世界社会フォーラムが明日から開催されます
- 2015年 3月 24日
- 交流の広場
- 小倉利丸
小倉です。チュニジアに一昨日到着しました。福島から参加される木幡さ
んたちも今日にはチュニジアに到着します。日本のメディアはテロ事件で
かなり現地の緊張を報じているかもしれませんが、少なくとも現在までの
ところ特に2年前のチュニジアでの世界社会フォーラムの時と雰囲気的に
は変化はありません。昨日から今日にかけて海外からの参加者も続々到着
しており、近隣のホテルもこれらの参加者の姿をずいぶん見かけるように
なりました。
テロ事件があったのですが、組織委員会はこれにひるむことなく全ての日
程を予定通り実施すると宣言しました。また、初日に行なわれる恒例のデ
モも実施されますが、デモコースをブラドー博物館へと変更しました。
反原発の集会は、予定通り26日午前と28日の昼に行なわれます。世界社会
フォーラムは、これまで連携がとれていない各国、各地域の運動を交流さ
せる場としての役割を担ってきました。集会も事前に用意万端というより
は集会に行ってはじめて内容がかたまるというようなところもあり、日本
の運動文化からすると「なんといういい加減な」と思われがちですが、む
しろこのアバウトなところから相互の理解が深まるということがあります。
第三世界への原発輸出が急加速している中で、どのように輸出国と輸入国
双方の運動をつなぐか、また、除染や廃炉にともなう労働と廃棄物問題な
ど第三世界諸国ではほとんど関心をもたれてこなかった問題についてもあ
るていど認識を共有できるようになればと思います。
以下、英文のままですいません、PP研の声明です。
なお、他にも声明やメッセージなど出せる団体などがあれば是非よろしく
お願いします。短かいもので構いません。日本語でもよいです。
小倉利丸
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Solidarity message to the Tunis World Social Forum
People’s Plan Study Group (PPSG)
Tokyo, March 23, 2015
We would like to convey our solidarity with and congratulation on
all of you, Tunisian friends in particular, who have made the
convening of the World Social Forum possible in Tunis despite the
outbreak of the tragic Bardo museum incident. We join you in
expressing our deep condolences to those who lost their lives in
the indiscriminate attack. We disapprove and condemn this and
other acts of “jihadist” terrorism as we disapprove and condemn
state terrorism perpetrated in the name of anti-terrorist war,
which totally fails to address and remove the root cause of
terrorism. The World Social Forum since its inception has been
addressing precisely this root cause by offering grassroots people
a space to come together to confront and defeat the power of the
empire of the rich, privileged, and greedy by means other than
armed insurrection or terrorism. This is not an easy path, but in
the midst of raging violence, we are once again convinced that
this challenge WSF set itself is more than ever worth taking.
We hope that your plenaries, workshops, cultural activities and
the march will all be a great success. We expect an inspiring
message coming from Tunis.
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