たんぽぽ舎から TMM:No2508
- 2015年 6月 13日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2508】
2015年6月13日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.やっぱり止めんといかん!
基地、憲法と原発再稼働、根っこはみな一緒だということ
全国が、世界が川内原発再稼働を注目
堀内美鈴 (伊方原発50km圏内住民有志の会)
★2.震源の深さに救われた過去の首都直下型
首都圏は「地震が起きる理由」がとても多いところ
「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」コラムその106
島村英紀(地震学者)
★3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆吉祥寺チャリティ・ライブ特別企画
フクシマを思う第15回【「日本と原発」上映会】 6月26日(金)
★4.新聞より3つ
◆廃炉研究 進めるべき【金曜日の声 官邸前】(6月13日東京新聞より)
◆核燃料搬出 2年半遅れ 3号機、除染難航 (6月13日東京新聞より)
◆国・東電の安全神話指弾 IAEA福島原発事故最終報告書
「後手」崩れた「電源早期回復」「想定」地震、津波など教訓数回
「国際基準」深刻度4,5 備え講じず
「現状」過大置き去り 強まる再稼働
「被ばく健康被害」「基準厳しすぎ」というが
(6月12日東京新聞8面特集より見出し)
★5.テント日誌6月12日(金)経産省前テントひろば1369日商業用原発停止634日
若い人が原発や安保法制に関心を持つ、当然だけれどうれしい (I・K)
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※6/23(火)【テント応援の講演】にご参加を!
テントが危ない!テントを守ろう! 経産省前テントひろばは憲法21条「表現の自由」の実行だ
憲法21条「表現の自由」は集会の自由=テントの設営・居住を含む
沖縄のテント、全国のテントにも共通する話。ぜひ聞いて下さい。
お 話:憲法学者・内藤光博教授(専修大学憲法学)
日 時:6月23日(火)19:00から21:00
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
内藤教授は、「テントの設営および泊まり込み(エンキャンプメント)」が、公開の言論広場(パブリック・フォーラム)を利用した「集会活動」の一類型と見ることができるとすれば、それは憲法21条1項の「集会の自由」の保証を受けられると判断。
右翼のいう「テント不法占拠」は、的外れだ。右翼にも反論できる内容を、憲法学者が話します。
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┗■1.やっぱり止めんといかん!
| 基地、憲法と原発再稼働、根っこはみな一緒だということ
| 全国が、世界が川内原発再稼働を注目
└──── 堀内美鈴 (伊方原発50km圏内住民有志の会)
6月6日から7日、福岡での阻止ネット全国相談会と「GOOD BYE NUKES ストップ再稼働!6・7大集会」では、北海道から沖縄まで、日本全国から(と空からヘリでも)駆けつけた皆さまのものすごいパワーを実感しました。
1日目の午後から2日目の午前にかけての「再稼働阻止全国ネットワーク」全国相談会では、「川内を止めよう、原発再稼働をとめよう!」そのために、どうするか、全国の原発現地から集まったみんなが思いを集中しました。
再稼働NOの数はYESよりも遥かに多い。でも、その圧倒的多数の声が川内を止めるために、じゃあ私たちはどうすればいいのか。草の根からしぶとく続いている各原発現地の取り組み、全国300数10ヶ所以上の金曜日行動や11行動。アイディア、チャレンジを出し合いました。
原発再稼働が日本核武装につながり、死の灰だけではなく戦争、本当の「死」を生み出してしまうこと。基地、憲法と原発再稼働、根っこはみな一緒だということ。世界が川内原発再稼働を注目していること。やっぱり止めんといかん!と、力がわいてきました。
2日目午後の大集会では、集会に集まった皆さん、全国各地でがんばっている皆さんと力を合わせよう!と、最初のアトラクションでは、「再稼働阻止全国ネットワーク」や金曜行動のみなさんで登壇して盛り上げました。
