<アジア記者クラブ(APC)4月定例会> 習近平政権の強硬外交をどう読むのか 反中ナショナリズムの高まりと日中関係の危機
- 2015年 3月 23日
- 催し物案内
- 森広泰平
2015年4月22日(水)18時45分~21時
明治大学・研究棟4階・第1会議室/★要予約(定員50名)★
ゲスト 矢吹晋さん(横浜市立大学名誉教授)
中国では1年の内政と外交方針を決定する全国人民代表大会(全人代)が閉幕した。
経済成長の量から質への転換と汚職撲滅が謳われた一方で、国防費も5年連続で前年比
二桁の伸びを記録した。日本との関係では日中戦争を巡る日本側の「歴史認識」に李克
強首相や王毅外相らが公式見解を声高に述べる場面を執拗に際立たせる報道が目立った
。全人代閉幕後に発表された中国が資本金の半分を出資するアジアインフラ投資銀行(
AIIB)の設立に対して、日米が主導するアジア開発銀行(ADB)に中国が対抗し
ているかのような報道が溢れたが、日米と中印のADB出資比率が拮抗していることに
メディアは知ってか知らずか言及していない。
多くの世論調査では、日本人の中国嫌いが90%を超える。政府と一体となった尖閣
報道と並んで、こうした報道が反中世論の形成に大きく関与しているのではないか。今
回の全人代でも「歴史認識」で日本をけん制、習近平政権の独善主義、国防費の増額を
暴走と批判するネガティブな報道が全てのメディアを覆っていた。
4月定例会は、『中共政権の爛熟・腐敗――習近平「虎退治」の闇を切り裂く』(蒼
蒼社)を年末に上梓した21世紀中国総研ディレクターも務める横浜市立大学名誉教授
の矢吹晋さんをゲストにお招きします。全人代でも明らかにされた底なしの腐敗問題が
強硬外交として跳ね返っているのか、中国に関心を持たないチャイナスクールが増えて
いる報道業界の実情も踏まえて、中国報道の問題点と反中ナショナリズムの高まり、国
防費の増額をウクライナ情勢やイスラム国との関係でどう見るのか、矢吹さんに報告を
お願いしました。
★予約⇒お名前、所属、会員の有無、Eメール、電話番号を記載の上、必ず前日までに
Eメールでお申込み下さい。予約の承認がないと参加できません。
■会 場 明治大学研究棟4階・第1会議室(東京都千代田区神田駿河台1-1)
■交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車
■資料代 ビジター1500円、会員・学生・年金生活者1000円、明大生無料(★要予約)
■主 催 社会思想史研究会、
アジア記者クラブ(APC)
■連絡先 アジア記者クラブ(APC)
東京都千代田区三崎町2-2-13-502
★予約 ⇒ E-mail:apc@cup.com
※最新の情報(変更・中止の場合があります)は、必ずHPでご確認ください。
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。