たんぽぽ舎から TMM:No2452
- 2015年 4月 4日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2452】
2015年4月4日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「原子力災害対策指針」改悪を許すな (その1)
東電福島第一原発事故も無かったかのごとく
防災指針まで改悪しても再稼働させたい政府 山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.不当だ!!東京地検から「2015年告訴」に不起訴処分が通知される
私たちは、真実を追い求め、この原発事故の責任を追及します! 福島原発告訴団
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆4/24チェルノブイリ29周年救援キャンペーン 講演会&チャリティコンサート
「チェルノブイリ・福島 保養-子どもたちを被ばくから守るとりくみ」
◆4.25『日比谷・平和パレード』NO NUKES「戦後70年記念」NO WAR!
4.25『NO NUKES NO WAR LIVE』制服向上委員会LIVE 会場:日比谷野外音楽堂(雨天決行)
★4.新聞より3つ
◆再稼働への動き 無責任 (4月4日東京新聞「金曜日の声」より)
◆政府重視「ベースロード電源」 欧米では減少傾向 6割狙い 原子力上積み
(4月4日東京新聞「Q&A」より抜粋)
◆保安院元幹部ら不起訴 東京地検 原発事故 過失問えず (4月4日東京新聞より)
★5.テント日誌4月2日(木)経産省前テントひろば1230日商業用原発停止564日
街では新入学や新入社の若者が目についた
もう桜が散り始めた
テント前にも風に乗ってあちこちから花びらが飛んで来ています
一番先に咲いた外務省の桜の木はもう緑の葉が繁る (I・K)、乱鬼龍
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┗■1.「原子力災害対策指針」改悪を許すな (その1)
| 東電福島第一原発事故も無かったかのごとく
| 防災指針まで改悪しても再稼働させたい政府
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
1 福島の「教訓」は捨てられた
何度も強調しなければならいが、東京電力福島第一原発事故の放出放射能量を基準とし、それを超える事態にも対処することが可能な防災指針を作る必要がある。
福島第一原発の規模は1~3号機の3基合わせて202.8万kwである。複数号機の事故を想定したら、いくつかの原発ではこれを上回る。川内1、2号機及び高浜3、4号機いずれも合わせれば178万kwであり、福島第一原発事故と規模において大きな違いはないと言える。しかしながら放出放射能量を一方的に大幅削減したため「緊急時の被ばく線量及び防護措置の効果の試算について(第8回事前対策等検討チーム会合 資料3 2014年5月28日)」に記載されている『セシウム137が100テラベクレル、その他核種がセシウム137と同じ割合で換算された量、さらに希ガス類が全量、環境中に放出されるような仮想的な事故を想定した。この想定は、東電福島第一原発事故を踏まえて強化された新規制基準への適合性を審査する上で「想定する格納容器破損モードに対して、Cs-137の放出量が100TBqを下回っていることを確認する」(注)とされていることを踏まえて設定したものである。』のように、大幅な切り下げを行って防災の根拠としている。
これでは防災対策の策定には過小の放出量を前提としたと言わざるを得ない。
この文書には「なお、本試算はこれ以上の規模の事故が起こらないことを意味しているものではない。」との注釈があるのだが、それがどう生きるのかが分からない。依然として最大値をセシウム137換算で100テラベクレル以下としているからである。
基本的な放出量を福島級、超福島級などとしてやりなおすべきだ。
2 「要援護者」についての記述には看過できない事態となっている。
P10には以下の通りの記述がある。
「また、避難等には肉体的・精神的影響が生じることから、一般の住民等はもとより、自力避難が困難な災害時要援護者等に対して、早い段階からの対処や必要な支援の手当てなどについて、配慮しなければならない。また、避難場所の再移転が不可欠な場合も想定し、可能な限り少ない移転となるよう、避難場所の事前調整が必要である。さらに、避難が遅れた住民等や病院、介護施設等に在所している等により早期の避難が困難である住民等が一時的に退避できる施設となるよう、病院、介護施設、学校、公民館等の避難所として活用可能な施設等に、気密性の向上等の放射線防護対策を講じておくことも必要である。」
この中では、災害時要援護者について「早期の避難が困難である住民等」などとして現場に残ることを前提としている。これを屋内退避としているわけだが、その基準は、環境値の400倍にもなる200マイクロシーベルト毎時などとなっている。
要援護者には子どももいるし、援護者の家族もいるであろう。介助しているワーカーやヘルパーの多くは若年労働者である。医療専門スタッフがどれだけ残るかも分からない。要援護者を見守る介護、医療関係者に、いかなる法的根拠を持って「危険地帯に残れ」と命ずるつもりか。そのような法的根拠があるというのならば示して欲しい。おそらくそんな強要をすれば、30キロ圏内の病院や介護施設は閉鎖せざるを得ない事態になるであろう。
そもそも屋内退避とは「前線に残れ」と言っているのに等しい。放射能プルームが過ぎ去る保証もない。時間と共に空間線量が上昇し、それが何時止まるとも分からない。200マイクロシーベルト毎時で止まる保証などない。そのような環境に取り残される恐怖感を、規制委は味わったことがあるのか。体験してから言っているのか、強い怒りを感じる。 (その2)へ続く
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┗■2.不当だ!!東京地検から「2015年告訴」に不起訴処分が通知される
| 私たちは、真実を追い求め、この原発事故の責任を追及します!