集会前には一緒に「ここに座り込め」の歌の練習もしました。とにかくやれることは何でもやりました。(そのぶんドジもいっぱいやらかしました…)
福島の女たちのみなさんにはこれまで何度も伊方応援に駆けつけていただいていましたが、今回、パレードでずっと一緒に歩くことが出来ました。交差点で止まるたび、歩道で待っている人たちに「福島から来ています。動かしては駄目ですよ!」と声をかけ続けるKさん。見ると、うなづいている人たちが…。
ふと気がつくと、前に乳母車を押しているご夫婦がおられ、ゴール地点まで一緒にコールしたり話しをしました。とてもうれしかったです。
みなさま、本当にありがとうございました。
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┗■2.震源の深さに救われた過去の首都直下型
| 首都圏は「地震が起きる理由」がとても多いところ
| 「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」コラムその106
└──── 島村英紀(地震学者)
先月の末、首都圏直下型地震があった。埼玉県北部が震源で、最大震度5弱を記録した。
マグニチュード(M)が5.6、震源の深さが60キロメートルと、小さめの地震でしかも深かったから被害はほとんどなかった。
震源は首都圏の「地震の巣」のひとつで、茨城県南西部と千葉県北部と埼玉県北東部が近接しているところだ。茨城・鹿島神宮や千葉・香取(かとり)神宮が地震ナマズの頭と尻尾を重ねて、そこに「要石(かなめいし)」を置いているように、昔から地震が多い場所として知られている。
首都圏は北米プレートに載っているが、その地下に東から太平洋プレートが衝突し、さらに南からフィリピン海プレートがぶつかってきているところだ。しかもすぐ南西にはユーラシアプレートがあり、その上には西南日本が載っている。これほど複雑なところは世界でもまれだ。
このため、それぞれのプレートが固有の地震を起こすほか、複数のプレートの相互作用でも地震が起きる。つまり首都圏は「地震が起きる理由」がとても多いところなのである。
19世紀以後だけでも1855年の安政江戸地震(M7.1)は日本の内陸で起きた地震としては最大の1万人近くの死者を生んだ。1894年の明治東京地震(M7.0)は死者31、1895年の茨城県南部地震(M7.2)は死者6。そのほか1921年の茨城・竜ヶ崎地震(M7.0)、1922年の浦賀水道地震(M6.8)も起きた。
いずれも首都圏を襲った直下型地震だ。しかし安政江戸地震以外は幸いにも震源は深く、明治東京地震は50-80キロメートル、茨城県南部地震は75-85キロメートル、竜ヶ崎地震は53キロメートル、浦賀水道地震は50キロメートルであった。つまりこれらM7クラスの地震は直下で起きたにもかかわらず、幸いにも震源が深かった。それゆえ、地震の規模の割には被害が限られていたのである。
いままで日本で起きた地震のなかで震源がもっとも深くて被害を出した地震は1952年に奈良県で起きた吉野地震である。震源の深さは70キロメートルだった。9名の死者のほか負傷者139名、住宅全壊20棟など、被害は近隣の和歌山県から遠くは石川県まで10県に及んだ。東京でも震度1-2だった。Mは約6.8とされているが、もっと大きかったという説もある。これ以上深い地震で大きな被害を生んだことはない。
首都圏でこの200年間に起きてきた直下型地震の多くは、この5月に埼玉県北部で起きた地震と同じく「深さ」に救われてきた。
だが、これから起きる直下型地震がいつも震源が深いわけではない。
もしかしたら安政江戸地震のように震源が浅く、たとえ同じMでも震源の真上では大変な被害を生んでしまうかもしれないのである。
『夕刊フジ』 6月12日号より
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┗■3.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆吉祥寺チャリティ・ライブ特別企画
フクシマを思う第15回【「日本と原発」上映会】
【日時】2015年6月26日(金)
1回目上映→14:00~(上映後に河合弘之監督のトークあり)
2回目上映→18:30~(上映前に河合弘之監督のトークあり)
【会場】武蔵野公会堂パープルホール
(JR線・京王井の頭線吉祥寺駅公園口下車 徒歩2分)
【料金】前売1,000円/当日1,300/大学生500円/高校生以下無料
