たんぽぽ舎から TMM:No2413
- 2015年 2月 21日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2413】
2015年2月21日(土)地震と原発事故情報-7つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.電力自由化について・2016年4月から一般家庭のみなさんも
電力会社を選ぶことができる完全電力自由化がスタート
「川内原発・高浜原発を再稼働するなら、
われわれも安価な新電力に切り替えるぞ!」 広瀬 隆
★2.「原発廃炉の負債を電気代に転嫁する会計制度」に反対の意見を!
経産省資源エネルギー庁で現在パブコメ募集中
小田亜佐子(メルマガ読者・電力改革プロジェクト)
★3.『手をつなごう』、『アベちゃんへ』
作詞:さはしやよい(たんぽぽ舎会員、東京三多摩在住)
★4.2/24(火)第13回「東電は責任をとれ」連続講座にご参加を!
『原発事故と環境汚染』藤原寿和さん 3回連続講座の第3回
「原発事故・放射能汚染防止法の制定を!」
(経産省前テントひろば、たんぽぽ舎)
★5.今週のたんぽぽ舎
3月1日(日)の第27回総会、26周年に向けての準備に大わらわです
坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
★6.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆江古田映画祭 3・11福島を忘れない 2/28より3/15
「福島を忘れない」をメインテーマに「いのち」に
関わる問題をとりあげた25作品
★7.新聞より1つ
◆容認自治体に交付金 再稼働促す政権 新設隠し、15億円上乗せ
(2月21日東京新聞「チェック2015年度予算案」より抜粋)
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※2/22「経産省前テントひろば」があぶない!テント強制撤去反対!
テントを守ろう100人集会「2/26テント撤去判決を出させない!」
日 時:2月22日(日)13:30より17:00
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円(半分をテントへカンパ)
発言者:原発現地、沖縄、テント応援団、テントひろば、たんぽぽ舎、
弁護士ほか
共 催:テント応援団、たんぽぽ舎
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┗■1.電力自由化について・2016年4月から一般家庭のみなさんも
| 電力会社を選ぶことができる完全電力自由化がスタート
| 「川内原発・高浜原発を再稼働するなら、
| われわれも安価な新電力に切り替えるぞ!」
└──── 広瀬 隆
○ 2016年4月(来年)から、一般家庭のみなさんも電力会社を選ぶことができる完全電力自由化がスタートします。
いま電力会社が再稼働に必死になっているのは、この自由化前に原発を動かしてしまいたいからです。しかしそこに「崖っぷちに追い詰められた電力会社」の最大の弱点、アキレス腱があります。苦境に立ってきた彼らの経営は、再稼働のための莫大な安全対策費として、すでに2兆4000億円の巨大な出費を強いられ、それを強引な電気料金値上げでしのいできましたが、それで墓穴を掘ったのです。
九州電力も関西電力も、北海道電力も、みな企業が急激な電力会社離れを起こしたからです。安い電気を売ってくれる新電力に切り替え始めました。というのも、企業分野はすでに電力自由化しているので、好きなように電力会社を選べるからです。そのため電力会社は、得意先を次々に失いつつあります。
とりわけ一般の大企業は、自家発電によって自社の電力をまかなうようになり、すでに日本の電力の4分の1が自家発電になってしまいました。この数字は2013年度ですから、2014年度の今はそれよりはるかに多くなっているはずです。
○ さて、そこで、あと1年後に迫った完全電力自由化が、われわれの大きな勝負どころになります。われわれ(貧乏人の)一般消費者は当然、原発を持たない新電力と契約するのですが、それでは充分ではありません。
電力消費の大きな部分は、企業・産業にあるからです。そこで、まだ九州電力や関西電力と契約している九州地方の企業が、そして関西地方の企業が、電力会社離れを起こすように、呼びかけましょう。
