原子力災害対策指針の改定に関する政府交渉とパブコメ・セミナー~SPEEDIをなぜ使わない? プルーム対策はどうなった?~
- 2015年 4月 1日
- 催し物案内
—————————————————-
原子力災害対策指針の改定に関する政府交渉とパブコメ・セミナー(4/2)
~SPEEDIをなぜ使わない? プルーム対策はどうなった?~
http://www.foejapan.org/energy/evt/150402.html
—————————————————-
◆日時:2015年4月2日(木)
【政府交渉】16:00~17:30 相手方:原子力規制庁(調整中)
【パブコメ・セミナー】18:00~19:45
※15:45からロビーにて入館証を配布します。
◆場所:参議院議員会館B107
(最寄り駅:東京メトロ・永田町駅、国会議事堂前駅)
国会周辺図 http://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_annai.nsf/html/statics/kokkaimap.htm
◆内容
【政府交渉】事前に提出した質問書をもとにした政府とのやりとり(調整中)
【パブコメ・セミナー】
問題点の解説・整理と質疑。その場でパブコメを書く時間帯を設けます。
◆主催:FoE Japan/原子力規制を監視する市民の会
◆問合せ:
FoE Japan (エフ・オー・イー・ジャパン)
Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986
(当日連絡先:090-6142-1807)
原子力災害対策指針の改定案が、パブコメにかけられています。
現在の改定案は、以下のように、放射性物質の影響を過小評価し、被ばくを前提としたものとなっています。
1) SPEEDIなどの放射性物質の拡散予測の活用について削除された
2) PPA(プルーム通過じの防護措置を実施する地域)の概念は削除された
3) 30km以遠の防護措置として、安定ヨウ素剤の配布・服用はしないこととなった
4) もともとの即時避難の基準(OIL1)は500マイクロシーベルト/時(すなわち、2時間程度で、年間の公衆の被ばく限度に達する)、一時移転の基準(OIL2)は20マイクロシーベルト/時と、非常に高い空間線量率であった。
OIL2については、たとえ20マイクロシーベルト/時を観測したとしても、1日経過した時点での空間線量率が依然として20マイクロシーベルト/時を越えているかどうかで避難指示を判断することとした。
★つまり、極端な例かもしれませんが、原発から5km以遠の地点で、490マイクロシーベルト/時を観測しても、避難指示はでず、1日経過して、依然として、20マイクロシーベルト/時であったら、1週間以内に「一時移転」という指示がでることになります。
改定案の問題点について、 事前に提出した質問をもとに政府交渉を行います。
また、政府交渉後、問題点を解説・整理し、その場でパブコメを書いてしまうパブコメ・セミナーを行います。
ぜひお誘いあわせの上、ご参加ください。
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。