(メール転送です) 第19回「福島県民健康調査検討委員会」速報 (子ども甲状腺ガン 126人 前回+9人)
- 2015年 5月 19日
- 評論・紹介・意見
- 田中一郎
以下はメール転送です。
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皆さま 本日行われた、第19回福島県民健康調査検討会にて先行調査、本格調査(この名称はごまかしですね)合わせて甲状腺がん及び疑いと診断された子どもは127人(手術の結果、良性結節1名含む)にのぼり、前回3月の発表よりも9名増えました。
また、本格調査で悪性または疑いと診断された15人のうち、2011年から2013年の1回目の先行検査で、A1判定だった人が8人、A2判定だった人 6人、B判定だった人 1 人で あったことが発表されました。
以下は中継してくださったアワープラネットTVより
東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い、福島県内で実施している県民健康調査の検討会が18日、福島県内で開催された。事故当時18才以下の子どもを対象に実施している甲状腺検査で、悪性または悪性疑いと診断されたのは、127人にのぼり、そのうち104人が手術によって、甲状腺がんと確定した。また、原発事故以降、同検査を担当してきた鈴木眞一教授が退任した。
先行検査結果
前回2月から3ヶ月ぶりに開催された検討委員会。2011年~2013年までの間に実施された甲状腺検査の「先行検査」の結果、2次検査の穿刺細胞診で悪性または悪性疑いと診断されたのは、前回の結果より2人多い112人。いわき市が1人、会津若松市が1人増えた。
手術例は99人で前回より12人増加。術後の組織診断により、95人が乳頭がん、3人が低分化がん、1人が良性結節と確定診断を受けた。
中略
一方、2014年~2015年にかけて実施されている「本格検査」では、穿刺吸引細胞診を行った方のうち、悪性または悪性疑いの判定となったのは、新たに7人増えて15人。南相馬市1人、伊達市1人、福島市4人、二本松市1人が増えた。
詳しくはアワープラネットTVのサイトをご覧ください。
福島県県民健康調査結果
第19回の資料
https://www.pref.fukushima.lg.jp/site/portal/kenkocyosa-kentoiinkai-19-siryo.html
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion5356:150519〕
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