「川内原発・高浜原発を再稼働するなら、われわれも安価な新電力に切り替えるぞ!」と。
この声を大きくすれば大きくするほど、九州電力や関西電力は震え上がります。顧客を失えば、彼らの経営はますます苦しくなります。苦しくなると、電気料金値上げしか生き延びる方法はありません。値上げをすると、ますます顧客は離れます。
○ その受け皿になる新電力とは、エネットだけではありません。NTT、東京ガス、大阪ガス、JX日鉱日石エネルギー(旧日本石油)、ソフトバンク、KDDI、トヨタ自動車、パナソニックといった、日本を代表する大企業群です。彼らが自由化の日を待ち望んでいます。企業利益のためですから、とてもよく動きます。その彼らが、われわれ貧乏人の原発反対運動の味方になって、いまや自由化後の発電所の準備に余念がないのです。大企業の社員たちも、電気料金値上げや再稼働なんてまっぴらだ、と思っているのです。
○ みなさん、再稼働で追い詰められているのは、われわれ反対運動だと勘違いしていませんか?トーンデモナイ。
崖っぷちに追い詰められているのは、九州電力や関西電力なのです。彼らは断崖絶壁に立っているのです。内心、真っ青になっています。
さあ、全土に、自信を持って、大声で広めましょう。
「川内原発・高浜原発、どこの原発でも、再稼働するなら、日本中が安価な新電力に切り替えるぞ! 再稼働してみろ!」と。
「原発を断念するなら、電力会社と契約を続けてもいいがな」と(小声で)。
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┗■2.「原発廃炉の負債を電気代に転嫁する会計制度」に反対の意見を!
| 経産省資源エネルギー庁で現在パブコメ募集中
└──── 小田亜佐子(メルマガ読者・電力改革プロジェクト)
経産省資源エネルギー庁で現在パブコメ募集中の「原発依存度低減に向けて廃炉を円滑に進めるための会計関連制度について(案)」
<http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620115002&Mode=0> の締切が2月22日(日)に迫っています。情報拡散、意見送付を呼びかけます。
「原発依存度低減」とか「廃炉を円滑に進める」ならばいいかも・・と思ったら大間違いで、原発廃炉によって生じる電力会社の負債を、電気料金に転嫁して回収する会計制度をつくろうというものです。
これが通ると、原発後始末や核燃処理費用をすべての消費者が電気代から支払わされ、原発電力会社は債務超過を免れて、会社存続が保証されるという信じられないことが行われます。まるで「官製粉飾」。
しかも福島第一原発の廃炉費用や賠償金はこれとは別。いったい電気料金をどれだけ上げるつもりでしょうか?
パブコメ例としては、資料10頁の3に対して「託送料金のしくみを利用して廃炉に伴う費用回収を行わないでください」「原発の廃炉費用を託送料金を利用して回収する会計制度をつくらないでください」など。上のサイトから意見送付できます。
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┗■3.『手をつなごう』、『アベちゃんへ』
└──── 作詞:さはしやよい(たんぽぽ舎会員、東京三多摩在住)
1.『手をつなごう』
手をつなごう 心をあわせ 声をだし
原発(貧困、差別を)なくそう 未来のために
手をつなごう 心をあわせ 声をだし
戦争(ヘイトスピーチ、9条改憲)とめよう 未来のために
手をつなごう 心をあわせ 声をだし
平和をつくろう 未来のために
2.『アベちゃんへ』
アベちゃん 4兆9801億円で
おむすび 何個買えるか 知ってる?
運動靴 何足買えるか 知ってる?
あったかい家 何軒買えるか 知ってる?
ぼく いっつも お腹ぺっこぺこ
足も痛いし 寒くて眠れないんだ
アベちゃん 4兆9801億円
ぼくに ちょうだい
※2015年1月 防衛予算案決定日
自然を守り、命を守り、平和な世界になるよう望んでいる人たちが、手をつなぎ 心をあわせ声をだしていけば、その思いは実現すると思います。
『手をつなごう』の歌が広がり、自然破壊がストップし、誰もが楽に生きられる世の中になるよう願っています。
編曲。替え歌、コピーなど、どうぞご自由にお使い下さい。
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┗■4.2/24(火)第13回「東電は責任をとれ」連続講座にご参加を!
