たんぽぽ舎から TMM:No2504
- 2015年 6月 10日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2504】
2015年6月9日(火)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.3・11前の「原発稼働の日本」に戻ってしまうのか否か、
いま大きな分かれ道に立っている
6/7福岡集会リポート 青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア・
再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.全国のみなさま…貴重な書籍を紹介させていただきます
『そのとき、被災障害者は…~取り残された人々の3・11~』
(東北関東大震災障害者救援本部・いのちのことば社共編)
原子力規制委員会にも、突きつけなければなりません
広瀬 隆
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆7/2「福島の今を聴く会~南相馬の仮設に通う~」
講師:相馬 ?氏 (心理療法士)
会場:高円寺Grain http://grain-kouenji.jp/
★4.新聞より2つ
◆「ひだんれん」 人ごととは思えない (6月9日東京新聞社説より)
◆「避難解除 同意ない」「慰謝料継続要求を」
帰還政策に反旗 決めるのは村民 飯舘村民6割 村長に申し立て
帰りたいが…苦渋 なお高線量 根深い不信 (6月8日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
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※6/11(木)【学習会】 参加歓迎!
「ちょぼちょぼ市民のためのちょぼゼミ その5」
「再確認:加圧水型原発(川内,高浜)再稼働のどこが危ないのか」
日 時:6月11日(木)19:00から21:00
講 師:田中一郎さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.3・11前の「原発稼働の日本」に戻ってしまうのか否か、
| いま大きな分かれ道に立っている
| 6/7福岡集会リポート
└──── 青山晴江(たんぽぽ舎ボランティア・
再稼働阻止全国ネットワーク)
6月7日(日)、福岡市中央区の舞鶴公園で「ストップ再稼働!大集会in福岡―川内原発のスイッチは押させない」が開かれ、約1万5千人が参加した。
東電福島第一原発事故被害者からの「原発事故被害の続くなか、再稼働は信じがたい」という訴えや、九電川内原発(鹿児島県)現地からの「住民は大きな不安と怒りを感じている。何としても再稼働を止めましょう。」という発言に大きな拍手が送られた。
広瀬隆さんの発言時には、山本太郎さんリポータ―のヘリコプターが上空に出現。公園にびっしりと座った参加者たちは黄色い風船を振って応えた。
九州各地からの脱原発市民団体が集まり、参加者の雰囲気も、8月と予想される再稼働を前に、今までより一層の緊張感と熱気・一体感が感じられた気がする。 全国の原発現地、泊・大間・福島・東海・高浜・大飯・志賀・伊方・島根・玄海などからも参加者が来ていた。
デモは3つの大通りに分かれて行進。「原発いらんばい!」「火山や地震はどうすると?」などのシュプレヒコールに沿道や車内から手を振って応えてくれる人々も多かった。
デモ後、九州電力本店前で解散のミニ集会が開かれたが、動員された右翼団体の街宣車が多数走行し騒がしかった。
3・11前の「原発稼働の日本」に戻ってしまうのか否か、いま大きな分かれ道に立っていることを再認識させてくれる集会であった。
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┗■2.全国のみなさま…貴重な書籍を紹介させていただきます
| 『そのとき、被災障害者は…~取り残された人々の3・11~』
| (東北関東大震災障害者救援本部・いのちのことば社共編)
| 原子力規制委員会にも、突きつけなければなりません
└──── 広瀬 隆
◯ 実は、5月31日に横浜市開港記念会館で「障害者と福祉と日本のエネルギー論」という講演をしました。
主催者は、「自立生活センター 自立の魂」と「横浜市中区の社会福祉協議会」の共催で、車椅子で全国を走り回っている私の親友の磯部浩司(こうじ)さんが、開催してくれました。
ところが、ちょうど前日に小笠原沖で大地震があって、神奈川県でも強烈な揺れがあった直後だったので・・そして口永良部島の 大噴火の2日後でしたので、私は予定を変更して、障害を持っている人がどうすれば、大地震の時に逃げられるかという具体的な注意事項を、最初に話しました。
大地震で避難するというのは、普通の人間でも、本当に大変なことですが、車椅子に頼っている人たちは、その何倍も大変です。どうすれば、助け合えるかが、鍵になります。しかも、障害者にとって電気は必需品ですが、震災時には、電気が停まります。
それで、必要な電気をまかなうエネルギー論を話したのです。
◯ しかし、その講演会場には、『そのとき、被災障害者は~取り残された人々の3・11~』(東北関東大震災障害者救援本部・いのちのことば社共編)という、今年4月1日に発刊されたばかりの本があったのです。
