たんぽぽ舎から TMM:No2459
- 2015年 4月 13日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2459】
2015年4月13日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.東京電力の犯罪的行為を見て見ぬ振りする東京地検に怒りの声
福島原発告訴団4/13緊急行動に雨の中100名以上が集まり抗議!
4月3日東京地検は旧保安院や東電の津波対策担当者らを
告訴・告発した2015年告訴を不起訴処分とした
沼倉 潤(たんぽぽ舎)
★2.連続講座「今の情勢にどう立ち向かうか」(その1)
4/22上野千鶴子の選憲論―自民党改憲草案批判を通して憲法を学びなおす
冨塚元夫
★3.4/21原子力規制委員会院内ヒアリングに参加しよう
川内原発の再稼働審査を糾弾する! 再稼働阻止全国ネットワーク
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆4/15「沖縄と原発」講座「今、沖縄・辺野古で何が起こっているのか」
講師:水沢澄江さん 会場:「スペースたんぽぽ」
◆4/18「エネルギー需給からみる自動車と原子力の関連
~自動車と原子力の共通性」
提起:上岡直見さん 会場:早稲田キャンパス11号館1110号教室
★5.新聞より2つ
◆断層の判断示さず 再稼働審査本格化 美浜3号機で規制委
(4月9日東京新聞より抜粋)
◆原発に航空機 分析せず 伊方めぐる四国電の無責任
(4月10日東京新聞「別冊南海日日新聞」より)
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※4/14福井地裁・高浜原発について判断します!注目です!
たんぽぽ舎の会員も、東京から福井へ参加しますので、
明日のメールマガジンにその報告を掲載する予定です。
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┗■1.東京電力の犯罪的行為を見て見ぬ振りする東京地検に怒りの声
| 福島原発告訴団4/13緊急行動に雨の中100名以上が集まり抗議!
| 4月3日東京地検は旧保安院や東電の津波対策担当者らを
| 告訴・告発した2015年告訴を不起訴処分とした
└──── 沼倉 潤(たんぽぽ舎)
今年の1月13日に福島原発告訴団が、旧保安院や東電の津波対策担当者らを告訴・告発した件(2015年告訴)について、告訴してからわずか2か月半の4月3日、東京地検は不起訴処分とする決定を下しました。
不起訴理由書では、「震災前に巨大地震や大津波を予測する知見はなく、津波の襲来を示す研究成果は存在していなかった。」また、専門家の間でも「貞観地震」と同様な地震の発生の現実性、切迫性が認識されていたとはいえず、~「貞観地震」の知見を根拠に「10メートル盤」を超える津波による浸水を予見すべきであったとは言えない。」等々、告訴団が以前に指摘した地検の事実誤認や新証拠についてはほとんど触れず、以前の理由書の焼き直しが述べられているに過ぎません。(詳しくは福島告訴団HP掲載「不起訴理由書」全文を参照)
この日集会前に降り出した冷たい雨の中、100名以上の支援者が集まり、武藤類子告訴団団長を先頭に福島から駆けつけた方々が、次々に発言。
福島では今、桜が満開であるが、花びらの落ちた大地は放射能で汚染され、14万人の被害者が故郷を奪われ苦しんでいる。困難な生活の中で、亡くなった方の魂がさまよっている。この責任は誰が取るのか。山手線での傾いた鉄塔が放置された事故が報じられているが、大企業の安全管理が人命軽視の傾向だ。
福島原発事故の原因と責任を覆い隠す検察当局の姿を見ると、この国がいかにおかしくなっているかわかる。
私たちは司法の場で事故原因と責任の所在をはっきりさせることが、事故防止につながるとの思いで、事実究明を訴えている。
裁判の場で証拠をあげ、事実を究明することも閉ざしてしまう検察の姿に満身の怒りを覚える。
検察審査会は、ぜひ、福島原発の事故原因の究明と責任を明らかにしてほしいとの強い思いをこめ、訴えました。
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┗■2.連続講座「今の情勢にどう立ち向かうか」(その1)
| 4/22上野千鶴子の選憲論
| ―自民党改憲草案批判を通して憲法を学びなおす
└──── 冨塚元夫(「スペースたんぽぽ」講座運営委員)
講師:上野千鶴子(うえのちづこ)さん
プロフィール:富山県生まれ。東京大学名誉教授。
立命館大学大学院先端総合学術研究科特別招聘教授。
認定NPO法人WAN(ウィーメンズアクションネットワーク)
