3/17のいろいろ情報(メール転送含む) (1)双葉町 原子力PR看板撤去へ( 2)虎もハエも同時に叩く(腐敗撲滅) (3)中間貯蔵 (4)TPPと著作権 他
- 2015年 3月 18日
- 交流の広場
- 田中一郎
ほんとうにこの国では、ロクでもないことばかりが続いています。
以下、簡単にコメントします。
(1)福島・双葉町 原子力PR看板撤去へ、負の遺産残して(東京 2015.3.13)
(2)福島・大熊 中間貯蔵予定地 汚染土搬入見切り発車、協議不十分「地権者を挑発」(東京 2015.3.14)
(3)中間貯蔵搬入、用地交渉や輸送、課題山積(毎日 2015.3.14)
(4)企業・団体献金 「抜け道」の歴史(日経 2015.3.15)
(5)TPP 著作権「非親告罪化」に反対(朝日 2015.3.14 他)
(6)下北半島・原子力施設集中立地の現状(2015年4月5日 午後6時20分 文京シビックセンター地下1F学習室)
(7)2015年「4.9反核燃の日」全国市民集会(4月12日 青森市民ホール)
1.福島・双葉町 原子力PR看板撤去へ、負の遺産残して(東京 2015.3.13)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015031601001511.html
●原子力PR看板の保存検討 考案者が要望書 (河北新報) – Yahoo!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150317-00000006-khks-soci
http://www.nishinippon.co.jp/feature/earthquake/article/156199
(田中一郎コメント)
東京新聞記事によれば、「町は今月九日、看板の撤去費用約四百十万円を盛り込んだ新年度予算案を町議会に提出した。看板撤去の方針を知った大沼さんは、町議会に駆け付け、町議らに反対を訴えたが、芳しい答えは返ってこなかった。署名活動や伊沢史朗町長へ手紙を書くことも検討している。」とのことです。そこで私は双葉町長さんや町議さんらにお聞きしたいのだけれど、皆さんは、あの福島第1原発事故を全国の皆さんに早く忘れてほしい、原発事故は一刻も早く風化して忘却されてしまってほしい、ということですか? それはほんとうに双葉町民の「総意」なんですか? 私にはどうもそのようには思えないのですが、何故、このようなことを今、そそくさとやろうとするのですか? 「町復興推進課の担当者は「経年劣化に加え、事故後メンテナンスが一切できていないので、さびや腐食が激しい。パネルなどが落下する危険、があり、一時帰宅する町民や工事車両の安全を考えて撤去を決めた。標語の内容とは関係ない」と説明する。」(東京新聞記事)と書かれていますが、そんな問題ではないでしょう。ごまかさないでいただきたいですね。
私が思うに、今まさに福島県民や双葉町民の願いである脱原発の思いを踏みにじって全国の原発が原子力ムラたちの独断で再稼働されようとしているときに、こうしたことをするのは、それを間接的に応援することになりませんか? 福島での悲劇をよそに、福島第1原発事故の後始末もできないでいるのに、原発事故で被害を受けた方々の救済や生活再建もできていないのに、多くの有権者・国民・市民の反対を踏みつけてでも原発が再稼働されようとしているときに、こうしたことは福島第1原発事故を忘れさせることで、あるいは事故の悲惨さと原発推進の愚かさから目をそらさせることで、結果的に原発再稼働への助っ人になりはしませんか? 私は、このPR看板の撤去は、やがて原発事故や放射能汚染との無批判な「共存」を通じて、福島第2原発の再稼働へと繋がっていくように思えてなりません。
2.3.福島・大熊 中間貯蔵予定地 汚染土搬入見切り発車、協議不十分「地権者を挑発」(東京 2015.3.14)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015031490070707.html
(一部抜粋)
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双葉町の予定地に自宅や田畑を持つ自営業遠藤浩幸さん(49)は「施設が必要なのは分かるが、住民と土地買い取りの条件も話し合っていないのに、勝手に進めている。なし崩しで施設が造られる。環境省は挑発しているようだ」と憤る。二千三百人以上いる地権者の合意は、ほとんど取れていない。
用地確保が進まないのは、環境省が提示する買い取り額が事故前の水準の半額程度と低いことも大きい。築七年の家を持つ原発作業員の草野健一さん(43)は「いわき市に土地と家を買おうと考えているが、今の額では無理。埼玉県に避難する家族と一緒に暮らすこともできない」と訴える。批判は搬入を容認した地元自治体にも向かい、十二日には、遠藤さんら住民三人が双葉町の伊沢史朗町長に搬入の白紙撤回を求め直談判する一幕もあった。
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●中間貯蔵搬入、用地交渉や輸送、課題山積(毎日 2015.3.14)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150313-00000096-mai-soci
(一部抜粋)
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「国は地権者との用地交渉が難航していると言うが、我が家は具体的な折衝が一度もない。この段階で搬入を始めるのは納得できない」。大熊町の建設予定地内に自宅がある女性(66)は語気を強める。
