たんぽぽ舎から TMM:No2358
- 2014年 12月 12日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2358】
2014年12月11日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.福島原発震災は終わっていない
誰が引き起こした事故かを考える
福島の人々の思いは、本当に届かないのだとしたら
原発事故はこれからも幾度も繰り返すことになる
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.「討論しよう!安倍政権2年間と原発再稼働」第5回
一人一人が互いに主権者としてのレベルを高め合い、
安倍政権や原発の本質への理解を高め合う必要がある
ペンネーム 心
★3.12/6学習会「吉田調書・原発再稼働を問う」の感想
これが最後の教訓 ぐみ坂キッド(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.県知事が同意をしても3・11前の日本に戻すわけにはいかない
再稼働の嵐に立ち向かう、その闘いはこれからが本当のスタート
11月川内原発再稼働反対・鹿児島抗議行動に参加して (上)
青山晴江(再稼働阻止全国ネットワーク・詩人)
★5.テント日誌12月8日(月)
経産省前テントひろば1185日商業用原発停止445日
通りがかりの人も好意的で平穏な一日だった (I・K)
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※短信 12/11(木)原子力規制委員会との交渉=保安院より悪い
……柳田 真
12月11日(木)、参議院会館講堂で、再稼働阻止全国ネットワーク主催により、
原子力規制委員会との交渉が2時間半おこなわれた。参加者54名。
交渉の中味は、九州電力川内原発再稼働の不当性。20頁の資料(阻止ネット
作製)に基づき、規制庁(3人出席)を追及。工事計画と保安規定の審査は
どうなっているかを追及したが、九州電力の文書=工事認可申請書は白紙が
いっぱいで公表。肝心のデータが載っていない(山崎久隆さん追及)。
白紙公表を規制委も認めた。
司会のまとめの言葉
『規制委員会(規制庁)は、あの悪名高かった原子力保安院よりもっと悪い』
に、参加したみんなが同感。(詳しくは明日、他の方の報告文予定)
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※12/13(土)【集会とデモ】川内原発再稼働反対!反原発渋谷大行進
13時集合 代々木公園けやき並木渋谷側 14時大行進出発
主催:首都圏反原発連合
たんぽぽ舎も参加します。
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※12/13(土)学習会
原発とテレビメディア5回シリーズ 第4弾 参加歓迎!!
NHK原発ドキュメンタリーの欺瞞
<映像上映>息を吹き返した推進派、巻町民が反原発町長を当選
させるまでを描いたドキュメンタリー
日 時:12月13日(土)18時より20時
お 話:加藤久晴さん(メディア総合研究所研究員)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.福島原発震災は終わっていない
| 誰が引き起こした事故かを考える
| 福島の人々の思いは、本当に届かないのだとしたら
| 原発事故はこれからも幾度も繰り返すことになる
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
○ 11月28日付けの「河北新報オンラインニュース 河北抄」には、次のような記事が掲載された。
『もしまた、福島県で原子力災害が起きたらどう行動すべきか。いわき市平に住む会社員の女性(54)は、よく夫と話すという。建設関連業者の夫は仕事で頻繁に福島第1原発に入る。「原発の敷地内で働いている時だったら、構うことはないから、とにかく遠くまですぐ避難しろ」と言われている。助からないかもしれないと思って「諦めてくれ」というのが夫の意見。「半ば本気で言っている」と女性は受け止めている。
津波と同じ“てんでんこ”が夫婦間の了解事項になりつつある。
それでも、どこに向かうのかは決められない。夫は200キロ以上離れろとアドバイスするが、問題は方角。「その時の風向き次第。(放射性物質の拡散方向を予測する)SPEEDIのようなものがあればいいんですが…」。だが国は今後SPEEDIを使わない考え。何を頼りにすべきか分からない。
いわき市が行った住民アンケートでは全体の40%が避難先を決めており、そのほとんどが「県外脱出」。
福島県民にとって原子力災害という悪夢の再来は、決して絵空事ではない。』
http://www.kahoku.co.jp/column/kahokusyou/20141128_01.html
○ 今、再稼働を巡る議論が行われているところは、福島から遠く離れた場所が多い。川内原発はその中でも最も遠く離れている。それは偶然などではない。