理事長。日本における女性学・ジェンダー研究のパイオニア。
近年は介護とケアへ研究領域を拡大。
著書に「家父長制と資本制」「ナショナリズムをジェンダー」
「おひとりさまの老後」「ケアの社会学」など多数。
日 時:4月22日(水)19時から21時(開場18時30分)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円(学生400円)
・・・「人間の安全保障」という概念は、「国家の安全保障」という概念と区別するために生まれました。「人間の安全保障」とは、人がひとりひとり幸せに生きること、国家の安全より個人の安全が保障されることが一番大事だ、そのための「安全保障」だという意味の概念です。
もう一度、自民党の憲法草案を見てみましょう。すると、ここで守られているのは国家の安全保障だということがはっきりわかります。
国家の安全保障のためになら個人が犠牲になっても構わない、国家の安全保障のために人間の安全保障を犠牲にしてよいという考えです。(中略)
軍隊とは国家を守るために国民に死ねという、究極の「人権侵害」の機関です。だから国民はそれに対して「ノー」と言っていいのです。
・・・(「上野千鶴子の選憲論」171-172頁)
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┗■3.4/21原子力規制委員会院内ヒアリングに参加しよう
| 川内原発の再稼働審査を糾弾する!
└──── 再稼働阻止全国ネットワーク
川内原発の審査は終わっていません。「耐震偽装」、秘密会合、情報隠しによる規制委の再稼働促進を厳しく追及します。多くの方々のご参加を呼びかけます。
日時:2015年4月21日(火)13時から17時
場所:参議院議員会館講堂(1階)
(東京メトロ 国会議事堂駅、永田町駅、溜池山王駅から徒歩)
追及:山崎久隆さん(たんぽぽ舎)、広瀬隆さん、後藤政志さん
内容:
1 川内原発の「耐震偽装」
2 規制委公開資料の黒枠白抜きマスキング
3 1号機の工事計画・保安規定の審査結果
4 2号機の工事計画・保安規定の審査状況
5 1号機の使用前検査の状況確認と1・2号機の予定確認
6 原発攻撃被害について
資料代:500円
東電福島第一原発(イチエフ)の放射能汚染水対策も廃炉への道も見えず、コントロールもブロックもできていない中で、原子力規制委員会の再稼働審査邁進は許せません。まして、「トイレなきマンション」を放置したままで、イチエフ事故を踏まえない既存原発再稼働のための「新規制基準」で、地震対策も火山噴火対策もプラント評価も全く不十分なままで、また避難対策も住民理解も得られないままで、審査合格・再稼働などあり得ません。
しかしながら、原子力規制委員会の川内原発の審査は当初予定より大幅に延びたとは言え、今や1号機の工事計画を認可し、保安規定や2号機の補正書も提出目前で、おまけに3月30日には1号機の使用前検査に着手しています。
原子力規制委員会は、昨年設置変更許可で8千ページもの再補正申請書が出たあと検討チームの会合を一度も開かずに規制委定例会議で審査書案を決定し、パブコメ意見募集で1万7千件もの意見が寄せられたにも拘わらず何ら検討チームの検討無しに9月10日の定例会議で審査書を決定しました。
さらに、その後の工事計画と保安規定については、2014年12月と2015年2月の院内ヒアリングで、工事計画審査が難航していること、九電提出資料が黒枠白抜きマスキングだらけて誰にも資料と審査の適否が判断できないこと、工事認可前に先行工事を実施していること、設置変更許可について違法審査と指摘され異議申立を受けている原子力規制委員会は原子力安全・保安院と変わらないあるいは悪化していること、などを明らかにしました。
既に川内原発再稼働審査が終わったかのように報道されている中で、半年かかった工事計画審査の実態を明らかにし、川内原発の再稼働審査NOを訴えます。多くの方々の参加を呼びかけます。また、多くのメディアの取材・報道をお願いします。 (K・M)
再稼働阻止全国ネットワーク
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
TEL 070-6650-5549 FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
(東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付)
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆4/15「沖縄と原発」講座「今、沖縄・辺野古で何が起こっているのか」
講 師:水沢澄江さん