自宅は原発の3キロ圏内。女性は県が施設の受け入れを決める前から、「どこかが引き受けないと福島の復興につながらない」と建設に理解を示していた。ただし、国に土地を売却するとしたら、自宅周辺はどう利用され、立ち入りは可能なのか。また、自宅に残る「金に代えられない大事な物」をどう運び出し、除染してくれるのか。確認したいことは山ほどあるのに、具体的な説明はないという。「地権者の疑問は解決されないのに物事が強制的に進んでいるように思える」と話した。
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(田中一郎コメント)
これについても、双葉・大熊両町長や町議にお聞きしたいですね。中間貯蔵用地の買収価格が不当に安いどころか(原発事故前の半値以下)、買収当事者の政府・環境省からは地主さんたちに対して何のアクセスも連絡もない、そんな状態で、自分の先祖代々の土地に勝手に放射能汚染ゴミを持ち込まれてしまっています。こんなことを許していていいのですか? 買収に賛成だ・反対だ、以前の問題ではありませんか? どうしてこういう状態なのに、放射能汚染ゴミの搬入にOKを出すのですか? 町長・町議のみなさまは、町民・住民の代表ではなくて、原子力ムラ代理店政府の代理人・下請けなのですか? 通常の感覚なら、こんな理不尽なことは一致団結してやめさせる、というのが、地方政治家としての最低限のマナーであり矜持であるように思いますが、いかがでしょう。(おまけに数日前にご案内申し上げたように、買収代金や賠償・補償金に対しても「平気の平左」で税金をかけてくる政府、これじゃ被害者の方々は復旧・復興できませんよ)。
4.「虎もハエも同時に叩く」(中国共産党の腐敗撲滅方針)
この日本でも,虎(安倍晋三総理大臣)も,ハエ(下村博文文部科学相)も,ハエ以下(西川公也元農水相)も,同時に叩きましょう。但し,野党などという連中も,その大半は皆同じなり。特に民主党は瓜二つです(違う種類のハエでしょう)。くれぐれも騙されないように。
企業・団体献金 「抜け道」の歴史(日経 2015.3.15)
http://www.nikkei.com/article/DGKKASFS11H0E_R10C15A3NN9000/
●【政治】 政治 野党、下村文科相を徹底追及 政治資金問題 – ガイドミー!
http://news.guideme.jp/kiji/b39cdc8d947f2873f4d9ba878f1734da
(参考)中国分析 ~「虎もハエも同時に叩く」習近平が向かう先~ なぜ江沢民一派が検挙されるのか? – 金貸しは、国家を相手に金を貸す
http://www.kanekashi.com/blog/2014/09/3104.html
(田中一郎コメント)
国の補助金をもらう企業からは政治献金を受けてはいけない、当ったり前の当ったり前の話だが、自民党政権下では、献金を受けた政治家が(その企業が)補助金をもらっていることを知らなければ問題ない、補助金を交付する霞が関の腐敗した役所は企業に対して何の説明もしないので、企業の方もそんなことは知らぬ存ぜぬだ。そのおかげで、日本の政治の世界では補助金が政権政治家の献金化けて彼らの懐へ流れ込んでいく。何の罪にも罰にも問われない、知りまへん、と言えばそれでOK とされてしまっている。政権党の政治家たちは笑いが止まらないそうである。日本では税金とは、政権党政治家の政治資金の原資=私物金の金城湯地のことだ。
戦後の自民党政治は次から次へと政治とカネにからむ疑獄事件を引き起こしたため、それを改めるべく、基本的には企業や団体が政治家に対しては政治献金しにくい法的仕組みがつくられたそうな。つまり政党にしか献金できないようにした。しかしながら、10年以上も前から、その政治資金規制はザル状態で、政治家が政党支部をつくっておけば、そこを通じて企業・団体などから無尽蔵に政治資金を調達できる仕組みが出来上がっているのだ。
新聞記事を読んでいてバカバカしくなった。日本の政治は、まず、ハエタタキから始めなければならない。選挙にも行かずに腐るままに放置するから、山のようにハエがわいておるぞ。
(関連その1)▶ 三原じゅん子 日本が建国以来大切にしてきた価値観「八紘一宇」 – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=TCtwwOw-ByI&t=34
(田中一郎コメント)
ここにも歴史を知らぬ「ハエ以下」のおばちゃんがいます。「八紘一宇」、75年前は、東アジアの大日本帝国というちょこざいな島国が、アジアを上から目線で侵略支配する際のイデオロギー・シンボルでしたが、75年後の今は、ちょこざいなちょうちん持ちの「ちょうちん」となっているようです。まさに「歴史は繰り返す、一度目は悲劇、二度目は茶番として」でしょう。
(念のために)ウィキペディア 「八紘一宇」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%B4%98%E4%B8%80%E5%AE%87
(日蓮宗徒が言葉の発生源とは知らなんだ。何だか今の政治に妙な因縁があるような、ないような。日蓮ですから:田中一郎)
(関連その2)反日?映画、遠い公開 旧日本軍の捕虜虐待描くアンジー作品:朝日新聞デジタル
(田中一郎コメント)
右翼の方が次のようにおっしゃってます。「日本では数年前、中国人監督の「靖国」(07年)や和歌山のイルカ漁を糾弾した「ザ・コーヴ」(09年)の封切りが、抗議活動で中止に追い込まれた。自ら「靖国」の上映会を開いた右翼団体代表の河原博史さんは「見もせずに反日と決めつけるなど論外だ。見た上で論理的に批評すべきだ」。
