6/23子ども脱被ばく裁判アクションに参加
- 2015年 6月 28日
- 交流の広場
- 橘 優子
新宿からの裁判支援する会の公募バスツアーで21人の仲間と共に、正午の福島駅頭情宣、福島地裁前での集会、傍聴にあぶれたメンバーによる地裁近辺の「集団そぞろ歩き」(無届なのでデモとは言わないけど、これぞ、表現の自由、というパフォーマンスができて、原発いらない福島の女たちのメンバーの福島市役所前での渾身の訴えには、庁舎内で窓際に佇み耳を傾ける人の姿も)など雨の合間にできる限りのことをやりきってきました。
裁判について詳しくは、「子ども脱被ばく裁判の会」のサイトなどをご覧になれますが、
当日、1時間程度の第1回口頭弁論、郡山から家族で静岡県に自主避難した方、
福島在住の方、いずれも保護者の方からの行政への原発事故当時の対応への責任追及と
子ども達を安全な教育環境で教育を受けさせて欲しい、という訴え、傍聴席の倍近い傍聴
希望者が福島地裁にあふれ、抽選に漏れた(くじ運が良い私は今回も当たりでしたが、
地元の方が入れるように取りまとめの森園さんにお渡し)仲間で横断幕とチラシと
バスの中で皆でつくった会のアドレスバーコード貼付のハート型風船もって街へ繰り出しました。
福島駅頭情宣では、仲間の若い女性に除染作業員が話しかけてきて、「福島原発で働くために関西から
来た、数か月で体調崩し、原発はやめたが、今除染で稼いでいる」など会話が弾み、私が
バスの中で宣伝した、「被ばく労働ネット」の7/7(火)の午後1時半からの衆議院第1議員会館での交渉のことを彼女が話したら、参加したい旨の意志表示があったそうです。
駅前から商店街のはじまでそぞろ歩きで、バスにのって地裁へ移動、裁判の後は駅の近くの「アオウゼ」
ホールでの記者会見にもバスでの移動と、雨模様の中、至れりつくせりの行程の合間に、体力を消耗させずに
済んだ分、私たちは、バスを待つ合間にも、行き交う人にチラシを配り「東京から裁判応援に来ました」と
声掛けして、女子中学生の集団には「保養で安上がりに遊びに行けるからね、サイトで保養のこと調べてみてね」と呼びかけたら皆で手を振ってくれたり、「実は孫を南の方に避難させてる」と耳打ちしてくる方も。
田中一郎さんは今回もキャリーにあの分厚い論文を沢山詰めて福島で配りまくり、裁判所の前のバス停の
ベンチに腰かけた年配の方たちが、一様にあの論文を読んでいる様子に、胸が熱くなります。
帰りのバスの中では、OurPlanetTVの「チェルノブイリ28年目の子どもたちⅡ」を上映させてもらい
こちらも大好評、あの戦乱のさなかのウクライナでこれだけのことができているのに、なぜこの豊かな国で
数10万人の子どもをせめて保養的な長期修学旅行とか、林間学校・臨海学校程度の取り組みができないのか、
ため息つきながら、今日も福島こども保養プロジェクト@練馬の会議に向かいます。
次回の子ども脱被ばく裁判の口頭弁論は 9/10(木)
第3回は12/1(火)いずれも15時、高線量の福島に来ないで欲しいと言う方も居るけど、私たちは福島を忘れない、応援しているよ、というメッセージを街頭で可視化する形で展開することを大事にしたい。
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