87)に、アベノミクスと安倍政治の本質を聞いた。 (後略)(11月19日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆解散 私たちの争点は? アベノミクス実感ゼロ 再稼働是非問う機会 沖縄、安保目そらさず 「政治空白をつくるだけ」「国民不在だ」-。安倍晋三首相が18日に表明した衆議院の解散に、有権者から疑問の声が上がった。消費税率引き上げの先送りについて、会見で「重大な政策変更。国民の信を問う」と説明した安倍首相。有権者は、経済対策や原発、安全保障などそれぞれ身近な問題を争点に、衆院選に臨む。 (後略) (11月19日東京新聞より抜粋)
◆汚染水 凍結止水を断念 福島・地下トンネル セメントで埋める方針 東京電力は、高濃度汚染水がたまる福島第一原発の地下トンネルの対策で、汚染水が残った状態のまま特殊なセメントを流し込んで埋める方針を決めた。これまでは建屋との接合部を凍らせ、水を抜いた後に埋める計画だったが、凍結が進まず変更を迫られた。ただ、セメントがいびつな形で固まり、トンネル内に汚染水が残るリスクもある。 (後略) (11月21日東京新聞朝刊より抜粋)
◆経産省相次ぎ原発優遇策 核燃サイクル延命 すでに破綻同然 「処理先延ばし コスト増」 2年前の衆院選で、自民党は「原発依存度を下げる」と公約した。現在、電気は足り、原子力の発電コストは高いと分かっている。ならば、脱原発へかじを切ってもよさそうなものだが、安倍政権の進路は逆方向。経済産業省は原発優遇策に動いている。その行く末は大手電力会社の保護と、国民への高い電気とリスクの押し売りだ。脱原発か、原発推進か。今回の衆院選もその選択の途上にある。 (後略) (11月21日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
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