| 『原発事故と環境汚染』藤原寿和さん 3回連続講座の第3回
| 「原発事故・放射能汚染防止法の制定を!」
└──── (経産省前テントひろば、たんぽぽ舎)
今回の原発事故によってもたらされた環境の放射能汚染に対して、これまでの原子力法制や公害・環境法制がいかに無力であるか、また、国及び自治体の環境政策がいかに無策であるかが露呈しました。本来であれば、今回の事故を起こした東京電力は「公害犯罪処罰法」によって罰せられなければなりません。
また、今後、将来にわたって2度とこのような事故と放射能汚染の発生をさせないため、「原発事故・放射能汚染防止法」といった新たな立法措置が必要とされています。ぜひとも市民パワーを結集して取り組みをしたいと思います。
今回が最終回ですの、全体を通しての質疑応答を行います。前半講演の後、後半通常の20分から30分よりも多い45分から60分を自由討論の時間にしたいと思います。原発事故と環境汚染全般について活発なご発言をお願いいたします。
日 時:2月24日(火)19時より21時
お 話:藤原寿和さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
よびかけ:経産省前テントひろば、たんぽぽ舎 賛同108団体
参加費:800円
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┗■5.今週のたんぽぽ舎
| 3月1日(日)の第27回総会、26周年に向けての準備に大わらわです
└──── 坂東喜久恵(たんぽぽ舎)
あと1週間後に迫った第27回総会、26周年。総会の議案書づくり、第2部記念講演の準備、第3部懇親会の計画等々それぞれ担当は大忙しです。
総会準備の忙しさは例年の事ですが、今年はそれに加え「川内原発・高浜原発再稼働反対」の運動。経産省前テントが危機のため(26日地裁判決)、応援の活動。これらの行動が連日のように入っていて、いつもよりてんてこ舞いの毎日です。
忙しい中ですが、『活動方針』を検討し、経過報告をはじめ各報告も書き上げ、議案書作りは着々と進んでいます。
当日はぜひ多くの方に出席していただき、今後の活動について話し合っていきたいと思います。
『たんぽぽ舎第27回総会・26周年』
日 時:3月1日(日)
会 場:「スペースたんぽぽ」(総会と講演) 開場13:00 13:30開会
第1部:第27回総会
第2部:記念講演 講師:木幡ますみさん『福島の現状』
「今は福島のこと、明日はあなたの町のことかも」
講師:山崎久隆さん 『原発再稼働!何が問題か』
第3部:懇親会(会場:5F)
参加費:第1部無料 第2部800円 第3部2500円 2・3部通し3000円
※総会も含め、どなたでもご参加いただけます。
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┗■6.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆江古田映画祭 3・11福島を忘れない 25作品を上映
日時:2月28日(土)から3月15日(日)
場所:武蔵大学1号館地下1002シアター教室(2月28日のみ)
ギャラリー古藤〔3月1日(日)から15日(日)〕
主催:江古田映画祭実行委員会
後援:練馬まちづくりセンター
連絡先:ギャラリー古藤<http://furuto.art.coocan.jp>
TEL 03(3948)5328 fwge7555@mb.infoweb.ne.jp
「福島を忘れない」をメインテーマに「いのち」に関わる問題をとりあげた25作品を上映。
各上映作品の日時、料金等の詳細はギャラリー古藤のホームページをご覧ください。
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┗■7.新聞より1つ
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◆容認自治体に交付金 再稼働促す政権 新設隠し、15億円上乗せ
(前略)
資料によると、14年度から続く「原発施設立地地域基盤整備支援事業」の予算額が、前年度の8億円から23億円に膨らんでいた。これは原発停止の影響を受けている自治体の経済を活性化するため、特産品の販路開拓などを支援する政策だ。なぜ3倍近くにも膨らんだのかという本紙などの質問に対し、経産省は新しい交付金15億円分を上乗せしたことを認めた。
放射線モニタリング事業の民間委託など経済活性化に使ってもらう想定で、同事業の一環に位置付けたという。しかし「厳密に使途を限定しているわけではない」と担当者。実態は原発の再稼働を認めた自治体に配る新しい原発マネーだ。
(中略)
新しい原発マネーを忍ばせた一五年度の原発関連予算案には、原発への依存度を下げるための本気度は感じられず、原発を抱える自治体の自立も阻む恐れがある。 (2月21日東京新聞「チェック2015年度予算案」より抜粋)
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