テント日誌1月11・12日…1219・1220日商業用原発停止481・482日
- 2015年 1月 13日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1219日商業用原発停止481日
歳をとると時間が経つのが速い。よく言われることだが、そのことを実感する。と同時に歴史的な時間の感覚が変化していることにも気が付く。祖父が孫に「日露戦争の話をしている」というのが典型のようにはなされたことがある。祖父にしてみれば、日露戦争は昔話ではなかったろうが、孫にすれば世代を超えた昔話であり、それを意識しない祖父への揶揄、あるいは注意のような意味を持っていた。まだ、小さいがもう少し大きくなった孫たちに1960年の安保闘争のことを話したらやはり「日露戦争」のようなことになるのか。どうも違う気がしてならない。歴史の流れというか、変化は激しいが、同時に変化ということにも違った感じ方をしているのではないのか。時間との闘いということが、多くの場合にいわれるのだが、これもまた違ってきている。脱原発闘争は持久戦的な闘いといわれてきたが、この言葉もまた時間感覚の変化の中で変わってきている。変わってきているというのは、本当に時間のかかる、それこそ持久の闘いだとういう実感が深まってきていることである。
テントでは今日は「お話と座談の会」(トーク)の第一回目が開かれた。お話をしていただく小熊英二さんと主催者も確認ミスで小熊さんは不在のまま進行した。(主催者として多くの集まりいただいた皆さんにお詫びするとともに、後日、小熊さんをメインの「お話と座談の会」を開くことをお伝えします。)今回の会の模様は以下ですのでご覧ください。
三上さん前振りhttp://twitcasting.tv/showering00/movie/132534971
橋本さんのお話と座談:http://twitcasting.tv/showering00/show/
会は途中で橋本克彦さん(ノンフィクション作家)の応援参加もあった。
次回以降の予定は以下の通りである。
・1月22日(木)午後6時30分~上原公子さんのお話と座談
・1月29日(木)午後6時30分~渡辺一技さんのお話と座談
・2月4日(水)午後2時から 最首悟さんのお話と座談
*連絡 テント(070-6473-1947)か三上(090-3908-7330)へ
テントは一番寒い時期に入っている。「大寒小寒山から小僧が飛んできた」と言われるが、僕らの例年の実感では1月20日からあたりから2月10日くらいまでが本当に寒い。風邪を引かないことも闘いの一つであり、風邪に気を付けての日々を送っている。背後に裁判の動きが緊迫をましてあるが、僕らは淡々とテントを保持しテイクだけである。自問自答することは各人の中で深まるであろうし、さまざまの事を考えながら、それでもありふれた形でテントを守って行く。それが僕らの闘いである。短時間でも,寄るだけでもいい。テントに足を運んでもらいたい。テントの周辺も含めて幾つもの行動が予定されている。(三上治)
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経産省前テントひろば1220商業用原発停止482日
深夜3時。さすがに経産省本館は真っ暗だ。でも、11日21時頃は3か所から明かりが見えた。
官僚たちが日曜の夜にどんな仕事をしているのやら。
裁判で河合弁護士が訴えたように経産省は「憂国の省」だ。
夜中に、思い起こすまま、経産省の罪をリストアップしてみる。
1 経産省の3.11以前の罪
○原発を推進するために「安全神話」を喧伝
○原発が「安全、安い、無いと電力が足りない」と言い続けたが、今やこれらがすべて大嘘であったことが明らか
・イチエフ事故が示すように原発は安全ではない
・大島賢一氏の試算によれば原発はkwhあたり13円以上
・資源エネルギー庁は電力自由化後に原発支援策提案(そうしないと原発が高価)
・廃炉費用を他の自然エネルギー利用者にまで払わせる魂胆
・日本で既に480日以上原発稼働無しで過ごしている
○原子力安全・保安院の規制行政の罪、不作為の罪
・地震に対する耐震安全性対策の東電の遅れを黙認した
・津波高13m以上が予測されていたことを知りながら規制せず
・国際水準を無視したシビアアクシデント対策、過酷事故対策を怠った
○使用済み核燃料の保管・管理を半世紀も放任「トイレなきマンション」
2 経産省の3.11後の罪
○事故直後3月中に東電温存を決定
○イチエフ事故の責任をとっていない
○イチエフ事故を反省せず原発推進
○「エネルギー基本計画」を策定
・原発ゼロ政策を覆して
・9割以上の脱原発パブコメ意見を無視して
・イチエフ事故の反省もせずに
○日本学術会議の提言(総量管理の方針確認後に再稼動論議を)を無視
○原発廃炉費用を原価にプラス(昨年秋)
○原発廃炉費用を全ての電気料金に転嫁(2014年12月18日決定)
○原発再稼働を前提に再生エネルギーの全量買い取り制度を転換
○原発と武器の輸出推進
○「トイレなきマンション」放任 廃棄物の責任(他産業では当然)を事業者にとらせない
残念ながら、今朝(12日)は休日ゆえ通勤客が少なく、本館前チラシまきの効果がない。
(K.M)
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テントからのお知らせ
●1月16日(金)これでも起訴できないのか!緊急集会
11時~12時院内集会(参議院議員会館行動)12時30分~13時地検前行動
主催;福島原発告訴団
● 1月の首相官邸前抗議行動(18時30分~20時)、1月16日・23日・30日
●1月25日(日)ストップ川内原発再稼働全国集会(天文館公園・鹿児島)
13時~14時 デモ14時30分~16時 主催:鹿児島行動実行委員会
●1月25日(日)「全国金曜行動・川内原発ゲート前大抗議行動」(ゲート前)
午前9時―11時、ゲート前にて
●1月24日(土)「全国金曜行動・交流会議」薩摩川内市内御陵下公園運動場会館
(14時~19時)
●1月24日(土)川内・高浜原発を再稼働させない!東京集会(18時~19時30)
豊島公会堂 終了後池袋駅周辺デモ 主催:さよなら原発1000万人署名
●1月25日(日)「辺野古に基地を作らせない!国会包囲行動」14時~15時 場所:国会周辺:主催:1・25国会包囲ヒューマンチェーン」実行委員会
●2、7集会 テント撤去原発再稼働を許すな!
18時30分~20時30分 日本教育会館3F第一会議室
主催:経産省前テントひろば、テントひろば応援団
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