日 時:4月15日(水)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
安倍政権は、安保法制を整備し、憲法改悪をも視野に入れながら、戦争ができる国へとまっしぐらに進んでいます。辺野古に建設しようとしている新基地は、米海兵隊の巨大基地となり、先々は自衛隊との共同使用までほのめかしています。 沖縄は、アメリカの戦争の最前線基地に、日本も加わりながらなろうとしています。
今、辺野古は正念場を迎えています。そして、それは、戦争へと進む安倍政権を許すのかどうかの分水嶺でもあります。知り、考え、行動する時です。
是非ご参加下さい。
◆4/18「エネルギー需給からみる自動車と原子力の関連
~自動車と原子力の共通性」
日時:2015年4月18日(土)14:40より
提起:上岡直見
会場:早稲田大学 早稲田キャンパス 11号館 1110号教室
主催:交通権学会関東部会
原子力関係者は福島事故前から「電力用途としての原子力の需要は飽和しつつ
あり今後は輸送用エネルギーに原子力の用途を見出す」としていた。
すなわち原子力と自動車を結びつければ、原子力を維持する強力な手段となる。
ここに燃料電池車に税金から1台200万円もの補助を与える背景も読み取れる。
最近の原子力をめぐる政策動向を背景として、エネルギー需給からみる自動車
と原子力の関連について考察する。
同時に福島事故以前から、原子力への社会的抵抗を減少させるため「原子力の
リスクは自動車(交通事故)のリスクより小さい」等の印象操作が続けられてきた。
自動車と原子力に共通する推進のためのイデオロギーと、それに必然的に伴う
事実の歪曲・隠蔽にも言及する。
上岡直見 環境経済研究所(技術士事務所) 代表、交通権学会会長
03-6821-6808
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┗■5.新聞より2つ
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◆断層の判断示さず 再稼働審査本格化 美浜3号機で規制委
関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の新しい規制基準に基づく審査の進め方について、原子力規制委員会は8日の定例会合で、原子炉直下の断層が活断層かどうか明確な判断を下さないまま、審査を本格化させる方針を決めた。
新基準では、活断層の上に原子炉など重要施設を設置することを禁じている。再稼働のためには、活断層ではないと科学的に証明される必要がある。その証明がグレーなまま、再稼働の前提になる審査が進められることになる。(後略)
(4月9日東京新聞より抜粋)
◆原発に航空機 分析せず 伊方めぐる四国電の無責任
四国電力が先月30日の愛媛県伊方原子力発電所環境安全管理委員会で、伊方原発の原子炉格納容器に航空機が衝突しても「核燃料は安全に冷却できる」と発言した。だが実際は、衝突した場合の影響分析などは実施していなかった。
委員会では、委員が「航空機の衝突に原子炉格納容器が耐えられるか」と質問したのに対し、四電の担当者は「コンクリートの遮蔽がある。格納容器に多少の損傷はあるが原子炉容器までの影響はなく、核燃料は安全に冷却できる」と答えた。しかし、市民団体「伊方原発をとめる会」(松山市)によれば、四電が2013年に国へ提出した資料には、原子炉施設への航空機の落下確率は低いことから「航空機の落下を考慮する必要はない」と記載。原子炉への直接の衝突は検討しておらず、周辺に航空機が落下した際の「火災の影響評価」がおこなわれているにすぎない。
傍聴していた「とめる会」の和田宰事務局次長が委員会後、四電の担当者に「衝突の計算はしていないはずだ」と指摘すると、担当者は「海外の報告を念頭に語った」と説明した。
とめる会は今月2日、四電の答弁の訂正、原子力施設への航空機の落下・衝突の影響分析や安全対策を求め、中村時広知事あての申入書を県に提出した。
実は、航空機落下をめぐる四電の「うそ」は今回が初めてではない。1988年6月、伊方原発から約1キロの山中に米軍の大型ヘリが墜落し、乗組員全7人が死亡した。四電担当者は墜落直後の記者会見で「原発に航空機が落ちる場合も考え安全審査している」「ヘリがぶつかった程度なら放射性物質が外に出るような事故にはならないだろう」と言い放った。国は84年、2号機の許可取り消し請求訴訟で「航空機などの落下は想定しておらず審査していない」と答弁している。電力会社の無責任な態度は今も昔も変わらない。
(近藤誠・元南海日日新聞記者) (4月10日東京新聞「別冊南海日日新聞」より)
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