そこには、私の知らなかったことが山のように書かれていて、読めば読むほど、現実に何が起こるかが手に取るように分りました。事実の記録が、日本人すべてに、語りかけていました。
今朝(6/9)の東京新聞のシリーズ記事「全電源喪失の記憶」でも、福島県大熊町では、フクシマ原発事故によって、病院で50人が亡くなったことが書かれていましたが、その具体的な経過が『そのとき、被災障害者は・~取り残された人々の3・11~』に記述されているのです。
添付ファイル(▲)には、そのうちのほんの一部を、文字に起こしてあります。
◯ 福島の話、岩手の話、宮城の話、どれもこれも、日本全土の人が知っておくべきだと感じましたので、ご紹介します。
とりわけ、鹿児島県(川内原発)と愛媛県(伊方原発)の人は、急いでこの内容を、行政に理解させなければなりません。何もできていないし、何もやっていません。
原子力規制委員会にも、突きつけなければなりません。
※地震と原発事故情報編集部より
(▲)添付ファイルは、このメールマガジンでは付けていません。
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆7/2「福島の今を聴く会~南相馬の仮設に通う~」
原発事故から5年目、全てが風化させられつつある中で、現地の状況が報道されにくくなっています。
毎週末ボランティアで南相馬の仮設住宅に通い、住民の心のケアを行っている心理療法士が、何とか現状を知って欲しいと切望されている被災者の方々の声と直面する問題の数々をお伝えします。
被災者と私たちがつながることを願っています。
講 師:相馬 ?氏 (心理療法士)
日 時:7月2日(木)19:00~22:00
会 場:高円寺Grain http://grain-kouenji.jp/
定 員:30名 (要予約)
<呼びかけ人> 佐尾和子、對馬節子、堀部洋子
申込先:Grain(Email:kouenjigrain@gmail.com TEL&FAX:03-6383-0440)
※講演終了後、シンガーソングライター山本さとし氏による歌とギターの演奏あり。
参加費:1,000円
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┗■4.新聞より2つ
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◆「ひだんれん」 人ごととは思えない
略称は平仮名で「ひだんれん」。原発事故被害者団体連絡会が設立された。被災者の悲しみ、怒りは、激しく、深く。共に訴え、助け合うため団結した。それは私たちとも無関係ではあり得ない。
福島が求めているのは、当然そうあるべきことだけだ。
謝罪と被害の完全賠償、暮らしと生業の回復、詳細な健康診断と医療保障、および被曝低減策、そして、事故の責任解明-。
先月24日、福島県二本松市で開かれた設立総会で、会が掲げた目標だ。
集団訴訟の原告や裁判外の紛争解決手続きを申し立てた住民ら、13団体約2万3千人が連携する初の全国組織である。
原発事故でふるさとを追われ、帰還できずにいる人たちは、発生から4年を経てなお、11万人にも上る。国や東京電力の責任を問う裁判は、全国20地裁で25件、原告は1万人を超えた。
共通して訴えるのは、ふるさとをなくした痛みである。
家や家族、家業など生活の基盤を失っただけではない。
学校、職場、近所の人間関係、祭りや年中行事、慣れ親しんだ自然、文化や歴史、思い出までも奪われた人の悲しみは、察するにあまりある。
「ふるさと喪失」の精神的損害に対する責任を、東電は認めていない。被災者と東電の間で賠償の仲立ちをする原子力損害賠償紛争解決センターの指針の中にないからだ。
「指針を超える賠償を認めれば、不公平になる」と、東電側は主張する。終始一貫、“加害者”とは思えない立ち位置だ。
原子力損害賠償法は、国の責任を明確にしていない。電力会社を資金面で支援するだけだ。だから、国は帰還を勧め、補償の額を抑えようとするのだろう。
与党は、避難指示解除準備区域などへの慰謝料を、2018年3月で一律に打ち切る方針を打ち出している。
原状回復が損害賠償の基本である。元へ戻せ、ということだ。しかし、ふるさとを元に戻すすべはない。
原発の安全を保証してくれるものはない。福島の事故で明らかになったのは、原発事故の責任を負いきれるものもいないということだ。責任があいまいなら、事故の教訓もあいまいになるだろう。
なのに国も電力会社も、再稼働へとひた走る。「ひだんれん」の訴えは、人ごととは思えない。 (6月9日東京新聞社説より)
◆「避難解除 同意ない」「慰謝料継続要求を」
帰還政策に反旗 決めるのは村民 飯舘村民6割 村長に申し立て
帰りたいが…苦渋 なお高線量 根深い不信
福島原発事故で、避難指示が大幅に遅れた福島県飯舘村。事故発生から4年が過ぎ、国や村は汚染から目を背けるかのように、村民の早期帰還を急いでいる。こうした流れに対し、村民たちが結集し、異議申し立てに動いた。名を連ねたのは全村民の約6割。まずは村長と村議会の態度をただす文書を突きつけた。募る望郷の念をのみ込み、村民らは現実を直視し、避難先での生活再建や完全賠償を訴えている。 (後略)
(6月8日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
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