(※入場料の一部を「未来の福島こども基金」にお贈りします。)
【チケット取扱】
パタゴニア吉祥寺店//ちけっとぽーと吉祥寺店(アトレ吉祥寺B1F)
(渋谷店・池袋店・銀座店・東京店・新宿店・横浜店・大宮店でも取扱)
【お問い合わせ】090-2474-7911(鎌内)
【主催】フクシマを思う実行委員会 ◆
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┗■4.新聞より3つ
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◆廃炉研究 進めるべき【金曜日の声 官邸前】
茨城県守谷市の無職寺田政之さん(68) 先日福島県浪江町を訪れたが放射線量などからすぐ帰れる状況ではないと思った。福島第一原発事故の後始末ができていない中、原発を再稼働させては、福島の方に申し訳ない。反対の声を上げ続けたい。
東京都世田谷区の放送作家照沼まりえさん(66) 自衛隊イラク派遣や公害などと同様に、原発事故の責任の所在は今もあいまいなままだ。安全性も担保されていない原発の再稼働に突き進むことはとても奇妙に映る。廃炉の研究を進めるべきだ。
(6月13日東京新聞より)
◆核燃料搬出 2年半遅れ 3号機、除染難航
政府は12日、東京電力福島第一原発の廃炉に向けた中長期ロードマップ(工程表)を改定し、本年度中に始めるはずだった3号機原子炉建屋プールからの使用済み核燃料の取り出しを少なくとも2年半遅らせる方針を決めた。除染しても、プールがある階の放射線量が下がらず、崩落した壁の上に遮蔽(しゃへい)板を設置するなどの難工事が避けられなくなったためだ。
水素爆発で建屋が大破した3号機は、深刻な汚染が広範囲に残る。核燃料を取り出す装置の設置後も、作業員による点検や修理は欠かせない。周辺の線量を下げておく必要がある。
東電は粉じんを除去し、床のコンクリートも削ることで汚染は百分の一まで減らせると期待していたが、放射性物質は予想以上に床に深く染み込み、2割しか減らない場所もあった。
汚染度が高いのは、壁が崩落した建屋北側。現状のまま重い遮蔽板を置けば崩れる可能性があり、東電は何カ月も対応を検討してきた。建屋の外側に骨組みを新設し、遮蔽板の重みを受け止める工法で乗り切る見通しが立ったという。ただし、骨組みの設置場所は狭く難工事となる。実際に取り出しを始められるのは2017年度後半の見通しだ。
17年度後半からの取り出し開始が予定されていた1号機でも、3年はずれ込むことになった。先行した3号機のがれき撤去が予定通りに進まなかった経験を踏まえた。2号機の時期もずれ込んだが、具体的な計画そのものがまだ決まっていない。
(6月13日東京新聞より)
◆国・東電の安全神話指弾 IAEA福島原発事故最終報告書
「後手」崩れた「電源早期回復」「想定」地震、津波など教訓数回
「国際基準」深刻度4,5 備え講じず
「現状」過大置き去り 強まる再稼働
「被ばく健康被害」「基準厳しすぎ」というが
(6月12日東京新聞8面特集より見出し)
┏┓
┗■5.テント日誌6月12日(金)経産省前テントひろば1369日商業用原発停止634日
| 若い人が原発や安保法制に関心を持つ、当然だけれどうれしい
└──── (I・K)
テントに着くと第一回控訴審のためのチラシが届いていたので、居合わせた数人で日曜日に配るため二つ折り作業をする。
Tシャツのチラシも同封させて頂くためテント前にテーブルを出し第2テントの人たちと一緒に作業をした。
5時ごろからいつものように人が集まり始めた。台湾の女性が来て頑張って下さい!と「核電歸零」と書いた缶バッジを下さった。原発は世界の問題ですね。
ジャーナリスト志望の東大生が来てテントのこと色々取材して行った。毎日来てくださるM子さんの話など熱心に聞いていた。若い人が原発のことや安保法制に関心をもってくれるのは嬉しい。
6時前、官邸前に向かうたんぽぽ舎の柳田さんがテント前で先日の福岡の集会は15,000人が集まり、全国阻止ネットからも110人くらい参加したことや今後の予定についてなど話して行かれた。
テントひろばを守ることが大事、19日に高裁で第一回の口頭弁論があること、経産省テントひろばの問題だけでなく沖縄・川内のテントにも影響するというような話もされ力強かった。
曇り空を眺め心配したが、雨にならなくて良かった。
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