└──── 福島原発告訴団
4月3日の夕方、東京地検より、1月13日に福島原発告訴団が、旧保安院や東電の津波対策担当者らを告訴・告発した件(2015年告訴)について、全員を不起訴処分とすると通知されました。
? 告訴してからわずか2か月半の決定であり、まともな捜査が行われたとは到底考えられません。
不起訴理由についても、告訴団が以前に指摘した地検の事実誤認や新証拠について触れず、以前の理由書の焼き直しに過ぎません。
現在、2015年告訴について第二次告訴の告訴人を募集していますが、対応について弁護団と協議中です。緊急記者会見の日程についても調整中です。決まり次第ご連絡いたします。
大津波を予測しながら対策を怠ってきた東電幹部、それを手助けすらする規制官僚、その責任を問わず野放しにする検察庁、被害者が救われない惨状。
? 私たちは、真実を追い求め、この原発事故の責任を追及します!
福島原発告訴団 本部事務局 ブログ? http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆4/24チェルノブイリ29周年救援キャンペーン 講演会&チャリティコンサート
「チェルノブイリ・福島 保養-子どもたちを被ばくから守るとりくみ」
日 時:2015年4月24日(金)18:30開場 19:00開演
場 所:文京シビックホール 小ホール
・講演 鎌仲ひとみ「保養-子どもたちを被ばくから守るとりくみ」
映像作家。新作「小さき声のカノン」公開中。
・印田千裕&印田陽介 姉弟デュオ コンサート~ヴァイオリンとチェロの響き
主 催:チェルノブイリ子ども基金/チェルノブイリ子ども基金・文京/未来の福島こども基金
入場料:2,000円(全席自由)
予約・問合:チェルノブイリ子ども基金 Tel/fax 03-6767-8808 E-mail cherno1986@jcom.zaq.ne.jp
詳細URL http://homepage2.nifty.com/chernobyl_children/saishin.html
◆『4.25 日比谷・平和パレード』NO NUKES「戦後70年記念」NO WAR!
『NO NUKES NO WAR LIVE』制服向上委員会LIVE
目標1万人のデモ行進!と制服向上委員会LIVE
1.集合:4月25日(土)13時/パレード出発:15時 13:00~呼びかけ人あいさつ 14:30~パレードの流れ説明
15:00~パレード出発
会場:日比谷野外音楽堂(雨天決行) ◎ご入場の際にカンパをお願い致します。
2.『NO NUKES NO WAR LIVE』制服向上委員会LIVE
3.11以降私たちが歌って来た歌と想いを全て発表致します
日 時:4月25日(土)開場:17時/開演:18時
会 場:日比谷野外音楽堂(雨天決行) 入場料:¥1,000-
主 催:制服向上委員会
問合せ:アイドルジャパンレコード TEL:042-438-6917 FAX:042-438-6919
Mail:info@idol-japan-records.net HP:http://www.idol-japan-records.net/ski/
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┗■4.新聞より3つ
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◆再稼働への動き 無責任 (4月4日東京新聞「金曜日の声」より)
横浜市南区の俳優高橋長英さん(72)
福島事故後、東京電力も国も誰も責任を問われず、再稼働に動いている。あまりに無責任だ。原発を動かさないことから始め、原発がある地域を犠牲にして大量の電気を使う生活を、見直したほうがいい。
東京都江戸川区のバイオリニスト渡部玲子さん(72)
いま全ての原発を廃炉にしても行き場のない放射性廃棄物がどっさり出るのに、とても再稼働はできないはず。国の政策として太陽光発電など再生可能エネルギーの普及に力を入れるべきだ。
◆政府重視「ベースロード電源」 欧米では減少傾向 6割狙い 原子力上積み
政府と自民党は、2030年に総発電量に占める原発や水力発電など「ベースロード電源」の比率を東日本大震災前の六割(13年度は4割)に戻す方向で検討に入った。背景には現在、稼働していない原発で発電量を2割程度、上積みしたいという意図もあるようだ。ベースロード電源とは何か、海外事情も併せて探った。
Q ベースロード電源って?