身近に福島原発震災を経験した人が多ければ多いほど、再稼働など思いもよらないことだからだ。先月行われた福島県知事選では、全候補者が福島第二原発の廃炉を主張した。いまさら動かせるはずもない原発であるから、自民党の支援を受けた候補でも気楽に主張できたのであろう。しかし第二原発がダメで川内原発が良いという根拠は何処にあろう。候補者に対して川内原発など日本の他の原発再稼動を問うたマスコミは無かった。
河北新報の記事にあるような夫婦は特別な存在ではない。むしろ福島から離れたくても離れることがままならない人々の多くが思っていることに違いない。
だが、これが福島県民だけのことなのだろうか。では川内原発などの日本中の原発で働き、その近くに住む人たちは、そんなことを思ったこともないのだろうか。とてもそうとは思えない。
○ いわきの夫婦には、もはや選択肢は無くなった。第一原発は廃炉も出来ず放射能をまき散らした。既に取り返しの付かない事態になっている。これを誰かが安全に「閉じる」作業をしなければならない。放射能拡散事故、大惨事を防ぐ方法は、他の原発に比べて格段に困難になってしまった。それは炉心が崩壊したからにほかならない。しかし他の原発は炉心崩壊していないし、長時間動いてもいなかった。言うまでも無いことなのだが、原発の持つ危険性は福島第一原発とは比較にならないほど小さい。
何かを犠牲にしてもなお、原発が必要と思うのは、原発事故を絵空事としか思っていない証拠だ。どうせ起こるはずがない。だったらそれで儲けたい。そこにある意見は、その程度のことでしかない。そんな意見で原発など動かされたらたまらない。福島の人々の思いは、本当に届かないのだとしたら、原発事故はこれからも幾度も繰り返すことになる。
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┗■2.「討論しよう!安倍政権2年間と原発再稼働」 第5回
| 一人一人が互いに主権者としてのレベルを高め合い、
| 安倍政権や原発の本質への理解を高め合う必要がある
└──── ペンネーム 心
未だに安倍さん達が、ほこらしげにアベノミクスと言ってるのは、実態は、ほとんどの人の実質賃金を減らし続け、購買力を下げ、株高の恩恵は一部の人だけという事にしっかり気づいてる有権者が多くはないからかもしれません。
脱原発が多数派であっても、原発のマイナスを本当の意味で理解している有権者は少ないかもしれません。放射性物質の害が少ないかのような御用専門家やマスコミの情報が、あふれているわけですし。
安保闘争後の日本の教育では、主権者としての国民は育たないし、日本の政治の真実は分からないし、マスコミの情報からも真実は、ほとんど知れません。
一人一人が互いに主権者としてのレベルを高め合い、安倍政権や原発の本質への理解を高め合う必要が有ると思います。
小異は有っても、大同で『安倍自民を負かす、脱原発』などで団結して選挙の票の分散化を避けないと、組織票が固い自公を勝たせてしまいます。
今回の選挙は大同団結をしましょう。
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┗■3.12/6学習会「吉田調書・原発再稼働を問う」の感想
| これが最後の教訓
└──── ぐみ坂キッド(たんぽぽ舎ボランティア)
○ 吉田所長にとって柏崎刈羽原発事故の教訓は「原発は安全にできている」ということだった。3.11は無惨にもそれを完全に否定した。過去この国は幾つもの実地教育を受けてきた。「お前たちは間違っている」と。
例えばノモンハン事変~太平洋戦争の様々な作戦の失敗が好例だ。教訓を無視、あるいは楽観的に曲解し軌道修正することは殆ど無かった。何度失敗しても同じやりかたを繰り返した。
現在も「アンダーコントロール」「世界一厳しい安全基準」等でわかるように教訓を正しく読み取る能力は微塵もない。
原発過酷事故に対して人間はあまりに無力だと伝える吉田調書を、再稼働を強行しようとする人達は葬ろうとした。「お前たちは間違っている」という教訓はこれが最後である。残り時間は僅かだ。この次は国破れても山河は無い。
○ 山崎久隆さんのレジュメの一部
吉田調書の最も重要なポイントは、原発過酷事故対策に人間が操作に行って回避しようとしても、多くの場合失敗に終わることを伝えたかったのだ。福島第一原発事故を回避できたとしたら、それは恐らく偶然のなせる業、4号機使用済み燃料プールに原子炉ウェルと機器仮置きプールから水が流れ込んで回避できたことや(-中略-)あるいは過酷事故を起こさない設計とするかしかないだろう。(現時点では想像でしかないが)
再稼働するかどうかは結論がでてしまっている。
吉田調書のダウンロード
http://www.cas.go.jp/jp/genpatsujiko/hearing_koukai/hearing_list.html
朝日新聞 吉田調書
http://www.asahi.com/special/yoshida_report/1-3.html
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┗■4.県知事が同意をしても3・11前の日本に戻すわけにはいかない
| 再稼働の嵐に立ち向かう、その闘いはこれからが本当のスタート
| 11月川内原発再稼働反対・鹿児島抗議行動に参加して (上)
└──── 青山晴江(再稼働阻止全国ネットワーク・詩人)
○ 県臨時議会の傍聴席で