5.TPP 著作権「非親告罪化」に反対(朝日 2015.3.14 他)
http://www.asahi.com/articles/DA3S11649098.html
●★ホントは怖いTPP ・・・「非・親告罪化」で日本の漫画界はどうなる? 赤松健の連絡帳
http://kenakamatsu.tumblr.com/post/44592778197/tpp
●WikiLeaksがTPP秘密文書を暴露「著作権侵害の非親告罪化」に10カ国賛成
http://www.huffingtonpost.jp/2013/11/14/tpp-copyright_n_4271586.html
●(参考)(ACTAと著作権保護)ACTAについて|河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり
http://www.taro.org/2012/09/post-1262.php
(田中一郎コメント)
河野太郎氏によれば、危ないと思っていたACTAでは著作権侵害は「親告罪」にはならないようです。しかし、アメリカとその手下政府の日本政府が交渉過程をヒミツにして画策しているTPPでは、著作権の「親告罪」化がなされようとしています。そのことは、単に漫画や表現文化の問題にとどまらず、一方では、支配権力による言論・表現活動の弾圧や妨害を容易にし、その萎縮を生むとともに、議論や論争を通じての諸問題の探求や研究活動にも大きな齟齬がでてくることになり、中長期的には「沈黙の冬」のような世界ができてしまいます。行き過ぎた著作権保護は、社会的には害悪となるのです。しかし、アメリカは、それを百も承知で、自分たちの利益拡大のみを念頭に、TPP交渉で日本に対して著作権保護強化をごり押ししています。
6.イベント情報
(1)下北半島・原子力施設集中立地の現状
2015年4月5日(日) 入場無料
午後6時開場 6時20分間演
文京シビックセンター( 文京区役所地下1階学習室)
主催:核燃サイクル闘l止1万人訴訟原告閥
(2)2015年「4.9反核燃の日」全国市民集会
4月12日 12:30~15:00 終了後デモ
青森市民ホール 1F会議室
(参考)青森県を変えよう!大竹さんと進む私たちの会(略称 進め!ドクター大竹の会)
http://www.susume-dr-otake.jp/
(参考)2015-02-22 【青森県知事選】「青森県を変えよう!大竹進さんと進む私たちの会」設立総会(動画) IWJ Independent Web Journal
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/234881
7.グリーンピース3連発
(1)住友化学からの回答がとどきました〜農薬メーカーもぜひ食べる消費者の声に耳を傾けてください 国際環境NGOグリーンピース
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/52248/?gv20150307
(2)水産庁の変てこロジック!絶滅危惧種だけど資源は枯渇していない?? ミナミマグロのパブリックコメントの結果でました! 国際環境NGOグリーンピース
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/52201/
(3)ケネディ大使、辺野古のサンゴ破壊も見て見ぬふりですか? 国際環境NGOグリーンピース
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/dblog/blog/52195/
8.(メール転送です)沖縄
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辺野古。米軍と政府。
県の要請を拒否。強行・再開、始めました。
3月21日、県民集会です。
(1)サンゴ調査を拒否 「運用妨げ」主張
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240217-storytopic-271.html
2015年3月12日 (琉球新報)
(2)【電子号外】防衛局、辺野古でボーリング調査再開 県の中断要請無視2015年3月12日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240238-storytopic-271.html
(3)翁長知事「許せない状況」 ボーリング調査再開批判2015年3月12日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240245-storytopic-271.html
(4)「グアム移転は辺野古後」 米海兵隊司令官が主張2015年3月12日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240228-storytopic-271.html
(5)国の環境監視副委員長が辞意 辺野古「保全できない」(2015.3.11)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240148-storytopic-271.html
(6)21日に「瀬嵩の浜」で県民集会 新基地阻止へ再集結2015年3月9日
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-240030-storytopic-271.html
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