A 原子力や水力などいろいろある発電方法のうち、中核となる電源のことだ。燃料費が安く、毎日一定の電力をつくり続ける発電所がベースロード電源になる。政府は原子力、水力、石炭火力、地熱の4種類としている。燃料費が高いが出力を微調整しやすい石油火力は、電力の消費量が最も多い時間帯だけ稼働するピーク電源。燃料費も出力の調整力もそこそこの液化天然ガス(LNG)火力はミドル電源としている。
原発は事故対策を含めた費用が高いし稼働も不安定という批判はあるが、政府は方針を変えていない。(後略) (4月4日東京新聞「Q&A」より抜粋)
◆保安院元幹部ら不起訴 東京地検 原発事故 過失問えず
東京電力福島第一原発の事故をめぐり、業務上過失致死傷容疑で告訴・告発されていた原子力安全・保安院(廃止)の元幹部や東電の津波対策担当者ら9人について、東京地検は3日、9人全員を不起訴処分とした。地検は「事故を引き起こした巨大津波は、事故前の想定をはるかに上回る規模で、巨大津波を予測し、事故を回避することはできなかった」として、過失は問えないと判断した。
不起訴になったのは保安院の森山善範・元原子力災害対策監や東電の津波対策担当者ら。地検は、9人のうち、津波評価や原発の安全審査に関わった5人を嫌疑不十分とし、残る4人は嫌疑なしとした。福島県民らでつくる福島原発告訴団が1月、告訴・告発していた。 (4月4日東京新聞より)
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┗■5.テント日誌4月2日(木)経産省前テントひろば1230日商業用原発停止564日
| 街では新入学や新入社の若者が目についた
| もう桜が散り始めた
| テント前にも風に乗ってあちこちから花びらが飛んで来ています
| 一番先に咲いた外務省の桜の木はもう緑の葉が繁る
└──── (I・K)、乱鬼龍
泊まりの人たちが帰った後、朝日新聞社会部の人がやって来て右翼に襲撃されたときの事を聞きたいと言う。何で今頃と聞くと全然知らずユーチューブで様子を見たからだとか。
3月1日のそのとき私は帰った後だったので居合わせたKさんを紹介したら色々事細かに訪ねて帰った。
午後にはFさんがフランスのジャーナリストを案内して来た。テントの写真を撮り、Oさんと英語で長いこと話して帰って言った。
3時半ごろヨーカンさんとバイクで来たHさんは、参院議員会館でおこなう「原子力災害対策指針の改定に関する政府交渉とパブコメ・セミナー~SPEEDIをなぜ使わない?プルーム対策はどうなった?」に参加する前に寄ってくれた。
Hさんは福島事故のずっと前から反原発運動に関わっていたそうで六ヶ所村に4年も居たそうで少しだけ興味深い話をしてくれた。時間があればもっと聞きたかったのに残念。帰り地下鉄の駅に若い人の長い列を見た。新学期で定期を買うためだと気が付き、時の移ろう速さを感じた。
脱原発達成を願うのみ!(I・K)
◇「経産省前テントひろば」の花見です
「テント」3年半余り、24時間体制の各位の労をねぎらい、今後のさらなる展望をめざし、各位の率直な感想や意見・提案など、を含め楽しく、意義のある花見会としたい。
☆第1部
と き:4月5日(日)午後3時~5時半頃まで
ところ:日比谷公園内「かもめ広場(噴水のあるところ)」(雨天の場合は第2テントにて)
参加者は(原則として)各自何か一品をもちより、+会費500円。(終了後、ごみの持ち帰りにご協力ください。)
☆第2部
花見大会終了後、参加希望者有志でテント紅白カラオケ大会(近くのカラオケ店へ移動)午後6時~8時ころまで 参加費はワリカン(2千円くらい?)
参加希望者は準備の都合もあり、乱(070-6472-1947)までご一報ください。
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