2014年11月7日鹿児島県議会は川内原発再稼働を求める陳情を採択、伊藤祐一郎知事が同意を表明しました。それは権力側のなりふり構わぬ多数決の暴力とも言えるものでした。採択の瞬間と伊藤知事の挨拶の声は、抗議の声にかき消され全く聞こえませんでした。傍聴席満席の150人程の人々と共に、私もポケットから桜色の大文字コピーされた「NO」の紙を取り出し、頭上高く掲げ「再稼働反対!再稼働反対!」と声を限りに叫び続けました。
議会の間中もあちらこちらで、思わず言わずにはいられない怒りの声が上がりました。居眠りしている議員には「寝てるな!」、型通りの説明に対しては「”世界最高水準の原発”なんてまだ言っているのか、聞き飽きたぞ。」、「国が責任を取らないのは福島で明らかでしょう!」「嘘ばかり!」。その反対に、前日の特別委員会で、未明まで延長14時間、さらにこの本会議で全力で再稼働反対の意見陳述を述べている女性議員の次のような真っ当な意見には大きな拍手が湧きました。
「福島第一原発現地の無残に荒れたままの町々を見て、避難されている方々の悲しみとつらさ、そして放射能の不安に晒されている福島の人びとを思うとき、なぜ、規制委員会も絶対安全とは言えないという、原発再稼働が考えられるのでしょうか?」
傍聴席から「その通り!」と割れるような拍手が。「お静かに、拍手はしないでください。」と何度も静止に立ち上がる職員たちも次第に形だけの仕草になり、威圧高に「静粛に!」とアナウンスする議長は「そっちこそ静粛に!」と応酬されていました。
県庁玄関横に10月30日、ゲリラ的に「ストップ再稼働!県庁前座り込みテント」が建てられ、前日その中で50人程が膝突合せ話し合いをしたとき、ひとりの男性が言った言葉がしきりに思い出されました。「相手は未来永劫にわたって災禍の残る大きな悪事をしようとしているのだから、こっちも遠慮することはない、大きなことをしなくては。」…会議場の前方、日の丸の旗の下で能面のような顔をして座っている背広姿の人たち。
この国の政(まつりごと)の在り様が悲しいほどに露わになって…。ほんの一握りの権力者たちの決定することで、またしても取り返しのつかない原発惨事をむかえることになったら…。
「いのちを何だと思っているの!」水俣の女性が叫んでいた。
○ 鹿児島での活動を振り返る
この1年余り、再稼働阻止全国ネットワークの呼びかけで昨夏より7度鹿児島を訪ねました。鹿児島は亡きつれあいの故郷でもあります。ときどき、早口の薩摩弁で話される高齢のかたに義母が偲ばれたり、桜島の姿に昔を思い出したりしました。
2013年7月28日に川内市で阻止ネット全国相談会があり、北海道泊原発はじめ各地の原発現地からも集まり、翌日には原発ゲート前抗議、市役所・県庁抗議申入れをしました。同様に12月14・15日川内市集会・デモ・相談会に参加。「川内の家」の話が出ました。
今年に入って3月15・16日鹿児島集会・相談会、デモは繁華街天文館大通りの両側を反対方向に進む活気とアピール力に溢れるものでした。6月12~14日、首都圏から100人以上が参加した県庁前・九電抗議集会デモ、相談会、天文館情宣、ゲート前抗議。7月2度の述べ10日に亘り県内10市町村を回った「福島の女たち 辻説法」キャラバン、9月27・28日川内市相談会・ゲート前抗議、天文館公園7500人の集会、中央駅までの長いデモには朝鮮太鼓・チャンゴを叩いて参加しました。
そしてこの11月5~7日、予定よりも早まった再稼働県知事同意のための鹿児島県臨時議会への抗議行動。他にも、現地では様々な取り組みがありました。
私が知っているだけでも、いちき串木野市署名運動、8・31全九州川内集会、10・26風船と全国統一行動、52円はがき抗議、ゲート前行動、住民説明会抗議、川内市議会同意抗議、久見崎海岸に張られている抗議テント…東京でも規制委員会・九電支社前抗議行動を何度やったことでしょうか。
(下)につづく
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┗■5.テント日誌12月8日(月)
| 経産省前テントひろば1185日商業用原発停止445日
| 通りがかりの人も好意的で平穏な一日だった
└──── (I・K)
今日も朝からから寒かった!泊まりの人たちの中には体調を崩している人もいるので心配だ。私は万全の寒さ対策をして座り込む。Kさんが朝来てテントの周辺の落葉掃きをしてくれた。落葉ももう少しでなくなるだろう!
次は雪かき?
昼食はいつもの様にMさん差し入れのおむすびと海苔サンド。パンにはさんだ海苔がバターとマッチしてとても美味しかった。Kさんも煮物など作って来て下さり、テントのテーブルは賑やか。私はMさんの家族ルイちゃんとの交流を楽しんだ。
ルイちゃんは猟犬だということでテント周辺にいるねずみが気になるらしい。一通りかぎ回った後、おやつを貰って落ちついた。言葉は判らないけれど、彼女が来てくれるので暖かい気分になる。
昼過ぎ山梨からネットで知り合ったSさんが来てくれて嬉しかった。お互いにはじめまして!と言う挨拶が何かおかしい。
夕方第2テントのHさんが来てテントの防寒対策をしてくれた。Hさんいつも色々ありがとう!
今日は通りがかりの人たちも好意的で平穏な一日でした。
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